ノート:イザベラ・サマセット
改名提案
[編集]こちらですが、記事名はイザベラ・サマセットあるいはイザベラ・キャロライン・サマセットとすべきではないでしょうか?オクスフォード英国人名辞典では"Somerset [née Somers-Cocks], Lady Isabella Caroline [Lady Henry Somerset]"として項目が立っており、夫と別れたのちの正式な称号は"Lady Isabella Somerset"だと書かれています(この人は伯爵令嬢なので、夫の称号にかかわらずLadyを名乗る資格があります)。英語版のノートでも本来の記事名は"Lady Isabelle Somerset"とすべきではないかという提案が出ています。
そもそも女性について「夫の名前+夫人」で項目を立てるのは本人の同一性を確認するという点では問題があり、スタール夫人ですらアンヌ・ルイーズ・ジェルメーヌ・ド・スタールとして立項されています(ラファイエット夫人は筆名としてこの名前が有名なのでこちらで立っていますが)。
また、英語の"Lady"は貴族であることを示すので、厳密に言うと「夫人」と訳さないほうがよいことも多いです。
このような理由から、記事名としてはイザベラ・サマセットが良いのではないかと思います。--さえぼー(会話) 2019年6月23日 (日) 02:03 (UTC)
- 英語版、ウェールズ語版の記事名、そしてノート:ランドルフ・チャーチル夫人での議論を参考に記事名を決めました。この形が無難ではないでしょうか。
- 「レディ」という称号ですが、「伯爵の娘」としてのレディの称号と、公爵家のヤンガーサン配偶者としての「~卿の妻」としてのレディでは意味合いがかなり違うのではないでしょうか。前者は「レディ・イザベラ~」のように娘時代の呼び名であり、夫が何のタイトルも持たない場合は名乗り続けますが、この場合は夫もタイトルを持っていたわけで、後者の呼び名の方がより高い地位を意味するでしょう。公爵・侯爵家という高位貴族家門に属することを示せますから。その意味で、社会階級的には後者のレディの方が有利に働くものです。
- また、文化・時代性を軽視して本人の同一性(アイデンティティ?)の面を重視するのか、という問題もあります。「レディ・ヘンリー」と呼ぶことが文化的習慣として重んじられていた時代の女性だからこそ、その呼び名を尊重して英語版・ウェールズ語版でもそのような記事名にしているわけでしょう。現代日本の基準に照らして「名+姓」の形にできるだけ統一すべき、という考え方もよく分かりますが、一律に揃えさせるのはどうかと思います。--Locust-of-abaddon(会話) 2019年6月23日 (日) 03:14 (UTC)
- 上でも触れましたが、オクスフォード英国人名辞典でも触れられているように、この方の夫と別れてからの正式な称号は"Lady Isabella Somerset"で、英語版の記事でもノートで記事名について異議が出ています。また、英国人名辞典のみならず、大英博物館でも"Lady Isabella Somerset"で名前が登録されており、夫と別れた1878年以後は"Lady Isabella Somerset"という名前を使っていたことが記されています。"Lady Isabella Somerset"という表記を用いたこの人に関する論文なども存在します。もともと本人の正式名称が「レディ・イザベラ・サマセット」に相当するものなのですから、「ヘンリー・サマセット夫人」が「呼び名を尊重」する記事名にはならないでしょう。--さえぼー(会話) 2019年6月23日 (日) 03:41 (UTC)
- 私が英語版記事からの翻訳の途中で見落としていましたが、おっしゃる通り1878年以後「レディ・イザベラ・サマセット」の呼称を使っているようですね(翻訳の見落とし箇所は直しておきます)。日本語文献での言及ですが、Q・ベルの『ヴァージニア・ウルフ伝1』(みすず書房、1976年)に「レイディ・ヘンリー」としての呼び名があり、こちらも参考にはしています。また、リンクを貼ってくださっている論文の出典の中でも、この人物の出版物での自称が「レディ・ヘンリー」と「レディ・イザベラ」の2通りあることが見て取れますね。この人物の自称自体に揺れがあります。
- そのうえで、どちらかにする必要があるということで、「レディ・イザベラ」の方が日本語文献・日本語検索でのアクセシビリティがより高いと判断されるのであれば、改名で結構かと思います。--Locust-of-abaddon(会話) 2019年6月23日 (日) 06:19 (UTC)
- 上でも触れましたが、オクスフォード英国人名辞典でも触れられているように、この方の夫と別れてからの正式な称号は"Lady Isabella Somerset"で、英語版の記事でもノートで記事名について異議が出ています。また、英国人名辞典のみならず、大英博物館でも"Lady Isabella Somerset"で名前が登録されており、夫と別れた1878年以後は"Lady Isabella Somerset"という名前を使っていたことが記されています。"Lady Isabella Somerset"という表記を用いたこの人に関する論文なども存在します。もともと本人の正式名称が「レディ・イザベラ・サマセット」に相当するものなのですから、「ヘンリー・サマセット夫人」が「呼び名を尊重」する記事名にはならないでしょう。--さえぼー(会話) 2019年6月23日 (日) 03:41 (UTC)
賛成 「卿」の「夫人」としてのみの「レディ」との混同を避けるために「ヘンリー・サマセット夫人」ではなく「イザベラ・サマセット」に改名するほうが良いでしょう。イザベラは結婚前から「レディ・イザベラ」だったので、結婚によって「卿」の「夫人」としての「レディ」の称号を得たランドルフ・チャーチル夫人とは切り分けて判断したほうが良いと思います(この方はあくまでも「レディー・ランドルフ・チャーチル」であって「レディ・ジェニー・チャーチル」と呼ばれることはなかったはず)。--miya(会話) 2019年6月26日 (水) 03:35 (UTC)
- Locust-of-abaddonさんも「改名で結構かと思います」とおっしゃっておられ、Miyaさんが賛成しておられますので、改名の合意がとれたと考え、移動を実施しました。--さえぼー(会話) 2019年7月9日 (火) 13:23 (UTC)