ノート:アブラガニ
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アブラガニとタラバガニの見分け方について突起の数が挙げられていますが、独立行政法人北海道区水産研究所 (釧路市)・柳本卓研究員(37)の研究で、甲羅中央部の突起数の違いが決め手にならないことが判明(下記 に詳細)しています。
オホーツク海にて資源調査のために捕獲したアブラガニ約300匹の中に、突起が五つか六つあるものが 15匹見つかったそうです。(約5%の割合です) これらはDNA鑑定の結果、タラバガニとの交雑種ではなく、純粋のアブラガニと判明しているそうなので、 突起の数で断定することは出来ないのではないでしょうか? ちなみにアブラガニとタラバガニは脚のつめの長さなどにも差異があるそうで、脚の先端のつめが、最も長 い節の半分以上あるのがアブラガニだそうです。 もっともこれも断定材料にするのはどうかと思いますので、これらを併せて判断材料にするのが、より効果 的なのかもしれませんが。