ノート:ゲナサウルス類
改名提案
[編集]冨田ほか(2020)の「恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について」ではGenasauriaに対して「頬竜類」の訳語が使われています。また、プロジェクト:生物#項目名ではカタカナ転写よりも和名の採用が推奨されているため、本項目を学名のGenasauriaのカタカナ転写であるゲナサウリアから漢字表記の和訳である頬竜類に改名することを提案いたします。--アッスちゃん(会話) 2023年11月15日 (水) 22:15 (UTC)
- 追記 告知から一週間程度、特に反対意見がでなければ改名を実行する予定です。--アッスちゃん(会話) 2023年11月18日 (土) 10:23 (UTC)
- 済 改名しました。--アッスちゃん(会話) 2023年11月22日 (水) 02:41 (UTC)
- 反対 既に改名されてしまったようですが、今回の改名に関していくつか感じたことをコメントします。
- 改名提案一般について
- まずWikipedia:ページの改名では改名を周知するためWikipedia:改名提案に掲示するよう指示があります。Wikipedia:ページの改名はガイドラインであって全ウィキペディアンが従うべき方針でこそありませんが、一方で多数の利用者がこれに合意し、Wikipedia:改名提案での告知を行っていることも確かです。過去、削除されたページの再作成の議論に関して十分な告知が行われなかったがためにトラブルに巻き込まれた利用者を目にしています。今後の改名提案ではWikipedia:改名提案で告知し、広く利用者に知らしめた上で、確実な合意形成に至るよう持っていくのが無難でしょう。
- 次に、利用者:アッスちゃん(会話 / 投稿記録)さんの追記では「告知から一週間程度、特に反対意見がでなければ改名を実行する予定です」とありますが、実際に改名が実行されたのは2023年11月21日 (火) 23:40であり、厳密には提案からまだ1週間が経過していません。6日と1時間25分です。私がこの提案があったことに気付いたのはこの改名が実行されてからだったため、実際に1週間の経過を待ったところで気付いた保証はありませんが、逆に残り22時間35分のうちに反対意見が出ることは無かったとも断言できません。Wikipedia:ページの改名では6日ではなく1週間の告知期間を置くように指示がありますし、またそれは太字で強調されています。またWikipedia:合意形成でも合意形成に合理的な時間は168時間とされており、本提案の145時間25分はこれを満たしません。先述したトラブルではこの観点も重視されていたため、「合意形成に至った」という正当性を得るためにも約1週間ではなく1週間以上を確保することは安全性を高めてくれるものと思われます。
- 本件に関する具体的指摘
- なお本件に関して想定される反対意見がいくつか考えられます。
- まずプロジェクト:生物#項目名の表での推奨は科階級群とそれ以下の分類群を対象にするものであり、Genasauriaのような亜目よりも上位の分類群を想定したものではないように思われます。この点でプロジェクト:生物#項目名の推奨事項をそのまま適用することには議論の余地があるかもしれません。
- より一般に項目名の基準として利用されているWikipedia:記事名の付け方によれば、この基準の一つに「認知度が高い」があります。Yahoo!Japanで「"頬竜類" -wikipedia」検索したところ、ヒット件数は8件(実質4件: 後述)です。「"ゲナサウルス類" -wikipedia」では535件、「"ゲナサウリア" -wikipedia」では135件です。いずれもそこまでヒット件数が大変に多いわけではありませんが、「ゲナサウリア」や「ゲナサウルス類」の方が「頬竜類」よりも文字通り桁違いで使用例が多く、認知度が高いことが窺えます。特に「ゲナサウルス類」という表記であれば東洋一による監訳『グレゴリー・ポール恐竜事典』にも採用され[1]、また70万人近い来館者数を記録した恐竜博2019でも使用されるなど[2]、最も一般に定着した呼称であると考えられます。
- また、Wikipedia:記事名の付け方では別の基準に「曖昧でない」があります。「"頬竜類" -wikipedia」の検索結果は全8件でしたが、そのうち2件では側爬虫類であるPareiasauriaに[3][4]、2件ではCotylosauriaに[5][6]に「頬竜類」の訳語が当てられています。実際に鹿間時夫『古脊椎動物図鑑』ではCotylosauriaが「頬竜目」とされ[7]、またパレイアサウルスの「パレイア」も語源は「頬」にあるようであり、「頬竜類」という語では一意にGenasauriaとして定まらない可能性が高くあります。曖昧でないものを選ぶとなると、「ゲナサウルス類」または「ゲナサウリア」がこのあたりの重複を避けられる項目名と考えます。
- 既に改名されたものに反対意見を投じる形になり恐縮ですが、これらを根拠として次なる改名提案を提出する可能性があるため、論拠をここに提示しておきます。--ノボホショコロトソ(会話) 2023年11月22日 (水) 03:41 (UTC)
- 返信 ご指摘、反対意見ありがとうございます。以降そのようなことに気を付け、改名の提案を行っていきたいと思います。--アッスちゃん(会話) 2023年11月22日 (水) 05:31 (UTC)
改名提案(2回目)
