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ノート:ウミニナ

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今、文献発掘に手間取っていますが、しばらく前から通常のウミニナ類の著しい衰退と、ホソウミニナの繁栄のコントラストが注目されていたはずです。数年前の段階では、東邦大学の風呂田さんなどは、ウミニナ類の多くがプランクトン幼生による分散期を持っているのに対して、ホソウミニナは直達発生で、卵から直接稚貝が孵化していることに注目していました。要するに、プランクトン幼生で分散するウミニナ類では幼生の供給と幼生の着底が異なる干潟で起こっていて、複数の干潟のネットワークで個体群が維持されている。それが干潟の減少によって崩壊しているのではないか。ホソウミニナではこのような干潟間のネットワークが個体群維持に不要であるため、他のウミニナ類の衰退した後に急速に勢力を伸ばしているのではないかという仮説です。この仮説検証が現在どういう風になっているのか、ベントス研究の現状をフォローしていないので、私は把握していません。記事に盛り込む必要性の高い情報だと思いますので、把握しておられる方の加筆をお願いいたします。--ウミユスリカ 2008年6月25日 (水) 00:10 (UTC)[返信]