ノート:ウィリアム・ウィンザー (ヤギ)
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本項目は、武蔵大学で2016年冬学期に行われた英日翻訳ウィキペディアン養成プロジェクトクラスで学生により途中まで作成された下書きを教員が仕上げて移動させたものです。下書き作成者と立項者が異なるのはそのためですが、学生の許可を得て実施しております。--さえぼー(会話) 2017年1月17日 (火) 08:15 (UTC)
訳文についてのコメント
[編集]通常なら、誤訳や意味不明の文などはあれこれ説明せず自分で手を入れてしまうところですが、教育目的も兼ねている本記事のいきさつ上、あえてコメントとして指摘するに留めておきます。
- InfoBox
- 最終階級 伍長
- "lance corporal"の定訳は知りませんが、英語版lance corporalで見ても、下士官と兵卒の丁度中間くらいの地位のようです。「伍長」は"corporal"なので、伍長とは違うように思われます。冒頭部では同じ単語が「兵長」と訳されています。なお、§2.1 「一時的な降格」節では、「ビリーが中佐だった時に」とありますが、佐官階級である中佐ではありえません。これは完全な誤訳です。まあ、この部分は誤訳と言うより、先に出てきた「ヒュー・ジェームズ中佐」に引きずられた単なるうっかりミスと思われますが。何にしても同じ"lance corporal"が節ごとに違う語になっているのは具合が悪いので統一すべきです。日本における軍隊用語として"lance corporal"の定訳が「兵長」で良いのかどうか不明ですが、これが一番適訳だろうと思います。
- 冒頭部
- 「第一大隊のロイヤル・ウェリッシュとは...」
- 「ロイヤル・ウェリッシュ」という、その前にも後にも出てこない言葉が唐突に出てきて、それの説明だけされても意味不明です。英語版でRoyal Welsh|を見ると、large regiment の一つ、と説明されており、さらに"large regiment"を見ると、"multi-battalion infantry formation"と説明されていて、なんだかよくわからんのですが、いくつかの大隊をさらにまとめた組織のようで、イギリス軍で新しく導入された組織のようです。いくつかの日本語版の記事(例えばロイヤル・フュージリアーズ連隊など)では「大型連隊」と訳されていますが、それが日本語としての定訳なのか(そもそも定訳があるのか)どうかは不明です。何にしても「ロイヤル・ウェリッシュ」の方が「第一大隊」の上位組織なので、「第一大隊のロイヤル・ウェリッシュ」は明らかにおかしいです。「ロイヤル・ウェリッシュ」については、同格と思われるロイヤル・アングリアン連隊などが立項されているので、いずれ立項されるべき記事として仮リンクにしておき、「イギリス陸軍の歩兵大隊の一つである、ロイヤル・ウェリッシュ第一大隊の兵長として仕えた...」などとしておくのがよいでしょう。
- §1 来歴
- 「当時野生のヤギは...」
- 日本語に訳す際に単数複数は無視されることも多いし、大概はそれで通じるのですが、ここでは英文の"a wild goat"の通り、「ある一頭の野生のヤギが」ときちんと訳してもらわないと、「野生化した一群のヤギが」とも解釈できてしまいます。その後の「ウェールズ軍旗を率いた」のが、「一頭のヤギ」でも「一群のヤギ」でも文脈的にはおかしくないので文脈から判断することも不可能です。
- 「不妊用のホルモンとしてプロゲステロンをインプラントした」
- "inserted contraceptive progesterone implants"の訳ですが、この文の動詞は"implants"ではなく"inserted"です。"implants"は、日本語でもそのまま「インプラント」と称していますが、体内に埋め込む機器の総称です。この場合の"implants"はホルモンを詰め込んだカプセルで、それを大きい注射器のようなもので(たぶん首筋か臀部あたりの筋肉に)挿入します。従って、ここは「プロゲステロンのインプラントを挿入した」とすべきです。なお、私も改めて調べてみて驚いたのですが、避妊用のインプラントはヒトにも使用されており、海外ではかなり普及している避妊法のようです(日本では認可されていないようですが)
- §2 ウィリアム・ウィンザー1世
- 「ビリーの専任の調教師はライアン・アーサー兵長であった。ランスは「ヤギ少佐」の称号を得た」
- いきなり出てきたランスって誰の名前?と聞きたいところです。原文"Lance Corporal Ryan Arthur"前半の"Lance Corporal"は人名ではなく地位名ですから、この文はおかしいです。むしろ「調教師は「ヤギ少佐」の称号を得たライアン・アーサー兵長であった。」などとすべきでしょう。
- §2.1 一時的な降格
- 「かつてレクサムのヤギブリーダーへの連隊の現任のヤギ少佐の繁殖用のヤギとして提供されることによって王室のヤギは「売り飛ばされた」」
- どうしても日本語では「の」の連発になる傾向は仕方ないとはいえ、これは読みにくいし意味も不明です。「かつて、連隊の現任のヤギ少佐が、レクサムのヤギブリーダーに繁殖用のヤギとして提供することで、王室のヤギは「売り飛ばされた」」などとするのが適当でしょう。
