ノート:エルステッド
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2009年8月14日 (金) 02:43; Phason さんによると
>物質中では一般的に磁場の強さと磁束密度は異なる。これは電場の強さと電束密度が異なることと同じで....
とありますが、cgs単位系では物質中の電場Eも電束密度Dも単位は dyn/esu で同じ、すなわち同じ物理量です。(「電場の強さと電束密度が異なる」のは単位ではなく強度で、これは誘電体による電場の打ち消しの影響ですから当たり前で、このことからも電場Eと電束密度Dの単位すなわち物理量が同じになることが分かると思います。)
エルステッドは cgs単位系に関するものですから、cgs単位系の流儀の通りエルステッドとガウスが同じ物理量で良いのではないでしょうか。
なお余談ですがSI単位系では Phason さん のおっしゃる通り磁場Hと磁束密度Bは異なることになっています。しかし、運動する荷電粒子の飛跡を曲げるのはHでもBでもまったく同じですから、荷電粒子から見るとHとBを区別することは不可能です。cgs単位系のようにHとBを同じ物理量と考えて統一した方が本来はすっきりするのですが、SI単位系には古い伝統が根強く生き残っていますから統一は難しいと思います。cgs単位系は研究者がまだ使っているので、cgs単位系の流儀の記述をした方が良いのではと思います。 --sera 2009年9月30日 (水) 04:22 (UTC)