ネトルスープ
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ネトルスープ | |
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種類 | スープ |
地域 | 北ヨーロッパ、東ヨーロッパ、中東 |
関連食文化 | ヨーロッパ料理、アジア料理 |
提供時温度 | 常温 |
主な材料 |
ネトルスープ(英語: Nettle soup)は、セイヨウイラクサを使った世界的なスープ料理。スカンディナヴィア、フィンランド、イラン、アイルランドで作られてきたが、各国で調理方法は異なる。古くから薬として飲まれてきた。
概要
[編集]青銅器時代にイギリスやアイルランドの住民がイラクサをシチューとして調理してきた[1][2]。関節炎、糖尿病、ニキビ、貧血、花粉症に効能があるとされている。ラコタやオジブワなどのネイティブアメリカンは赤痢や胃の不調の治療薬として使用されてきた。カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンAとBなどの栄養価が多く含まれる。イラクサはお茶又はスープとして沸騰する。
フィンランドの港町ポルヴォーはネトルスープに魚を混ぜ合わせる。ウクライナのネトルスープのレシピには、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、イラクサを材料としている。ウクライナのネトルスープはソレルスープと呼ばれてきた[3]。アイルランドではネギ、サワークリーム、バターを使っている。
出典
[編集]- ^ Alberge, Dalya (2011年12月4日). “Bronze age man's lunch: a spoonful of nettle stew” (英語). The Guardian News. 2018年7月24日閲覧。
- ^ Vincent, Jessica (2020年5月8日). “A British feast from garden weeds”. BBC Travel. 2024年10月10日閲覧。
- ^ “Green borsht, Ukraine National Cuisine - Recipes, Pictures, Info.” (英語). ukrainefood.info. 2024年10月10日閲覧。