ノラの戦い (紀元前215年)
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第二次ノラの戦い | |
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戦争:第二次ポエニ戦争 | |
年月日:紀元前215年 | |
場所:ノラ | |
結果:カルタゴ軍の退却 | |
交戦勢力 | |
カルタゴ | 共和政ローマ |
指導者・指揮官 | |
ハンニバル・バルカ | マルクス・クラウディウス・マルケルス |
第二次ノラの戦いは、第二次ポエニ戦争において紀元前215年にハンニバル・バルカ率いるカルタゴ軍とマルクス・クラウディウス・マルケルス率いるローマ軍との間で戦われた戦闘である。
経過
[編集]前年の失敗にもかかわらず、ハンニバルは再びノラ奪取を試みた。ハンニバルはノラのマルケルスに会戦を挑んだものの、マルケルスはそれに応じなかった。このため戦う気が失せたカルタゴ軍は略奪を始めたが、マルケルスはそれに襲いかかった。その時ローマ軍は海戦で使う長い槍を装備しており、このため短い突き槍を用いていたカルタゴ軍に対して優勢に戦い、カルタゴ軍は撤退した[1]。プルタルコスは「後に残された戦死者の遺体は5000、捕虜は600、死んだ象は4頭、生け捕りにした象は2頭であった」[2]としているが、この記述ではこれがカルタゴ軍だけの損害か、双方合わせての損害かは不明確である(少なくとも象に限ってはカルタゴ軍のものであると言える)。
その後
[編集]この戦いから3日目に、カルタゴ軍よりローマ軍へとイベリア人とヌミディア人の騎兵300騎が脱走してきて、以後彼らはローマ側で忠実に戦った。