ノート:ゲオルギオス・ツォラコグル
この人物の苗字について
[編集]利用者:Hideokunさん、お久しぶりです。この人物の苗字ですが、「ツォラコグロウ」で検索してもWikipedia:信頼できる情報源にヒットしません。それと、マケドニア語とブルガリア語では、Георгиос Чолакоглу (ЦではなくЧ)、ロシア語では、Георгиос Цолакоглуだったり、Георгиос Чолакоглуだったり、書かれていることに気づきました。カルディツァ (カルディチャとも) は、1810年当時、トルコ人が住民の多数派を占めていたそうですので、その末裔かもしれませんし、彼らの文化の影響を受けたのかもしれません。ネット環境でまともに当たれた信頼できそうな情報源は限られていますが、
ソ連共産党中央委員会附属マルクス・レーニン主義研究所編、川内唯彦訳『第二次世界大戦史』第2巻、弘文堂、1963年 の 「3 ファシストの東南ヨーロッパ侵略」 105頁 には、「幾人かの将軍の裏切りが、ギリシア軍部隊の抵抗を挫折させた。四月二十一日、五〇万の兵力をもつエピルス軍の司令官チョラコグル将軍は降伏した。」とあります。
木戸蓊「ギリシアの内戦 -トルーマン・ドクトリンの背景-「冷戦」-その虚構と実像-」『国際政治』第53号、日本国際政治学会, 1975年、98ページには、「ドイツが任命した前エピルス地方軍司令官ツォラコグルー将軍の傀儡政権は、国民のあいだにいささかの権威をうちたてることもできなかった」とあります。
ギリシア語の ου は u と発音するようですので、この人物の苗字の語尾が「ロウ」なのには違和感があります。日本語文献には余り登場しないようで、実際どれが正しいのか分かりかねます。お時間があるときに調べていただけたら幸いです。Takabeg(会話) 2018年6月2日 (土) 11:46 (UTC)
- こんばんは、お久し振りです。この方の名前については山川出版社の世界各国史、「ギリシア史」資料歴代首相(p.072)によると、「ゲオルギオス・ツァラコグル(Yeoryios Tsalakouglu)」になっていました。ただ、本文中(p.335)では「ツォラコグル」、と索引(p.06)では「ツォラコグル(Tsolakoglu,Yeorgios)」となっています。同一資料にも揺れというか、ローマ字表記にまで揺れがあるのは不可解なものです。次に「ギリシャを知る事典(P.270)」では「ツォラコグル」、創土社のケンブリッジ版世界各国史「ギリシャの歴史(P.126)」では「ツォラコグル」、みすず書房「近代ギリシァ史(P.324)」では「ツォラコグルー(Tsolakoglou、Γεώργιος Τσολάκογλου)」と記載さており、白水社の「近代ギリシャ史」では記載がありませんでした。その他、ギリシャ史関係以外の書籍ではサイマル出版会「バルカン 歴史と現在(P.366)」では「G・ツォラコグル」と記載されておりました。その他、所有している資料(ドイツ軍関係や、近隣諸国史)にも記載があるかもしれませんが、取りあえず、これだけあれば十分かと思います。
- で、まずは、ツォラコグロウという名称は間違いであると判断できます。また、資料の相互関係からそれぞれの書籍がケンブリッジ版「ギリシャの歴史」が参考資料(主に英語版ではありますが)としてあげられていますから、「ツォラコグル」が正しいと言えるのではないでしょうか。山川については参考資料に「ケンブリッジ版ギリシャ史」と「ギリシャを知る事典」、みすず書房「近代ギリシァ史」が上げられているので、表記の揺れは誤植か何かの可能性があります。
- 最近は、私も此方での活動も低調ですので、改名提案を若しなさるのでしたら、Takabegさんの方で対応していただけると幸いです。もちろん、賛成については現段階で表明いたしますし、提案があれば再度、賛成を表明いたします。ご検討くださいませ。--Hideokun(会話) 2018年6月2日 (土) 13:28 (UTC)
- どうもありがとうございます。Hideokunさん、仕事早すぎです。すぐにはできませんが、そのうち提案しておきます。Takabeg(会話) 2018年6月3日 (日) 13:43 (UTC)
改名提案
[編集]上記の理由からゲオルギオス・ツォラコグルへの改名を提案いたします。書籍や論文にある表記ゆれはリダイレクトすることとします。ゲオルギウス・ツォラコグロウは削除でいいですよね?Takabeg(会話) 2018年6月10日 (日) 12:59 (UTC)
- (賛成)上記しておりますが、異論ございません。--Hideokun(会話) 2018年6月12日 (火) 11:25 (UTC)
- 賛成 します。長い間異論が出ていないので、そろそろ改名をじっこうしても良いのではないでしょうか。--Missing340(会話) 2018年7月9日 (月) 13:08 (UTC)
- Hideokunさん、Missing340さん、ありがとうございます。二人だけで「コンセンサス」というのは少し寂しい気がしますが、日本語の二次資料の示す傾向は明白ですので、改名を実行します。アントニー・ビーヴァーの「第二次世界大戦」和訳はウィキペディアの影響を受けてしまったかもしれませんね。原本も冒頭からヤン・キョンジョンのことが書かれていて、「大丈夫かなぁ」とか「本当にビーヴァーが書いたのかなぁ」とか思ったものです。Takabeg(会話) 2018年7月9日 (月) 13:51 (UTC)
- 関連して、Wikipedia:リダイレクトの削除依頼/受付#RFDゲオルギウス・ツォラコグロウを提出しておきました。議論への参加よろしくお願いします。--Missing340(会話) 2018年7月11日 (水) 11:58 (UTC)
- Hideokunさん、Missing340さん、ありがとうございます。二人だけで「コンセンサス」というのは少し寂しい気がしますが、日本語の二次資料の示す傾向は明白ですので、改名を実行します。アントニー・ビーヴァーの「第二次世界大戦」和訳はウィキペディアの影響を受けてしまったかもしれませんね。原本も冒頭からヤン・キョンジョンのことが書かれていて、「大丈夫かなぁ」とか「本当にビーヴァーが書いたのかなぁ」とか思ったものです。Takabeg(会話) 2018年7月9日 (月) 13:51 (UTC)