ノート:シックハウス症候群/削除
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削除された英語版リンクはあってましたよ。 通りすがりのものですが。
初版が[1]および[2]の引き写しの可能性がある旨の指摘が[3]でありました。Tietew [Talk] 2004年9月8日 (水) 06:08 (UTC)
「頭痛、のどの痛み、呼吸困難、アトピー」をキーワードにGoogleで検索すると、上記3ページのみがヒットします。偶然とは考えられません。Corruptresearcher 2004年9月9日 (木) 11:30 (UTC)
- Doraです。
- 該当のページを比べてみました。2つの外部サイトの文は非常によく似ていますが、途中の表現に注目すると、1つ目の外部サイトでは「平成13年7月に施工となった改正建築基準法で」とあるのに対し、2つ目では「国土交通省は7月に施行となる改正建築基準法で」となっています。2つ目のサイトは法律の施行前に書かれた、より古い資料であることがわかります。そして実際には「施行」は平成15年7月ですから、1つ目のサイトの記載は間違っているわけです。また、2つ目のサイトは「用語解説」というページで、「2月24日/日本経済新聞」という出典が明示してあるので、1つ目のサイトは、この新聞記事の用語解説を利用して作られたページであることが伺われます。
そんな中で、この記事の初版では、第1段落全部と、第2段落の最後の1文がこれら外部サイトと酷似しています。もし、これらのサイトの記述を利用しているとしたら、日経の記事の転載になっている可能性があります。新聞記事も転載はまずいですよね? - 初版執筆者は、井戸端 BBS (No.2650) で、この記事は「健康住宅研究会」の資料を参考にして書いたとの主張をされています。私は、「健康住宅研究会」の資料はもっていませんが、上記の一致部分については、私はその可能性は低いのではないかとみています。私がここで書くのは、初版での症状の例示の仕方は「健康住宅研究会」らしくない、これはあくまで「新聞記事」だろう、という主張です。
「健康住宅研究会」は、国土交通省と厚生労働省などの委託機関(諮問機関?)ですから、それぞれの官庁でのこの語の取扱い方を見てみましょう。国土交通省では、一般向けのパンフレットに「目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がするなどの「シックハウス症候群」」[4] という扱いをしており、最も代表的な、その場ですぐにはっきりとわかる自覚症状だけを挙げています。住宅業界団体なども大抵これを基にして定義しています。一方、厚生労働省の資料では、「~様々な体調不良が起きている。症状が多様で、症状の発生を含め未解明の部分が多く、また様々な複合要因が考えられる~」[5] などとして、症状は特定できず、またその原因も既往症との関連なども含めて様々である、と明言を避けています。どちらの官庁も、監督官庁として将来問題が起こったときのことを考えれば、迂闊なことを言えないからそのような定義になっているのは容易に想像できますね。さて、「健康住宅研究会」という組織は、一般向けのパンフレットを作るのが目的の機関ではなく、主に住宅業界向けに「健康な住宅のための基準、指針つくり」などをしている団体ですので、そのパンフレットの中に、「シックハウス症候群の定義」などが載っているのかどうかが、私にはまず疑問なのですが、仮に載っていたとしても、「シックハウス症候群」について研究する団体ではないので、国土交通省と厚生労働省とのいずれとも異なる極端な症状を例として出すとは考えられません。具体的に書くと、初版の症状の例示では、最初の2つ「頭痛、のどの痛み」これはいいのですが、後の2つ「呼吸困難、アトピー」が微妙です。こういう事例があり、社会問題になっている、ということを強調する新聞記事であれば、これを載せるのはよく意図がわかります。しかし、監督官庁に近い位置にいる団体が載せるでしょうか? 呼吸困難は急性症状?としては最も極端な事例の一つでしょうし、アトピーについては、厚生労働省では、化学物質過敏症として、いわゆるシックハウス症候群とは分けて扱おうということになってきているぐらい、それだけが単独の原因とはっきりわからない複合的なものであり、典型的な例とは到底いえません。やはり、この例示の仕方を見る限りは、新聞記事由来だろうと感じます。執筆者の方には、依拠した資料の再確認をお願いしたいところです。Dora 2004年9月14日 (火) 23:24 (UTC)
- 該当のページを比べてみました。2つの外部サイトの文は非常によく似ていますが、途中の表現に注目すると、1つ目の外部サイトでは「平成13年7月に施工となった改正建築基準法で」とあるのに対し、2つ目では「国土交通省は7月に施行となる改正建築基準法で」となっています。2つ目のサイトは法律の施行前に書かれた、より古い資料であることがわかります。そして実際には「施行」は平成15年7月ですから、1つ目のサイトの記載は間違っているわけです。また、2つ目のサイトは「用語解説」というページで、「2月24日/日本経済新聞」という出典が明示してあるので、1つ目のサイトは、この新聞記事の用語解説を利用して作られたページであることが伺われます。
報道発表資料 2004年2月 [6] のなかの04/02/27「室内空気質健康影響研究会報告書:~シックハウス症候群に関する医学的知見の整理」にアトピーのことなどが書かれています。Sagami 2004年9月23日 (木) 01:20 (UTC)
- Doraです。補足ありがとうございます。アトピーのことについて言葉が足りなかったかもしれませんので補足します。Sagamiさんご指摘の文書で「アトピー」が出てくる文脈は、
- 「アトピー性皮膚炎や気管支喘息をはじめとするアレルギー関連疾患の既往等があり、皮膚・粘膜の防御機能に障害がある者では、当該基準値を上回る濃度での暴露が持続した場合、皮膚や粘膜の症状が増悪するおそれがある」
- というところです。つまり、「シックハウス症候群の原因物質によってアトピーが起こる」わけではなく、「既にアトピーの方であれば、これらの物質によって症状が悪くなる」という意味かととりました。私が上の文で、「その原因も既往症との関連なども含めて様々である」と書いたのは、この文書を読んで書きました。ちなみにこの文書の一番下の図表を見ると、アレルギー(含アトピー)などは、「シックハウス症候群」ではなく、「化学物質過敏症」の方に分類されています。私が「厚生労働省では、化学物質過敏症として、いわゆるシックハウス症候群とは分けて扱おうということになってきている」と書いたのは、この図表を見て書きました。ですから、この初版の症状の例示が、厚生労働省の関連機関から出された、という可能性はきわめて低いといわざるを得ません。もちろん、これはみな推測ですが、肝心の執筆者の方から、「健康住宅研究会」の資料にはこう書いてありましたよ、と実際の文章が示されていない以上、できるだけ可能性の高い推測を判断材料にして動くしかありません。一応、補足させていただきました。ご理解いただけますでしょうか? Dora 2004年9月23日 (木) 02:11 (UTC)(追記)Dora 2004年9月23日 (木) 02:41 (UTC)