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ネヴィル・ラボック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネヴィル・ラボックの肖像画(フーベルト・フォン・ヘルコマー画、1903年)

サーネヴィル・ラボック: Nevile Lubbock、1839年3月31日 - 1914年9月12日)は、西インド委員会英語版の会長およびイングランド出身のアマチュアのクリケット選手である。

1839年3月31日、第3代準男爵サー・ジョン・ラボックとその妻ハリエット夫人の三男として、イングランドシティ・オブ・ウェストミンスター ピムリコ地区で生まれた[1][2][3]。9歳からイートン・カレッジに通っていたが、シティ・オブ・ロンドンでの父親の事業に参加すべく15歳の時に退学した[4][5]。1862年、西インドの貿易商だったキャバン・ブラザーズ商会に入社し、生涯に渡り西インドとの繋がりを持つことになる。トリニダード島サトウキビ栽培を導入した彼は、1887年にイギリス政府から第1回大英帝国首脳会議英語版に出席するように要請された[4]。1889年に勲爵士に叙せられた[4]彼は西インド委員会の会長に就任し、1909年から1914年までの任期を全うした。また王立保険取引公社英語版所長や取締役も務めた[4]

イートン・カレッジを若くして退学したためにクリケットチームに参加できなかった[1]ラボックは1858年から1860年までファーストクラス・クリケット英語版で6試合に出場した。1858年6月にファーストクラスでのデビューを果たした彼はローズ・クリケット・グラウンドで行われたアマチュア・ジェントルマン・オブ・ケント対ヒストリー・オブ・イングリッシュ英語版の試合に出場した。アマチュア・ジェントルマン・オブ・ケントの選手として4度出場しただけでなく、1860年にはケント州クリケットクラブ英語版の選手としても2度出場を果たしている。イートン・ランバースやジェントルマン・オブ・ウェスト・ケント所属の選手として非ファーストクラスの試合にも出場しており[3][6]、「巧みで信頼できる打者」であるとワイズデン・クリケッター年鑑英語版で説明されている[1]。大半の兄弟達もジェントルマン・オブ・ウェスト・ケントの選手としてクリケットの試合に出場し、エドガー英語版アルフレッド英語版の2人もケント所属の選手として試合に出場している[6]。長兄のジョンは1900年に初代エイヴベリー男爵に叙せられた[4]

ラボックは2度の結婚をしており、1度目の相手はシャルロット・ウッドであり、7人の息子と3人の娘をもうけた。1878年にシャルロットが没した後、1880年にコンスタンス・ハーシェルと再婚し、1人の息子と6人の娘をもうけた[3]。1914年9月12日、ケント州ブロムリーコモン英語版のオークレイ地区にある自宅で突然死した[4]。享年75[2]

脚注

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  1. ^ a b c Sir Neville Lubbock KMCG, Obituaries in 1914, Wisden Cricketers' Almanack, 1915. Retrieved 2018-12-15.
  2. ^ a b Nevile Lubbock, CricInfo. Retrieved 2018-12-15.
  3. ^ a b c Carlaw D (2020) Kent County Cricketers A to Z. Part One: 1806–1914 (revised edition), pp. 340–341. (Available online at the Association of Cricket Statisticians and Historians. Retrieved 2020-12-21.)
  4. ^ a b c d e f Death of Sir N. Lubbock, The Times, 14 September 1914, p.2. (Available online at The Times Digital Archive (Paid subscription required要購読契約). Retrieved 2020-08-03.)
  5. ^ Stapylton HEC (1884) Eton school lists from 1791 to 1877, p.245. Eton: Ingalton Drake. (Available online. Retrieved 2018-12-15.)
  6. ^ a b Neville Lubbock, CricketArchive. Retrieved 2018-12-15. (Paid subscription required要購読契約)

外部リンク

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