- §3 ウィリアム・ウィンザー2世
- 「野生のヤギを...」
- "feral goats"の訳は「野生のヤギ」でも間違いではないのですが、英語版で"feral"の解説を読めばわかるように、"feral"は、単なる「野生」ではなく、「ヒトにより飼育・栽培されていた生物が脱走・逸出・放棄などにより野生化したもの」です。従ってここでは、「野生化したヤギ」とでもしたほうが適切と思います。私はこの文を見て、イギリスってヤギが自生していたっけ?と一瞬頭が混乱しました。
--Loasa(会話) 2017年1月18日 (水) 05:32 (UTC)
- Loasaさん、ご指摘をどうもありがとうございます。こちらの記事については授業最終日の昨日中に修正が終わらず、私が急いで移動してしまったためチェックが行き届かなくてまだ訳に問題があったことをお詫び申し上げます。既に今学期のゼミ授業が終了してしまって学生が総合科目のテスト期間に入ってしまったため、私が直すことになるかと思います。もちろんLoasaさんがご修正されるのでも全く大丈夫ですしむしろそのほうが質が良くなるかもと思いますが、数日中に私もできるだけ直します。--さえぼー(会話) 2017年1月18日 (水) 08:41 (UTC)
- 横から。
- 来歴の最後「さらなる努力は口蹄疫の大流行によって妨害された」
- これは良くないです。要は個体数増を押さえる努力が病気のために不要になったわけで、それを『妨害』とするのは意味が違ってしまいます。
- あと、『自生』は植物に使うものだと思います。--Keisotyo(会話) 2017年1月19日 (木) 03:16 (UTC)
- Loasaさんのご指摘に沿って修正してみました。--さえぼー(会話) 2017年1月19日 (木) 05:04 (UTC)
- 「妨害された」について:英文は "further efforts were interrupted by an outbreak of foot-and-mouth disease." ですから、中立的に訳すなら、「更なる努力は口蹄疫の大流行により中断させられた」というところでしょう。ただし、Keisotyoさんはこの文の意味するところを、「致命的な病気の流行により(放っておいてもヤギの数が減るから)個体数を抑える努力が無用になった」と解釈されたようですが、それは違うと思います。
- この部分の内容を時系列に沿って整理すれば、「王室のヤギが増えすぎて問題になったが、間引きはせず、現在の過剰なヤギは各地の飼い主希望者に引き取ってもらい、王室に残ったヤギについては将来的に避妊で数をコントロールすることにした。そして85頭のヤギがイギリス各地に引き取られていったが、(さらに引き取り手を捜しているところに)口蹄疫の大流行が起こった」ということになります。ご存知のように、口蹄疫が発生すれば広範囲で家畜の移動に制限がかけられます。したがって当然、文脈上は「だからヤギをあちこちに移動させることができなくなった(つまり引き取り手を捜す努力が妨害された)」ということになると考えられます。
- この部分の出典となっているBBCのニュースでも、タイトルは"Outbreak prevents Orme goat move"となっています。つまり、病気の流行が阻害したものは、「ヤギの個体数を減らす努力」ではなく「ヤギの移動」ということです。
- 従って、意味合いから言えば「妨害された」でもおかしくはないと思います。--Loasa(会話) 2017年1月19日 (木) 12:37 (UTC)
- ああなるほど、そういう風に理解できる訳か。それは申し訳ありませんでした。確かに私の早合点でした。でもそれだったら『中断』の方がよさそう。--Keisotyo(会話) 2017年1月19日 (木) 12:47 (UTC)
外部リンク修正
[編集]編集者の皆さんこんにちは、
「ウィリアム・ウィンザー (ヤギ)」上の2個の外部リンクを修正しました。今回の編集の確認にご協力お願いします。もし何か疑問点がある場合、もしくはリンクや記事をボットの処理対象から外す必要がある場合は、こちらのFAQをご覧ください。以下の通り編集しました。
- http://www.zsl.org/zsl-whipsnade-zoo/news/right-royal-return-for-billy-the-goat,589,NS.html にアーカイブ( https://web.archive.org/web/20120222051406/http://www.zsl.org/zsl-whipsnade-zoo/news/right-royal-return-for-billy-the-goat,589,NS.html )を追加
- http://www.highbeam.com/doc/1G1-152001626.html にアーカイブ( https://web.archive.org/web/20121025155632/http://www.highbeam.com/doc/1G1-152001626.html )を追加
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ありがとうございました。—InternetArchiveBot (バグを報告する) 2019年2月19日 (火) 15:02 (UTC)