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ノート:カイガラムシ

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上段右の分類概説コーナーでヨコバイ亜目が出てきますが、カイガラムシ研究者の間ではHomopteraを認めない研究者が多数派です(分岐分析においてHemipteraの側系統群になるため)。どうされますか?2006.1.7.AM 2:10 (mad)

門外漢ですが・・・
上段右の分類概説コーナーで「Homoptera(本文も参照)」とし、本文で上記の分類上の論点を記載すればいいと思いますが。--Kenpei 2006年1月7日 (土) 15:03 (UTC)[返信]
返信ありがとうございます。一応そのようにしてみたいと思います。。--mad 2006年1月8日(日)2:20
mad様、ログインユーザーになられたのですね。今後のご活躍楽しみにしております。さて、ヨコバイ亜目、あるいは同翅亜目ですが、分岐分類学上は分子系統解析のデータによってカメムシ亜目(半翅亜目)が頸吻群から分岐した端系統群であることが判明して以来支持されない分類群になってしまっていますが、こうした事情は「爬虫類」の扱いと同様に歴史的意義だけではなく体制の基本プランを共有する群として、形質のセットを頭の中で整理するうえでは有効なくくりであり続けるであろうと私は考えています。ですから一応このカイガラムシの項目の中でヨコバイ亜目の記述を温存して簡単な解説を添えるだけでなく、ヨコバイ亜目の記事でもそのあたりの研究史的な記述を付記していただければありがたいです(半翅目の手持ち文献が私には乏しいので)。あと、カイガラムシ上科の内部の分類体系も、日本国内だけではなく世界レベルとなると、私はちょっと古い河合省三先生の『日本原色カイガラムシ図鑑』(1980年)と、平嶋義宏先生らの『昆虫分類学』(1989年)しか持ち合わせず、mad様の挙げられた28科をリストアップすることができません。この部分も餅は餅屋ということでお願いしてよろしいでしょうか。--ウミユスリカ 2006年1月8日 (日) 00:29 (UTC)[返信]
分かりました。Homopteraについてはそのようにしたいと思います。あとカイガラムシの全28科の解説に関しては・・・これは僕にとってもちょっと難しいですね。僕が参考にしているカイガラムシの研究書では28科が存在するとされてはいたので(各科の解説はなし)、それに従った表記をしたのですが。ご存知だとは思うのですが、カイガラムシの分類学的研究は極めて遅れており、科の分割にかんしても研究者間の統一された見解があるわけではありません(これは25年前からある問題ですが、今ではもっと複雑になっています)。従来単一の科として扱われてきたワタフキカイガラムシ科、コナカイガラムシ科、フサカイガラムシ科などは近年分割される傾向にはあるのですが、その科の中でどのグループを独立させてどれを残すかというような分類学的な扱い方も研究者によってかなりまちまちです。またオーストラリア区、新熱帯区などには極めて特殊な形態をしたカイガラムシがいるのですが、それらを独立した科して扱う研究者がいる一方で、以前からあった科の特殊なグループとして扱う研究者もいます。そうした特殊な形態のグループはさすがに僕も実際に見たことがないので、どの研究者の分類体系が正しいのかまだ判断ができません。ですので分類の項目に関しては、日本にいるカイガラムシのみを扱い、これを現在ほぼ研究者間でコンセンサスが出来上がっていると考えられる12科に分けて概説していこうと思うのですが・・・どうでしょうか。。--Mad 2006年1月8日 (日) 22:40