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ノート:カイエンペッパー

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カイエンペッパーの定義

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英語版を見るとトウガラシの種Capsicum baccatumCapsicum frutescensの仲間を使用した混合調味料と定義されています。現行の日本語版では一味トウガラシの英語版程度の説明しかされいません。私もカイエンペッパーの定義には詳しく無いのですが、カイエンペッパーというトウガラシの品種が存在して、それを粉末にした調味料では無いんですよね?--Takora D 2007年1月22日 (月) 17:29 (UTC)[返信]

英語版では「C. baccatumC. frutescensの数品種の果実を粉にしたもの」とあります。「カイエンペッパー」と呼ばれる、あるいはカイエンペッパーとして加工される唐辛子が2、栽培種は数品種あるようにも読めますが、どうも曖昧です。--Nipisiquit 2007年1月31日 (水) 20:45 (UTC)[返信]
どうやらカイエンペッパーの定義はスパイス専門家の間でも混乱の極みのようです。[1]鷹の爪のように唐辛子の一品種の名称の説があったり、唐辛子の総称の説であったり、上記のように混合粉末調味料の説があったりと、曖昧な部分が多いようです。--Takora D 2007年2月1日 (木) 01:31 (UTC)[返信]
だとしたら上記の2種だけでなく、狭義のトウガラシ(C. annuum)までもがカイエンペッパーに含まれている可能性が大ですね。トウガラシの仲間は生物学上では別種の生物が(それにしても種の境界はどれほど明確なのでしょう?交配できるのでしょうか?)食文化的には同じ使い方をされているので厄介ですね。トウガラシの項目も、キダチトウガラシ(C. frutescens)なんかとごっちゃになっている記述がある(タイのプリッキーヌーや沖縄の島唐辛子はキダチトウガラシらしいです)ので常々はっきりさせたいと思っています。--Nipisiquit 2007年2月1日 (木) 20:43 (UTC)[返信]
調べてみるとカイエン種という種が存在していました。学名でいうとCapsicum baccatumCapsicum frutescensの二種がそれにあたります。違う種がどうして同じカイエン種なのか疑問に思い更に調べてみました。[2]何かのヒントになると思います。余談ですが根拠資料をWebでは不安が残るため出版物で示したかったので、都内の大型書店で唐辛子の書籍を探しました。学名まで入っている唐辛子の専門書は少ないようですね。唐辛子の文献でお勧めの書籍があれば教えてください。Amazonなどで取り寄せます。--Takora D 2007年2月2日 (金) 10:34 (UTC)[返信]
議論にさらに油を注ぐようですが、ピーマンCapsicum annuum var. angulosumとパプリカCapsicum annuum cv.も世界的に混乱してるみたいですね。学名の後ろに付くVer.などは変種を表すので、まあどちらも似たようなものらしいです。日本でカラーピーマンの商品名で売っているのがパプリカだったり、ピーマンが赤く熟したのだったりとバラバラらしく、もう八百屋も植物学者もお手上げですよ。唐辛子の仲間のリンク先が各国語版Wikipediaで出鱈目(英語版のピーマンが日本語版、スペイン語版パプリカにリンクしていたり)だったので、私の読める言語だけ直しておきました。ピーマンをパプリカと呼ぶ国もあったりして、唐辛子の仲間の通称は世界中で混乱しているようです。学名は混乱を避ける手助けになるので、少しずつ書き足していきます。--Takora D 2007年2月2日 (金) 13:43 (UTC)[返信]
私は90年代後半から海外に住んでいるんですが、90年代の日本ではパプリカといえば粉末の香辛料だけだった(大都市では生のパプリカがあったのかもしれませんが)ため、しばらく「パプリカ」という野菜が何なのか首をひねっていました。ドイツ語やマジャール語では、トウガラシ属の仲間は皆パプリカかもしれません。それはそうと、トウガラシ属の分類についてはこんな論文がありました。
Pickergill, B. 1988. The Genus Capsicum - A multidisciplinary approach to the taxonomy of cultivated and wild plants. Biologisches Zentralblatt 107 (4): 381-389 JUL-AUG 1988.
Walsh, B.M., Hoot, S.B. 2001. Phylogenetic relationships of Capsicum (Solanaceae) using DNA sequences from two noncoding regions: The chloroplast atpB-rbcL spacer region and nuclear waxy introns. International Journal of Plant Sciences 162 (6): 1409-1418.
前者は伝統的な分類学、後者はDNA塩基配列を用いた系統学的な論文です。前者は書庫にありますので閲覧に時間がかかりそうですが、後者は(私のところでは)電子版で読めそうです。--Nipisiquit 2007年2月2日 (金) 15:47 (UTC)[返信]
ぜひよろしくお願いいたします。こちらでもウェブと日本で入手できる書籍で確認を続けます。--Takora D 2007年2月2日 (金) 16:47 (UTC)[返信]