ノート:ウルドゥニャ/オルドゥニャ
改名提案
[編集]自治体名について
[編集]- バスク地方の自治体名について
スペインはフランコ体制下(1939-1975)で地域言語の使用が抑圧されていました。バスク州とナバーラ州には、1970年代末の民主化以後に公式名の変更を行った自治体が数多く存在します。今日のバスク地方の自治体名には大きく分けて以下の4パターンがあり、自治体議会が定めた「公式名」があるのが特徴です。参考になる論考として石井久生『制度により構築される言語景観 : バスク州とナバラ州における基礎自治体改名の実践』共立国際研究 : 共立女子大学国際学部紀要, 30号, 2013年があります。
- Bilbao(ビルバオ)→スペイン語名単独で公式名。名称変更を行わなかった自治体。
- Plentzia(プレンツィア)→バスク語名単独で公式名。スペイン語名からの名称変更を行った自治体。
- Vitoria-Gasteiz(ビトリア=ガステイス)→二言語の間にハイフンを挟む。ハイフンを含めたひとくくりで公式名。スペイン語名からの名称変更を行った自治体。
- Pamplona/Iruña(パンプローナ/イルニャ)→二言語の間にスラッシュを挟む。二言語が優劣の差なく公式名。スペイン語名からの名称変更を行った自治体。
- 本自治体の名称について
本自治体のスペイン語名はOrduña、バスク語名はUrduñaです。本自治体の公式名は上記の4番に当てはまるようで、スペイン気象庁[1]、エル・パイス紙[2]、エル・ムンド紙[3]などでUrduña/Orduñaという表記が確認できます。つまり両言語が等しく公式名ながら、中立的な表現を用いなければならない場合には必ずUrduña/Orduñaが用いられます。このことから、Wikipedia日本語版の記事名としては以下の3つの選択肢が考えられます。他言語版ではUrduña表記とOrduña表記が混在しています。
- Urduñaをカタカナ化したウルドゥニャ
- (メリット)この地方の固有言語であるバスク語の名称である。(デメリット)中立的でない。
- Orduñaをカタカナ化したオルドゥニャまたはオルドゥーニャ
- (メリット)歴史的には長期間使用されてきた名称である。(デメリット)中立的でない。
- Urduña/Orduñaをカタカナ化したウルドゥニャ/オルドゥニャ
- (メリット)公式名に配慮しており、より中立的である。(デメリット)日本語ではスラッシュ等の記号を自治体表記に使用することが少ない。
本自治体はビスカヤ県内で比較的大きな町ですが、スペイン全土で見ると大きな町ではありません。日本語文献でこの自治体が言及されることは稀であり、ウェブ検索では自転車レース[4]や時事ニュースの画像[5]に使用されているくらいでした。よって、本自治体に日本語の慣用表記があるとはいえないと思います。
本自治体の名称はウルドゥニャもオルドゥニャも正しいのであり、現在の記事名ウルドゥニャが間違っているわけではありませんが、より中立的で公式名に配慮しているウルドゥニャ/オルドゥニャへの改名を提案します。似たような事例ではこれまでにアルツァス/アルサスア、ブルラーダ/ブルラタ、バリェ・デ・エグエス/エグエシバル、シスール・マジョール/シスル・ナグシアなどを作成しており、スイスのビール/ビエンヌで記事名の改名を行ったことがあります。誰もが認める「正解」がある改名提案ではありませんので、様々な視点からのご意見を頂けたら幸いです。--Asturio Cantabrio(会話) 2016年1月8日 (金) 10:57 (UTC)
賛否表明・議論
[編集]賛成 ウルドゥニャ/オルドゥニャへの改名に賛成。提案者票。--Asturio Cantabrio(会話) 2016年1月8日 (金) 10:57 (UTC)
- 賛成 ウルドゥニャ/オルドゥニャに賛成。日本語で慣用表記が定着しているわけではなく、公式名称を優先するべきと考える。--Magyon(会話) 2016年1月10日 (日) 10:40 (UTC)
済 改名しました。Magyonさんありがとうございました。--Asturio Cantabrio(会話) 2016年1月18日 (月) 10:00 (UTC)