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日本自動車大学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本自動車大学校
英称 Nihon Automobile College
学校種別 専修学校
設置者 学校法人日栄学園
学校コード H112310000877 ウィキデータを編集
所在地 287-0217
千葉県成田市桜田296-38
公式サイト NATS日本自動車大学校HP
Portal:教育
プロジェクト:学校/専修学校テンプレート
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日本自動車大学校(にほんじどうしゃだいがっこう、英語表記:Nihon Automobile College)は、千葉県成田市にある自動車関連の私立専門学校。 略称はNATS(創立時の校名であるニホン・オートモービル・ハイテクニカル・スクール NIHON AUTOMOBILE HIGH TECHNICAL SCHOOL より)。 ニホン・オートモービル・カレッジを経て2006年4月に現在の校名・日本自動車大学校になる。

大栄インターチェンジ (東関東自動車道) に近い。自動車整備科・カスタマイズ科・モータースポーツ科・自動車研究科の4つの科がある。

教育理念

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自動車産業界の一翼を担う若き優秀な人材を育成し、日本の自動車産業界発展に貢献、さらには世界でも通じる技術と能力を養い、若者の夢を叶え、そして育むことを掲げている。

  • 校訓:健康・実践・向上
  • 教育目標
    • 一、企業幹部人材の育成
    • 二、高度な技術力の養成
    • 三、企業ニーズへの対応
    • 四、自動車整備教育水準の向上
    • 五、国際性の涵養

沿革

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  • 1989年-建学の精神に自動車産業界の一翼を担う若き優秀な人材を育成し、日本の自動車産業界発展に貢献、さらには世界でも通じる技術と能力を養い、若者の夢を叶えそして育むことを掲げ、専門学校ニホン・オートモービル・ハイテクニカル・スクールとして開校。
  • 1990年-当時、まだ試験が実施されていなかった1級自動車整備士像を想定し、独自のカリキュラムを構築、自動車経営科(現:自動車研究科)として全国に先駆け4年制課程を設置。
  • 1991年-BMWと業務提携を結び、BMWグループの技術者養成に特化した専門コースを設置。(2001年まで設置)
  • 1995年-国内外で活躍できるグローバルな人材を育成するため、英国ビバリーカレッジと教育提携を結ぶ。また、英国自動車工業会(IMI)に「自動車整備士」資格を取得する機会を与えられた。
  • 1996年-ショールームとハイテクセンターの機能を併せ持つ実習棟HOPP(Holonic Pier Plaza)が完成。
  • 1997年-東京オートサロン「東京国際カスタムカーコンテスト」に初出展し「NATS ZERO」がコンプリートカー部門で優秀賞を受賞。
  • 1998年-全国に先駆けて日本初のカスタマイズ科を設置。
  • 1999年-校名を専門学校ニホン・オートモービル・カレッジに変更。
  • 2000年-一周1.2kmのサーキットコースと1.5kmのダートコースを備えたテストコースをキャンパス内に設置。
  • 2002年-ル・マン24時間レースにNATSチャレンジ・ピットクルーを派遣開始(2007年まで実施)。この後SUPER GTスーパーフォーミュラ全日本ロードレース選手権などへの派遣も開始する。
  • 2003年-全長80mの実習棟で大型自動車にも対応する規模の「NATS80棟」が完成。1階には17基のリフトが並び、同時展開で34台の実習授業が可能。2階には学科教室、3D-CAD教室などがある。
  • 2005年-レースメカニックの養成を図るモータースポーツ科を設置
  • 2006年-校名を日本自動車大学校へ変更。
  • 2010年-世界的デザインコンペ「the PDP Award Andrea Pininfarina」で学生の手掛けたカーデザインが優勝。
  •     モータースポーツ科が参戦するFormula4でグランドチャンピオン獲得。
  • 2011年-第42回・東京モーターショーに学生製作のスポーツEVカー「NATS EV-Sports Prototype01」を自動車大学校史上初出展。
  • 2014年-東京オートサロン「東京国際カスタムカーコンテスト」で「NATS EV-Sports Prototype02」が出展車両約800台の頂点となるカスタムカーグランプリを獲得。
  • 2017年-学生フォーミュラ日本大会2017で総合5位、5年連続で自動車大学校1位を獲得。
  • 2018年-イベントホールとしても活用できる新体育館が完成。
  • 2019年-開校30周年記念式典の実施。
  •     全日本EVグランプリで7年連続シリーズチャンピオン獲得。
  • 2020年-日栄学園に日整学園を合併し千葉県自動車整備専門学校(千葉県袖ケ浦)がグループ校となる。
  • 2021年-千葉県自動車整備専門学校が「日本自動車大学校 袖ケ浦校」へ校名変更。
  • 2022年-学生フォーミュラ日本大会2022で総合3位、11年連続で自動車大学校1位を獲得
  • 2023年-東京オートサロン「東京国際カスタムカーコンテスト」で「NATS Alphard Super Dually」が優秀賞を獲得し、5年連続・合計20回目の受賞を達成。

