コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ネットマネー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネットマネー
NET M@NEY
ジャンル 投資情報誌
読者対象 30代サラリーマン・OL
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 (日本語)
定価 670円
出版社 産経新聞出版(発行)
日本工業新聞社(発売)
雑誌名コード 07245
刊行期間 2006年3月20日(5月号) - 2017年11月号
特記事項 創刊から2010年11月号(10月21日発売)までの発行元は、廣済堂出版→廣済堂あかつき
テンプレートを表示

ネットマネー』(NET M@NEY)は、日本の月刊投資情報誌。2006年3月20日に創刊し、2017年11月号をもって休刊した。

当初は廣済堂出版より発行・発売していたが、2008年10月発売の12月号から暁教育図書との合併により廣済堂あかつきとなり同社の出版事業部へ移行し、2010年10月発売の12月号から発行・発売元をフジサンケイグループの各社へ移行した(発行は産経新聞出版、発売は日本工業新聞社)。

創刊前の2005年新興市場、特にネット関連企業の株が急騰していた時期である。時に秒単位で売買を繰り返して億単位の利益を挙げるデイトレーダーが話題になり、他方ブログが急速に普及して、一般の個人投資家が日々銘柄研究の売買の成果を報告していた。そのような背景から「日本初のネット専門マネー月刊誌」として登場した。

特徴

[編集]

誌面はカラフルで写真・グラフが大きく配されている。

特集は、アナリスト、評論家、トレーダーを取り上げる企画が中心。DAIBOUCHOUや神王リョウなど、投資セミナーや投資法DVDを販売している自称“プロ個人投資家”も多数登場する。特に自称“株セレブ”の石田高聖はこの雑誌のメインキャラクターのような存在であったが、2008年3月に知人女性に対する暴行傷害で逮捕され、さらに投資顧問業法(現:金融商品取引法)違反が発覚して略式起訴されたため、連載等は打ち切りとなった。

個人投資家への取材にあたっては投資実績の裏付けはあまり取っていないようで、2006年には「SO汚ねぇおっさん」という個人投資家が高額DVDを発売し、ネットマネーも大々的に取り上げたが、一般ブロガー達の追跡調査により「SO汚ねぇおっさん」の実績詐称が明らかとなり、同誌がその片棒を担いだ格好となった。さらに2008年6月には、創刊当初からの人気連載陣の一角であった若林史江が公式ブログで常習的に記事を盗用していたことが報じられ、問題となった。

連載では、お笑いタレントのヒロシがお金のことをイチから勉強する企画「ヒロシ・マネー」、コラムニストの木村和久が個人投資家に会いに行く「目指せ株ミリオネア」、投資情報誌では定番の銘柄推奨「株プロ渾身のイチオシ株」、社会保険労務士・北村庄吾が高リスクの株取引に挑戦する「年金博士の信用取引修行」などがある。ネットマネー編集部員による「株自腹30万円バトル」は投資の臨場感を与える。

主な連載

[編集]
  • 若林史江 「株・はじめて講座」
  • 黒岩泰、臼田琢美、他 「ネット株大学」
  • 木村和久 「目指せ株ミリオネア!」
  • ヒロシ 「ヒロシ・マネー」
  • LOVEWHISKY 「為替で今夜も眠れない!」
  • 北村庄吾 「年金博士の信用取引修行」
  • 「株プロ渾身のイチオシ株」
  • 「株自腹30万円バトル」

別冊・増刊

[編集]

廣済堂あかつき時代には、別冊ないしは増刊として異なるジャンルの雑誌を発行していたことがあった。

2007年12月4日にビジネスライフスタイルマガジン『BIZ STYLE』(ビズスタイル)Vol.0(創刊準備号)を発売。以降、2008年10月30日発売の12月号まで全5号発行した[1]

2008年2月には、前年2月発売分まで日本スポーツ出版社から発行し休刊した野球雑誌『ホームラン』の新装刊準備号とホームラン増刊だった『12球団全選手カラー名鑑』を、それぞれ『ネットマネー』の増刊として発売した(その後、『ホームラン』は独立した雑誌として復刊する)。

脚注

[編集]
  1. ^ 3月18日にVol.1、5月13日にVol.2、7月8日にVol.3をそれぞれ発売。12月号以外は廣済堂出版から発行。