ネパール地震 (1988年)
表示
ネパール地震 (1988年) | |
---|---|
本震 | |
発生日 | 1988年8月21日[2] |
発生時刻 | 午前4時39分(現地時間)[2] |
震源の深さ | 57[3] km |
規模 | マグニチュード(M)6.8[3] |
被害 | |
死傷者数 | ないし1450人[4] |
被害地域 | ネパール インド |
| |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
1988年のネパール地震(ネパールじしん)は、1988年8月21日、ネパール・サガルマタ県南部で発生したマグニチュード6.8の地震である[3]。
ネパールにおける被害は、東部のサガルマタ県・メチ県・コシ県から、首都カトマンズに近いバクタプルなどまで広範囲に及んだ[1]。死者数の半分以上は14歳以下の子どもであった[5]。インドにおける被害は、ビハール州のネパール国境に近い地域に集中した[1]。建物の被害は粘土や煉瓦で造られた伝統的な住宅に集中し、鉄筋コンクリート造りや木造住宅の被害は多くなかった[1]。
当時ネパールには建物の耐震基準に関する自前の規定がなく、インドやイギリスのものを準用していて、ネパールの実情に合った耐震規定の整備や防災教育の必要が指摘された[6]。
死者数 | 負傷者数 | 家屋被害 | 備考 | |
ネパール | 721人 | 7329人 | 10万戸 | [7] |
インド・ビハール州 | 282人 | 3766人 | 15万戸 | [7] |
合計 | 1003人 | 11095人 | 25万戸 |
参考文献
[編集]- 藤原悌三, 佐藤忠信, 久保哲夫, 村上ひとみ「1988年ネパール・インド国境地震の災害調査」『京都大学防災研究所年報. A』第32巻A、京都大学防災研究所、1989年4月、71-95頁、ISSN 0386-412X、NAID 120001178165。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 藤原ほか(1989), p. 71.
- ^ a b “A devastating dawn Earthquake: Tremors leave a trail of death and damage in Bihar and Nepal”. indiatoday. (1988年9月15日)
- ^ a b c d Earthquakes in Bihar, India
- ^ “ネパール地震:「M8級」過去にも 周辺は地震多発地帯”. 毎日新聞. (2015年4月25日) 2015年4月27日閲覧。
- ^ 藤原ほか(1989), p. 74.
- ^ 藤原ほか(1989), p. 93.
- ^ a b 藤原ほか(1989), p. 73<.
北緯26度45分18秒 東経86度36分57.6秒 / 北緯26.75500度 東経86.616000度座標: 北緯26度45分18秒 東経86度36分57.6秒 / 北緯26.75500度 東経86.616000度