ネゴシアン
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ネゴシアン(仏: Négociant)は、フランス語で卸売業の意味であるが、ワイン産業においては、自らのブドウ畑を持たず、ブドウを購入して醸造を行ったり、樽やタンクでワインを買い付け、瓶詰め・販売を行う生産者を指す。
概要
[編集]ブルゴーニュをはじめとする大部分の地域では、農家からブドウないしはブドウ果汁を仕入れ、醸造・瓶詰めを行い販売する形態をとる。このときは自社のラベルを用いる。対となる生産形態としてドメーヌが存在するが、これはブドウ畑を所持し、ブドウ栽培から醸造までを一貫して手掛ける形態である[1]。ネゴシアンは、一般的にはドメーヌと比べ大規模な企業が多く、安定した品質のワインを大量に生産できる[2]。ブルゴーニュ以外でも、ボジョレーやローヌにおいてもこの形態のネゴシアンがみられる[1]。
ボルドーにおいては、生産者が瓶詰めしたワインの販売の取次ぎを行ったり、アッサンブラージュ(仏: Assemblage、ブレンドの意)して瓶詰めし販売する業者を指すことが一般的である[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c “ワイン通なら知っておきたい知識ネゴシアンとは”. ワインシュップソムリエ. 2024年4月29日閲覧。
- ^ “ドメーヌ(Domaine)とは?ネゴシアンやシャトーとの違いは?”. アカデミー・デュ・ヴァン. 2024年4月29日閲覧。