ノート:ソフト・マシーン

Until 1966

オーストラリア生まれで、世界各地を放浪するヒッピーだったデイヴィッド・アレン。 彼はパリに渡った時にビート文学の巨匠バロウズと出会い、彼とラジオでの仕事を行っていた当時に、ロバート・ワイアットと知り合う。彼がロンドンに渡った際、ワイアットの母親の営む下宿に住んだりもする。彼に影響された仲間達と共に、ワイアットとは学生時代からの仲で当時オックスフォード大学に在学していたラトリッジも合流し、一つのサークルが形成されていく。この頃にワイアットや、後にバンドのローディを経てベーシストとしてバンドに正式加入するヒュー・ホッパー/Hugh Hopperとトリオを組み、ライヴ活動なども行っている。そのトリオが短期で終わってからはアレンはヨーロッパ各地を巡り歩き、その中でケヴィン・エアーズと交流を深めるようになる。他のメンバー達は後にキャラヴァンとしてデビューする面々とワイルド・フラワーズというバンドを結成する。そして1966年夏、カンタベリーに戻った彼を中心にエアーズ、ラトリッジ、ワイアットの4人でバンドが結成される。ラトリッジが直接電話で使用許可を貰いバロウズの著作のタイトルから取られたその名は、ソフト･マシーン。