ノート:ザ・ピーナッツ
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ニューミュージックとJ-POP
[編集]現代においては曖昧になっているのかもしれませんが、日本においてニューミュージックと云われた音楽は、もともと歌謡曲のスター製造システムとは一線を画していた60年代の反体制的メッセージ性の強いフォークソングが、70年代に入りメッセージ性が希薄になり都会的に洗練されてくる過程で成立したジャンルであり、歌謡曲の一ジャンルとして誕生した和製ポップスをルーツとするJ-POPとは(重なる部分も無い訳ではないでしょうが)成立背景が異質で簡単に同一視は出来ないと思うのですが?
--民之助 2007年1月31日 (水) 11:20 (UTC)
- あれ、ニューミュージックとJ-POPって違うのですか?
- あるラジオ番組でNHKのアナウンサーだったと思うが、「ニューミュージック、今で言うJ-POP」と仰ってたのでそうだと思い込んでましたが…(詳しい方、フォロー願います)。--目蒲東急之介 2007年1月31日 (水) 11:35 (UTC)
目蒲東急之介さん初めまして。民之助と申します。投稿ご苦労様です。
大体においてポップスや歌謡曲のジャンルというものは曖昧に出来ており言葉で分類するのは常に難しいのですが、ニューミュージック成立の時代をリアルタイムで体験してきた世代の感覚を基準に言えばこうなります(Wikipediaニューミュージックの項目を参照して下さい。この記事は概ね正確だと思います)。しかしその時代を体験していない世代にとっては分かりにくい感覚かもしれませんし、ジャンルの基準というものは時代によっても変わるものですから、最近の基準については良くは分かりません。
しかし、いずれにしても60年代歌謡ポップスの代表的歌手のザ・ピーナッツをニューミュージックのルーツとすることだけはRed Star Belgradeさんもおっしゃっていたように違和感ありすぎで納得できません。
--民之助 2007年1月31日 (水) 12:54 (UTC)
- >60年代歌謡ポップスの代表的歌手のザ・ピーナッツをニューミュージックのルーツとすることだけは違和感ありすぎで納得できません。
- 勿論当方もザ・ピーナッツだけがニューミュージックのルーツでは無い事は承知しております。他の歌手もいましたので。ただ日本に「和製ポップス」を流行させた件に付いては事実であるので記述しても良いと思いますがいかがでしょうか?--ユミエミ(目蒲東急之介) 2007年2月7日 (水) 13:50 (UTC)
確かにザ・ピーナッツと師匠の宮川泰が和製ポップス確立の最大級の功労者であったことは間違いの無い歴史的事実だと思います。
しかし(前の文章が説明不足で誤解されているようなので補足しますが)、和製ポップスというのはあくまで歌謡曲であり、ニューミュージックとは異質のものです。ニューミュージックとは前にも書きましたように出発点はあくまで「アンチ歌謡曲」であり、後年ニューミュージックと歌謡曲の区別があまり意味を成さなくなってから、両者にまたがる概念としてJ-POPという言葉が生まれたというのが事実だと思います。つまり(演歌系を除く)歌謡曲はJ-POPでもあり得ますが、ニューミュージックではありません(反対にJ-POPは歌謡曲でもあり得るし、ニューミュージックでもあり得ます)。
言い換えれば、ザ・ピーナッツを初めとする60年代の和製ポップスは「J-POPのルーツ」ではあっても、「ニューミュージックのルーツ」では全くありません。ちょっとややこしいかも知れませんが、この点は決定的に重要です。
この点をはっきり判って頂けた上ならば、「和製ポップスを流行させた」という記述自体は正しいと思います。
--民之助 2007年2月7日 (水) 16:52 (UTC)
- わざわざ、詳細まで記述して頂きまして深く感謝します。ニューミュージックと和製ポップスとは別物である事がこれで漸く理解出来ました。ご教示して頂いた民之助様に大変深く感謝します。私も、上記の様に(アナウンサー氏の単なる言い間違いだったのかも知れないが)放送での語りをそのまま鵜呑みにし、その為に一部で誤解していた部分がありました。この点は深くお詫びすると共に、ご教示された内容を見て勉強になりました。--目蒲東急之介 2007年2月7日 (水) 23:56 (UTC)
ご理解頂けたのは良かったです。とにかく歌謡曲、ニューミュージック、J-POP三者の関係は複雑ですから、アナウンサー氏の場合も間違いと言うよりも説明不足だったのかも知れませんね。では今後もよろしく。
--民之助 2007年2月8日 (木) 13:11 (UTC)
またしても補足になってしまいますが、ニューミュージックとは歌謡曲(=オールドミュージック)に対する「新しい音楽」という意味であり、歌謡曲の歌手のように音楽産業のシステムに完全に組み込まれて、プロの作詞家、作曲家の書いたヒットしそうな歌を一方的に歌わせられているのではなく、自分の感じた事を自分の言葉で曲にして自発的に歌っているシンガーソングライターであるという主張が基本になっています(そのため曲がヒットしてもテレビの歌番組には一切出演しない人が多かった)。その点であくまで出発点は「俺たちのやっているのは歌謡曲ではないよ」だったのですが、世間に受け入れられ持て囃されるに従って、結果的に音楽産業のシステムに組み込まれ、歌謡曲との差が曖昧になってゆき、最後はJ-POPとして歌謡曲と一緒にひと括りにされてしまったということです(私はニューミュージックの主張に全面的に賛同する者ではありませんが)。
しつこいようですが、ややこしく判りにくい関係なので理解を深めるために敢えて書いて置きます。ご了承下さい。
--民之助 2007年2月9日 (金) 10:50 (UTC)
- わざわざ、詳細を記述して頂き、また解り易く書いて頂いて感謝します。と言う事はオールドミュージックに対して呼称される様になった名称なのですね。--目蒲東急之介 2007年2月16日 (金) 16:58 (UTC)
判り易く図式化した表現をすればその通りです。理解を深めて下さったのは良かったです。 --民之助 2007年2月18日 (日) 15:00 (UTC)
改名提案
[編集]以下の5件はプロジェクト:音楽に反する記事名のため、それぞれ前者から後者への改名を提案します。
- 若い季節 (ザ・ピーナッツ) → 若い季節 (ザ・ピーナッツの曲)
- 大阪の女 (ザ・ピーナッツ) → 大阪の女 (ザ・ピーナッツの曲)
- 乙女の祈り (ザ・ピーナッツ) → 乙女の祈り (ザ・ピーナッツの曲)
- ふりむかないで (ザ・ピーナッツ) → ふりむかないで (ザ・ピーナッツの曲)
- 恋のバカンス (ザ・ピーナッツ) → 恋のバカンス (曲) or 恋のバカンス (ザ・ピーナッツの曲)(恋のバカンス (曖昧さ回避)で同名の曲確認できず。前者が第1希望、後者が第2希望)
1週間様子を見て反対意見がなかったら移動したいと思います。--ナカムーラ 2010年12月11日 (土) 10:47 (UTC)
- (一任)改名はお任せします。ただ恋のバカンスをどうするかは同名のドラマ記事との絡みもあるので時間が掛かりそうですが。--目蒲東急之介 2010年12月11日 (土) 10:50 (UTC)
- 済 全件移動しました。恋のバカンスは前者へ移動しました。--ナカムーラ 2010年12月18日 (土) 11:18 (UTC)