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ネットワークユーティリティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ネットワークユーティリティ (: network utilities)は、コンピュータネットワークの状態を診断したり、設定を変更したりするユーティリティソフトウェアの総称。多くのツールはUNIXシステムにルーツがあるが、他の多くのオペレーティングシステムへも導入されている。

ほとんどのOSに標準で含まれている最も一般的なツールは次の通りである。

  • ping - 相手のホストコンピュータとの接続を確認できる(ICMPを使ったパケット損失遅延を検知)。
  • traceroute - パケットがネットワーク上の宛先に向かう途中で通過するシステム一覧を表示する。シーケンシャルTTLとともにパケットを送信することで、通過するホストからICMP TTL超過メッセージを受信する。
  • nslookup - DNSサーバーにDNSデータを照会する(UNIXシステムでは非推奨であり、代わりにhostdigを利用すべき。Microsoft Windowsシステムでは推奨されている)。
  • vnStat - コンソールからのネットワークトラフィックを監視するための便利なコマンド。 vnstatを使用すると、トラフィック情報をログシステムに保持して、サードパーティのツールで分析できる。

他にも一般的な以下のネットワークユーティリティがある。

  • netstat - ネットワーク接続 (入方向と出方向の両方)、ルーティングテーブル、多くのネットワークインタフェースとネットワークプロトコルの状態を表示する。ネットワークの問題を検出したり、ネットワークパフォーマンスを調べるにトラフィック量を図るときに使う[1]
  • spray - ホストに向けて多くのパケットを噴射し、結果を報告する[2]
  • netsh - Microsoft Windows でネットワークデバイスのローカルまたはリモートでの構成を行う。

以下のネットワーク構成ツールは、ネットワークの診断と状態把握に便利である。

主なネットワークユーティリティ

最も有用なネットワークコマンドのリスト

脚注

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