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ノート:お猿のかごや

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初版投稿者によるメモ

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現在の手持ちの資料で書ける事はほぼ書きつくしましたが、本記事に関してまだまだ書くべきことはたくさんあります。しかし、適切な出典がない、あるいは断片的な事実ばかりでまとめようがない、などの理由で現在は書けないものです。 以下の内容に関して適当な出典等を御存じでしたらご示唆いただけるとありがたいです。全体的なことを言えば「個別の話題やトリビアに関する情報はまだいくらでもあるが、総合的な観点から考えた紹介をしたい」ということです。

バリエーション節 

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本歌を歌った歌手や発売されたレコードCDのリストを単純に書き並べただけで相当な量になるはずですが、それはおそらく100種を越えると考えられる上に、この歌はオリジナルの歌手が存在するポピュラーソングではなく、パブリックな性質が強い童謡である以上、個別の歌手やレコード情報を並べたリストを作ってもあまり意味があるとは思えません。しかし、各種のアレンジを加えたものや、本文にある震災がらみような特殊な目的によるものなどは(もちろん出典つきで)リストアップする意味はあるでしょう。そういった「特筆性のある」バリエーションに関しては新しい節を設けて解説したいところです。

モチーフとしての『お猿のかごや』

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本歌の特徴は、歌自体の広がりもさることながら、「"お猿"の"駕篭屋"」という、今までになかった新しいモチーフおよびイメージを世に広げた点にあると思われます。例えば、土産物郷土玩具にも、明らかに本歌をモチーフとした『お猿のかごや』の造型品がいくつかあります。ゲームマシンにも『お猿のかごや』をテーマとしたものがあります。例1,例2,例3

「お猿」も「駕籠」も日本人には昔からなじみのもので、郷土玩具などのモチーフとしても昔からあるものです。それを組み合わせた「お猿の駕篭かき」というモチーフも、今となってはごく自然な発想と感じられ、昔からあってもよさそうに思われます。しかし、おそらくこの歌以前にそういう発想はなかったと考えられます。

郷土玩具、ゲームなどにおける『お猿のかごや』の例はすでにいくつか把握していますが、そういう個別の事例を並べたところであまり有用な意味のある記事にはなりません。これらの事例は、『お猿のかごや』によって提供された新しいモチーフ、という観点でまとめられると思います。郷土玩具や土産物やゲームも含めた民俗的モチーフに関する書籍や論文などで、こういった新しいモチーフについて論じているような資料はないでしょうか。

舞踊や遊戯として 

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先の「モチーフ」とも関連することですが、主に幼稚園向けの運動会競技や手合せ遊びなどにも、『お猿のかごや』をモチーフ、およびタイトルとしたもの(個別の競技スタイルや遊び方は著者によって異なる)が多数見受けられれます。また、戦前に(および戦後も)何人かの舞踏家舞踊家が本歌に振付けをして、幼稚園向けの遊戯や踊りに(あるいは本格的な舞台芸としての舞踊に)仕立てているようです。上の例と同じく、これらの遊戯、踊り、手遊び、競技など個別の事例を書き並べてもあまり意味があるとは思えませんが、『お猿のかごや』をモチーフとしたパフォーマンス、という切り口でまとめられると思います。そのような観点(舞踊等と童謡との関連性など)を論じているような文献はないでしょうか。

音楽教科書に載ったことはないらしい

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かなり意外なことですが、これだけ広く知られているにも関わらず、本歌は、小・中・高等学校の音楽の教科書に載ったことは一度もないようです。『音楽教科書掲載作品1000』(日外アソシエーツ、2011)というデータベースは、1949年から2009年までに刊行された小・中・高等学校の音楽教科書1354冊に掲載された全作品約一万曲のリストですが、その中に『お猿のかごや』は入っていません。(海沼実や山上武夫の他の作品はいくつかありますが)。このデータベースは調査がかなり徹底しており、解説によると、1950年代に刊行された10冊程度の教科書を除いて、全ての学年向けの全ての出版社の教科書を全ページを調査した、ということです。もちろん、たまたま未調査の10数冊に載っていた、と言う可能性もないとは言い切れないので、記事には書きませんが、このデータベースを信用するなら、本歌が教科書に載ったことはない、ということはほぼ確実に言えそうです。

その他こまごました情報

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ネットを漁っていて見付けた以下の情報は、裏づけさえ取れれば本記事に書く価値はあると思われますが、適切な出典が見当たらないため書けません。以下の内容に関する信頼性および検証可能性を満たす出典をご存時の方はご示唆いただけるとありがたいです。

