ノート:ガブリエル・ファーレンハイト
5月14日は「温度計の日」とされるのは、ファーレンハイトの誕生日にちなむそうです。 本文中では、ファーレンハイトの誕生日が5月24日とされていますが、この辺の整理が必要ではないでしょうか。
ここでは温度計の日がそもそも5月24日になっています。ただ5月14日とする方が多いようですので、調査は必要かもしれません。とりあえず参考まで。―霧木諒二 2005年5月14日 (土) 13:13 (UTC)
- たぶん当時彼の宗派か地域が採用していたユリウス暦の1686年5月14日生まれなのでしょう。これをグレゴリオ暦に変換すると5月24日になります(たとえばドイツのプロテスタント諸都市では改暦が遅く、1700年3月1日でした)。変換すると、誕生日の季節(たとえば春分からの日数)は合いますが、日付の“数値”がずれるのです。この変換は、他の記念日などでも普通に行われていることです。現在では、グレゴリオ暦に統一する傾向にあるように思います。
- 参考: 換暦 …… このような日付の疑問が生じたときに便利です。
- --Kazov 2006年2月8日 (水) 10:02 (UTC)
架空の人物について
[編集]アーダルベルト・フォン・ファーレンハイトという項目もあります。 念の為曖昧作っても?良いんでしょうかね?--rosso 2007年5月15日 (火) 08:20 (UTC)
- ファーレンハイトを曖昧回避にするんですよね。ありだと思います。『ファーレンハイト』というゲームもあるようですし。―霧木諒二 2007年5月20日 (日) 03:33 (UTC)
ファーレンハイトによる華氏温度の正しい定義
[編集]水の氷点と沸点の温度差を180°としたのは古代エジプト人の考えである。ファーレンハイトはこれを180°Fと定めた。
材料を加熱処理すること無く自然発酵させる葡萄酒はアルコール濃度が14%(重量濃度)になると発酵を停止する。従って、この葡萄酒は文献の正確な氷点データによる推定計算値−6.6°Cの固有の氷点を持つ。これは水の氷点より6.6*9/5=11.88°F、即ち、約12°F低い温度である。
当時はアルコール濃度の測定技術はなかったが、彼は葡萄酒を水で薄めて濃度を12等分したアルコール水溶液を作り、氷点を測定し、濃度と氷点の関係が二次曲線で表されることを見出した。ファーレンハイトは物理学に実験式を導入した最初の物理学者である。
科学文献によるとアルコール水溶液の濃度と氷点の関係は{0%=>0°C}{5%=>-2°C}{10%=>-4.5°C}である。これを二次関数で近似すると、{p%=>y°C}はy=-0.01p(p+35)で表される。
ファーレンハイトはこれと同じ結果を得たと仮定すると、アルコール濃度が葡萄酒の2倍28%の水溶液の氷点は-17.64°C、即ち、水の氷点より17.64*9/5=31.752°F低い温度である。
1/4°Fを1とする温度目盛でこれを読めば127.008と言う殆ど端数のない値が得られ、1°Fの目盛での小数点以下の端数を正確に読み取ることができる。アルコール濃度の等分数も4倍にすればより精度の良い氷点測定データが得られ、28%の水溶液の氷点推定精度も上がると彼は考えた。
そこで、葡萄酒のアルコール濃度を24等分した溶液の氷点を1/2°Fを1とする温度目盛で読み取る実験と28%の水溶液の氷点推定を行い、更に、濃度を36等分した溶液の氷点を1/3°Fを1とする温度目盛で読み取る実験と28%の水溶液の氷点推定を行ったところ水の氷点より96目盛低い温度を得た。この温度は1°Fの目盛では32°Fであり、これがより正確な氷点を示すと彼は考えた。
従って、華氏温度の正しい定義は「水の沸点と氷点の温度差を180°Fとし、水の氷点より32°F低い氷点を持つアルコール水溶液の氷点を0°Fとする温度」である。
従来言われている、血液の温度を用いたとか、36を人間の体温と考え、最初それを12等分したが精度を上げるため96等分したとかは、葡萄酒の色から血液を想定し、ファーレンハイトの残したデータに出鱈目な解釈を与えたものである。36を人間の体温と考えることは、セルシウスが水の氷点を100°、沸点を0°とする温度を制定し、18世紀後半になって水の氷点を0°C、沸点を100°Cに改めた後でなければあり得ない。
参考 http://www.sky.sannet.ne.jp/polyprocessor/
古代エジプト人の自然科学とピラミッド 第一章5節--WJacrin (2015年4月30日)