ノート:イヌ科
イエイヌとディンゴの従来の学名をあえて併記しました
[編集]「オオカミ」のノートにある Dora さんのコメントに従い、イエイヌ(と、ついでにディンゴ)の従来の学名をあえて併記します。--Inukawa 15:58 2004年6月21日 (UTC)
- 情報 上記投稿に見える「「オオカミ」のノートにある Dora さんのコメント」は、《ノート:オオカミ#観点の中立化のための資料》にあるDoraさんの投稿2件を指したものです。--Yumoriy(会話) 2024年10月14日 (月) 11:57 (UTC)
クルペオギツネ属について注記
[編集]「クルペオギツネ属」について注記しておきます。
従来の「クルペオギツネ属(クレペオ属)」 Dusicyon は、ヤブイヌとタテガミオオカミを除くすべての南米産の野生イヌ類を含むグループでした。
具体的には、クルペオギツネ、チコハイイロギツネ、パンパスギツネ、セチュラギツネ、スジオイヌの現生5種と、最近絶滅したフォークランドオオカミ、アンデスオオカミの2種の、計7種が、このグループに含まれていました。
ところが後に、クルペオギツネ、チコハイイロギツネ、パンパスギツネ、セチュラギツネの4種をこの Dusicyon 属から独立させて、 Pseudalopex 属とする意見が現れました。
つまり、「クレペオギツネ属」と日本で呼ばれているグループから、クレペオギツネそのものが離れることになってしまったわけです。
この混乱は、おそらく、研究の主流国と日本での、このグループのとらえ方の違いによるものではないかと思います。
つまり、この Disicyon 属の研究は、絶滅種であるフォークランドオオカミを中心に進められたのていたようなのですが、日本では、(現生であるクルペオギツネをこの属の代表種と見なしたらしく、)属名に「クルベオキツネ属」の名前を当ててしまっていたのです。
ともあれ、さすがにこのままでは紛らわしすぎるので、「クレペオギツネ属」という邦訳名は、クレペオギツネそのものとともに、新設の Pseudalopex 属に移り、元の Dusicyon 属の和名は、「フォークランドオオカミ属」になった……のではないかと思います(すみません、これは推測です)。
(参照:名古屋大:哺乳類の分類)
ちなみに本項では、英語版に合わせて、フォークランドオオカミを Disicyon 属、現生5種を Pseudalopex 属としています(英語版には、アンデスオオカミへの言及がないようです)。
もしこの解釈が、分類学での一般的な扱いにそぐわないようなら、ご遠慮なく修正していただければ幸いです。
ちなみに、これまで本項では(おそらく現代中国語動物名リストを参考にして)新設のPseudalopex 属の方を「アザライヌ属」としていましたが(本当は「アザラシイヌ属」となっていたのですが……まあ、無理もない勘違いですね(^_^;)、この邦訳属名の一般性は、ちょっと疑わしいと思います(ちなみに、これもよくあることですが、「現代中国語動物名リスト」では、パンパスギツネ P. gymnocercus = Azara's Dog とチコハイイロギツネ P. Griseus を混同しています)。
--Inukawa 2004年6月27日 (日) 04:08 (UTC)