ノースコル
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ノースコル North Col | |
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中央の凹んだ部分がノースコル | |
所在地 | 中国(チベット) |
座標 | 北緯28度00分57秒 東経86度55分30秒 / 北緯28.01583度 東経86.92500度 |
標高 | 7,020 m |
山系 | ヒマラヤ山脈 |
プロジェクト 地形 |
ノースコル(英語: North Col, 中国語: 北坳, 拼音: , チベット語: Chang La(チャン・ラ))は、チベットにある世界最高峰のエベレストとその付属峰であるチャンツェの間の鞍部(コル)である。氷河によって刻まれた峠であり、東ロンブク氷河の上部を形成している。
概要
[編集]登山者がチベット側の北稜を通ってエベレストに登頂する場合、最初のキャンプ(伝統的には第4キャンプ、現在では第1キャンプ)がノースコルに設営される。海抜約7,020メートルのこの地点から、登山者は北稜を登り、エベレスト北面に沿って次第に高くなる一連のキャンプにたどり着く。登山者は海抜8,230メートルの第4キャンプから、山頂へのアタックを行う[1]。
ノースコルへの初到達は、1921年のイギリス隊によるエベレスト偵察探検中の1921年9月23日にジョージ・マロリー、オリバー・ウィーラー、ガイ・ブロックによってなされた。西洋人がエベレストに足を踏み入れたのは、これが初めてのことだった。ノースコルの発見者は長らくマロリーであるとされてきたが、実際には、マロリーがその存在を確認する1週間ほど前にウィーラーが発見していた。その後の1920年代と1930年代の探検隊は、ノースコルを使ってのエベレストへの登頂を試みた[2]。
外観
[編集]この画像は南が上になっている。ノースコルはサウスコルよりも低く、エベレスト山頂から遠い。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “North Col of Mount Everest”. NASA. 2018年12月26日閲覧。
- ^ Peter Gillman, ed (1993). Everest - The Best Writing and Pictures from Seventy Years of Human Endeavour. Little, Brown and Company. pp. 24–25. ISBN 0-316-90489-9