[編集]日本時間で本日改名が行われたばかりですが、再度の改名を提案します。Genasauriaは現状確認できる範囲で「ゲナサウリア」「ゲナサウリア類」「ゲナサウルス類」「頬竜類」の4つの日本語表記がありますが、この中でも現状「ゲナサウルス類」が記事名として適切であると考え、改名を提案します。
現状で直接あるいは間接的に確認できた文献との対応は以下の通りです。
- ゲナサウリア
- マーク・A・ノレル 著、久保美代子 訳『アメリカ自然史博物館恐竜大図鑑』田中康平 監訳、化学同人、2020年12月20日、50頁。ISBN 978-4-7598-2051-5。
- ゲナサウリア類
- D. E. Fastovsky、D. B. Weishampel 著、藤原慎一、松本涼子 訳『恐竜学入門 ─かたち・生態・絶滅─』真鍋真 監訳、東京化学同人、2015年1月30日、362頁。ISBN 9784807908561。
- ゲナサウルス類
- 坂田智佐子 編『恐竜博2019 THE DINOSAUR EXPO』真鍋真 監修、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社、2019年、112頁。
- グレゴリー・ポール 著、東洋一、今井拓哉、河部壮一郎、柴田正輝、関谷透、服部創紀 訳『グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版』東洋一、今井拓哉 監訳、共立出版、2020年8月31日、256頁。ISBN 9784320047389。
- 『日本大百科全書 ニッポニカ』(小畠郁生、小学館、コトバンクより)
- 頬竜類
- 冨田幸光、對比地孝亘、三枝春生、池上直樹、平山廉、仲谷英夫「恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について」『化石』第108巻、日本古生物学会、2020年、23-35頁。
Yahoo!Japanでの検索ヒット数は「"ゲナサウリア" -wikipedia」で約261件、「"ゲナサウルス類" -wikipedia」で約517件、「"頬竜類" -wikipedia」で約8件であり、「ゲナサウルス類」が最も多くヒットします。また恐竜博2019は展覧会入場者数が2019年において最多[8]であり、「ゲナサウルス類」表記が人目に触れることも多かったと予想されます。
一方で、冨田ほか(2020)が提案した「頬竜類」表記に関してはヒット数が少なく、久保田克博も冨田ほか(2020)の提案した訳語全般に対して2023年時点で「一般に浸透しているとは言い難い」と評価しており[9]、Wikipedia:記事名の付け方の基準に照らせば「認知度が高い」を満たしません。また、「頬竜類」という語はGenasauriaだけでなく 上節で指摘したようにPreiasauria[10][11]やCotylosauria[12][13]の訳語としての用例があります(鹿間時夫『古脊椎動物図鑑』(朝倉書店)[14]では「頬竜目」)。CotylosauriaとPreiasauriaの間での重複は誤訳や取り違えを含むものであるのかもしれませんが、少なくとも「頬竜類」という表記がGenasauria以外も指しうる現状を踏まえると、当該の表記はWikipedia:記事名の付け方の基準「曖昧でない」も満足しないものであると判断できます。
なおプロジェクト:生物#項目名にある表は本文にも記されている通り科レベル以下を対象としたものであり、Genasauriaのように周頭飾亜目や装盾亜目を内包するような高次分類を想定したものではないと思われます。Wikipedia:記事名の付け方にある専門家よりも一般的な利用者の関心を重視するという観点では、普及していない「頬竜類」表記よりも現状最も普及していると見られる「ゲナサウルス類」、次いで「ゲナサウリア」表記が適切ではないかと判断します。
以上を理由として、「ゲナサウルス類」への改名を提案します。--ノボホショコロトソ(会話) 2023年11月22日 (水) 11:46 (UTC)
- 賛成 他分野と競合する記事名は適切ではないという意見に同意します。頬竜類と同じ問題がある和訳として広鼻類(霊長類のPlatyrrhiniと竜脚類のMacronaria)があり、こちらについてはPlatyrrhiniの用例が古く現生群の広鼻小目に対して一般的に使用されていることから、Macronariaについてはマクロナリアが維持されるべきと考え曖昧さ回避を設置しました。『恐竜学入門』でも語源を反映した和名として「頬竜類」(362頁)を掲載していますが、本文中(71頁)では採用されていないことから出版時点では一般的な和名とはみなされていなかった可能性もあります。分類名末尾の「-sauria」については単数形の「サウルス」に修正したカナ表記が優勢と考えられることから、ゲナサウルス類への改名に賛成します。--火乃狐(会話) 2023年11月22日 (水) 12:51 (UTC)
- 賛成 提案者様の見解が妥当と思われます。--Anesth Earth(会話) 2023年11月23日 (木) 06:24 (UTC)
- 賛成 頬竜類の改名よりもノボホショコロトソさんによる提案内容が妥当と思います。そのため、敬意をこめて賛成します。--アッスちゃん(会話) 2023年11月26日 (日) 11:26 (UTC)
済 賛成を多数得られ,また合意形成期間の1週間が経過したため,改名を実施しました.なお跡地の頬竜類は曖昧さ回避ページとしました.--ノボホショコロトソ(会話) 2023年11月29日 (水) 22:11 (UTC)