小田原市の公的書類

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小田原市の発行する公的書類は、2011年5月ごろから四隅に「お猿のかごや」と「小田原提灯」のイラストが入った用紙を使用しているということです。情報源1,情報源2。これについて広報小田原のバックナンバーや小田原市のプレスリリースなどを調べたのですが載っていませんでした。小田原市立図書館のレファレンスサービスで、書類様式の変更に関する例えば市役所の内部通達とか通知とかの書類がないか聞いたのですが、その種の書類は図書館にはないということでした。その後、市役所の資料室で聞いたところ、電子公印を使用する際は偽造防止のために絵柄の入った用紙に出力することが必要という規程があるらしく、事務の電子化が進んだ10年くらい前からイラスト入りの用紙を使用しているとのことでした。また、絵柄は4~5年ごとに変更している(つまり2017年現在も「お猿のかごや」の絵が入っているかどうかは不明)ということ。そして、特に市民向けにお知らせのパンフレットなどはない、ということでした。「小田原の歌に」節にぜひ書きたい話題だったのですが、これではお手上げです。なにか良い方法はないでしょうか。なお、最近役所に行ったら、机の上に証明書類の絵柄が変りますというお知らせがあったので、現在は『お猿のかごや』のイラストは見られない可能性が高いと思います。

テレビでの猿のBGM

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かつては、テレビのニュース等で猿の話題が出てくると『お猿のかごや』がBGMとして流された。ただし『Monkey Magic』のヒット後はこちらに取って代わられるようになった。という情報もありました。おそらく事実と思われますが、どんな資料を調べればよいのか見当も付きません。少なくとも童謡関係の本にはないようです。

遠藤周作の評価

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遠藤周作は『お猿のかごや』が好きで、本歌を「モンキー・ドライバー」と呼んでいたとか[1]、カラオケなどでも『お猿のかごや』で踊り狂っていたとか[2]、トイレを我慢するときは『お猿のかごや』のフレーズを繰り返すとか言われていたらしいですが、これらはいずれも個人ブログなどから見付けた断片的情報なので記事になりません。例えば遠藤周作のエッセイで『お猿のかごや』について語っているものとか、第三者が遠藤の『お猿のかごや』への熱狂ぶりを語っているような文章などはないでしょうか。(出典を見つけたのでとりあえず追記。--Loasa会話2017年5月2日 (火) 14:47 (UTC))[返信]

  1. ^ 斉藤 由香「解説 --軽井沢の思い出」『狐狸庵人生論』遠藤周作、河出書房〈河出文庫〉、2009年、191-195頁。 
  2. ^ 中村真一郎「笑いと和解と」『追悼保存版 遠藤周作の世界』朝日出版、1997年、64頁。 

--Loasa会話2017年3月23日 (木) 08:12 (UTC)[返信]

運動会の競技との関連について

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いくつかの地域の学校(幼稚園・保育園も含む)にて、本楽曲と同名の運動会の競技があるようです。(例1例2) いくつかバリエーションがありますが、二人一組で籠に入ったボール(または棒にぶら下がった子ども)をゴールまで担ぐ内容です。もし、資料をお持ちの方がおりましたら、加筆をお願いします。--リトルスター会話2020年7月12日 (日) 01:55 (UTC)[返信]

  • 初版投稿者として述べたように、その種の競技に関する資料は、すでにいくつか目を通しております。(保育士や小学校の先生など向けのお遊戯や体育教育などの指導ガイドブック等)。しかし、上で述べたように、そういった個別の事例をいくつも書き並べてもあまり意味はないし、かえって記事の質を落としかねません。 私がいくつかの資料を見て、その種の競技について知っている(出典資料もある)にもかかわらず運動会競技について述べていないのもそのためです。この種の情報を載せるなら、少なくとも以下のような条件を満たすようなものをお願いします。
  1. 指導書のようなマニュアル本を出典とする場合は、異った著者による複数の資料にほぼ同じ内容が載っていること:同じ著者による資料だけではその著者オリジナルの競技とも考えられるため。
  2. PTA広報や自治体広報を出典にしない:これらの資料なら「いついつに何々小学校で運動会が開かれ、低学年の生徒たちが、二人一組でボールを載せた篭をかつぐ「お猿のかごや」で活躍しました」という類いの記事が見つかる可能性は高いでしょう。しかしそれだけでは、その競技が(少なくともその地域の学校では)一般的に行なわれているという証明にはならないし、もしかしてその学校だけのオリジナル競技である可能性もあります。
できるかぎり、たとえば学校運動会全般について記述されている総合的資料のようなものを利用していただきたいし、そういう資料を発見していただければ大歓迎です。その種の総合的資料の中に、「昭和○○年ごろから、一部の地域で「おさるのかごや」という競技が種目に加わった。これは二人一組で...」というような記述があれば理想的です。上述しているように、運動会競技だけでなく、幼稚園のお遊戯、アーケードゲーム、郷土玩具においても本歌をモチーフとしたものがいくつか存在していることは確認ずみですが、あえて記述しない理由はまったく同じです。--Loasa会話2020年7月12日 (日) 05:15 (UTC)[返信]
ご回答ありがとうございます。事情を理解いたしました。--リトルスター会話2020年7月12日 (日) 05:34 (UTC)[返信]