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ネプチューン (装甲艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
帆機走砲塔装甲艦ネプチューン
艦歴
発注 ロンドン ミルウォール ダッジョン造船所
起工 1873年
進水 1874年9月10日
竣工 1881年9月3日
就役 1883年3月28日
その後 1903年9月15日に売却・スクラップとして廃棄
前級 ドレッドノート
次級 インフレキシブル
性能諸元(竣工時)
排水量 8,964トン
全長
水線長 91.4m
全幅 19.2m
吃水 7.6m
機関 形式不明石炭専焼角型缶8基
+2気筒トランク式レシプロ機関1基1軸推進
最大出力 8,832ihp
最大速力 14ノット(機関航行時)
航続距離 10ノット/1,480海里(機関航行時)
燃料 石炭
乗員 541名
兵装 31.8cm前装填式連装砲2基
22.9cm前装填式ライフル砲2門
20ポンド後装填式砲6門
35.6cm水中魚雷発射管単装2門
装甲 錬鉄
舷側:229~305mm(水線部)
甲板:25~76mm(主甲板)
ボックスシタデル:254mm(側盾)、203mm(前後隔壁)
主砲塔:279~330mm(側盾)
司令塔:152~203mm

ネプチューン (HMS Neptune) は、イギリス海軍が第一次世界大戦前に建造した砲塔装甲艦である。エドワード・リードの設計で同型艦は無い。

概要

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本艦は元はブラジル海軍が発注した砲塔装甲艦「インディペンデシア」であったのを、イギリス海軍が購入した物である。

艦形

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本艦の武装・装甲配置を示した図。

本艦の基本構造は船首楼と船尾楼を持つ船体に3本の帆走マストと2本煙突を持つ装甲フリゲートである。水面下に衝角を持つ艦首から船首楼が始まり、その内部は22.9cm前装砲を並列に配置する砲郭となっており、艦首方向に最大で22.9cm2門、片舷に1門が指向できた。船首楼甲板は前部マストの手前で船首楼が終了した。船体中央部の2本煙突を挟み込むように31.8cm前装砲を収めたを伏せたような形状の連装式主砲塔が前後に1基ずつ計2基が配置された。主砲斉射時の爆風を避けるために煙突を基部として「空中甲板(フライング・デッキ)」が設けられ、その前部に艦橋が設けられた。空中甲板は2番主砲塔の後方に設けられた船尾楼と接続された。艦尾水面下には1枚舵を挟むように2枚羽のスクリュープロペラが片舷1軸ずつ計2軸推進であった。


関連項目

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参考図書

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  • 「世界の艦船増刊第30集 イギリス戦艦史」(海人社)
  • 「Conway All The World's Fightingships 1860-1905」(Conway)

外部リンク

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