ノート:アーケオプテリクス科

上位分類について

アーケオプテリクス科の上位分類群について、『恐竜の教科書』（2019年）ではマニラプトル類、『恐竜学入門』（2015年）ではエウマニラプトル類とされており、マニラプトル類に属することに異論はありません。

『グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版』第151頁ではアーケオプテリクス類(Archaeopterygians)がデイノニコサウルス類の頁に掲載され、「小型で腕の大きな肉食性デイノニコサウルス類」と明記されています。著者グレゴリー・ポールは一般的学説と離れた独自解釈の強い研究者ですが、本書は完全にポール個人の解釈のみに立脚するわけではなく、ポールの見解と異なる仮説も紹介されており、信頼できる情報源として扱えると判断します。また、アーケオプテリクス科のデイノニコサウルス類への位置付けはen:Deinonychosauriaでもクラドグラムとして掲載されており、その出典とされている Hartman et al., 2019 でも確認できます[1]。

一方で、Cau, 2020 の系統解析では鳥群に位置付けられているようです[2]。以上、現時点で見解が統一されていないようであるため、デイノニコサウルス類としての分類は本文で言及するに留め、また冒頭部の鳥群としての分類も「そう扱われる場合がある」程度に留めています。なお当然ですが、このコメントは今後の研究の進展による記述の変更を妨げるものではありません。--ノボホショコロトソ（会話） 2021年11月26日 (金) 02:57 (UTC)