ノート:ジョージ・バーナード・ショー
ジョージ・バーナード・ショーとフェミニズム
[編集]現在、記事の本文には、ジョージ・バーナード・ショーはフェミニズムに賛同していたという趣旨の一文が載っております。しかし、残念なことに書名は失念したのですが、かつて私が通読した工場法の歴史を主題とした文献において、ジョージ・バーナード・ショーは進歩的な社会主義者でありながら女性嫌悪が甚だしかったという学説を目にしております。最近になって、小谷野敦の『帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて』という著書の中に、短いながらも同様の記述を発見しました。そのため、私はジョージ・バーナード・ショーとフェミニズムの親和性を唱える理論の信憑性が疑わしいと感じております。文学理論の解説書の中には、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲には強気な女性が多く登場すると批評するものもありますが、これはフェミニズムとは別種の議論でしょう。ジョージ・バーナード・ショーとフェミニズムの関係を証明する確定的な文献をご存じの方は、書名を紹介していただけると幸いです。--白文鳥 2008年12月21日 (日) 12:55 (UTC)
◆報告します。『世界女性学基礎文献集成』の中に、ジョージ・バーナード・ショーが著した『解説 社会主義と資本主義』が収録されていると知り、閲読いたしました。その結果、本書はフェミニズムや女性学について論じた書物ではなく、ただ女性向けという名目で売り込んだだけの、社会主義の解説書に過ぎないものであることが判明しました。そのため、ジョージ・バーナード・ショーの思想について窺い知ることは遺憾ながら叶いませんでした。ただ、訳者の解説の中に、「ショーは当時の女性たちから恐れられ、忌避されていた」、「ショーが女性に対して革新の力への期待を表明したのは珍しいことである」(いずれも原文は疎憶えなので、正確な引用ではありません)という文が散見されたことから、改めてジョージ・バーナード・ショーはフェミニズムとの縁が薄かった人物であるとの印象を抱くこととなりました。それでは、引き続き執筆者・編集者の方からの出典の明示を待つことといたします。--白文鳥 2009年2月13日 (金) 09:31 (UTC)