設置学科

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自動車整備科
「国家2級自動車整備士」資格取得を目的とする。分解・整備・点検・組付け実施後には学校内のテストコースにて完成検査のテストランを行う。
カスタマイズ科
車両デザイン・設計製作・板金塗装・改造申請などボディワーク全般を修得し、1年間でカスタムカーを製作する。製作した車両は東京オートサロンへ出展し、ナンバーを取得してテストランキャラバンを行う。
モータースポーツ科
競技車両の開発・製作やマシンセッティング技術・レース運営・チームマネジメント能力を修得する。フォーミュラ4(F4)シリーズ参戦や全日本EV選手権など、実際にレース活動を行う。2013年からは独自シャシーとして「NATS001」を開発し、同校講師でもある金井亮忠(2010年のF4東日本シリーズチャンピオン)をドライバーにF4に参戦している[1]
自動車研究科
「1級自動車整備士コース」「3D-CAD設計製造コース」「マネージメントコース」を設置し、将来の目的に合わせて学ぶことが出来る。
1級自動車整備士コース
「国家1級小型自動車整備士」資格取得を目的とする。
3D-CAD設計製造コース
3D-CADシステム「CATIA」や3Dソフト「Think Design」を使い設計手法を修得する。
マネージメントコース
独立開業や経営継承を目標とし経営・販売・営業・プレゼンテーション能力を修得する。

NATSカスタムカー

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東京オートサロン・国際カスタムカーコンテスト 歴代受賞車
写真 車両名称 受賞
1997年 NATS ZERO NATS ZERO 優秀賞(コンプリートカー部門)
1998年
NATS98 優秀賞(コンプリートカー部門)
1999年
NATS 300GT 優秀賞(コンプリートカー部門)
2000年
NATSユニオン 優秀賞(コンプリートカー部門)
2001年
NATS出展車両 審査委員奨励賞
2002年
NATSプレリュードワゴン グランプリ(ステーションワゴン部門)
NATSアイトーン  優秀賞(コンセプトカー部門)
2004年 JIM-CARRY NATSジムキャリー グランプリ(コンセプトカー部門)
2007年 NATS Mini-SX NATS Mini-SX 最優秀賞(コンパクトカー部門)
2009年 NATS GT-K NATS GT-K  最優秀賞(コンパクトカー部門)
NATS LONG3 優秀賞(セダン部門)
2012年
NATS RSW  優秀賞(SUV部門)
2014年 NATS EV-Sports Prototype 02 NATS EV-Sports Prototype 02 最優秀賞(ECOカー部門)/カスタムカーグランプリ
2015年
NATS MBW550 最優秀賞(コンパクトカー部門)
2016年
NATS CAMPFIRE 優秀賞(コンパクトカー部門)
2018年
NATS VELLFIRE PICKUP 最優秀賞(SUV部門)
2019年
NATS RX-STANCE 最優秀賞(ドレスアップカー部門)
2020年
NATS A90 Spider 優秀賞(インポートカー部門)
2022年
NATS Low limo 最優秀賞(セダン部門)
2023年
NATS Alphard Super Dually 優秀賞(ミニバン・ワゴン部門

NATSサーキット

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全長1.2kmのサーキットコースと全長1.5kmのダートコースが併設してある。またドライビングスクールやTV番組の収録(「新車ファイル クルマのツボ」、「週刊バイクTV」、「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」など)にも使われることがある。

■サーキットコース 300mのストレートやバンク、ヘアピンコーナーなど多彩なバリエーションでテストランが可能。
・コース全長/1200m
・コース福員/8~15m
・最大高低差/4m
・コーナー総数/7

■ダートコース 自然を生かし変化に富んだコースで、大きな高低差や様々な仕掛けがあり4WD車などのテストランに最適。
・コース全長/1500m
ログバリア、ロックセクション

■ジムカーナ場 ドライビングトレーニングやレーシングカート走行が楽しめるほか、臨時ヘリポートとしても使用される。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 2014 F4 PADDOCK NEWS Vol.5 - オートスポーツ

外部リンク

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