ニホンクリエイト
種類 | 株式会社 |
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略称 | ニホンクリエイト |
本社所在地 |
日本 〒556-0021 大阪市浪速区幸町2-2-40 |
設立 | 1989年4月 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4120001113116 |
代表者 | 破産管財人 高橋英伸[1] |
資本金 | 1,000万円[1] |
関係する人物 | 板倉由次(前代表取締役社長) |
特記事項:2019年3月15日破産手続開始決定。2019年11月26日法人格消滅。 |
ニホンクリエイト (NIHON CREATE Co.Ltd.) は、日本の大阪市浪速区に本社を置いていたコンピュータゲーム開発企業。登記上の社名は日本クリエイト株式会社だが、同名の企業が多いことから「日本」をカタカナに変更したブランド名を使用していた。
開発分野はパーソナルコンピュータ向けが多いものの、PlayStation版『3×3EYES』(発売:エクシング、PC-9800シリーズの同タイトル移植)ニンテンドーDS版『高校野球道DS』など、家庭用ゲーム機向けタイトルも開発実績がある。
代表製品と沿革
[編集]クリスタルソフトで『Mr.プロ野球』を開発していた板倉由次が独立して1988年6月に創立し、翌1989年4月に法人へ改組[1]。PC-8801時代より『野球道』などのソフトをリリース。当時珍しい監督視点の野球ゲームとして注目を集める。 ブレイクしたのは当時人気を博していた『3×3EYES』のアドベンチャーゲームにおいて。セルビデオを同梱するというユニークな商法も合わせて話題となり、このタイトルは3本のシリーズ化となった。また、同じくアニメ・コミックに原作を求めたAVG『天地無用』等も発表した。
2002年には、コミカルな設定やキャラクターを前面に押し出した異色の草野球SLG『アパッチ野球道』を発表。ファミ通にて伊集院光が夢中になっている様子がコラムに連載(国産PCゲームとしては異例)されるなどした。
2004年になると女子野球を題材とした『高校野球道GIRLS』でさらなる新境地開拓に挑戦。高校野球道の最新作、『高校野球道3』なども平行に発表しつつ、2009年7月にはニンテンドーDSにて『高校野球道DS』(発売はスパイク)を開発した。
開発コストを吸収できず、赤字経営が続いていたことから、2019年3月7日に大阪地方裁判所へ破産を申請。同年3月15日に大阪地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[1]。そして同年11月26日に法人格が消滅した。
経営破綻時点での主なタイトル
[編集]★はプロジェクトEGGでダウンロードできるソフト。
- 野球道シリーズ
- 高校野球道シリーズ
- 高校野球道
- 高校野球道EX
- 高校野球道EX2000
- 高校野球道2
- 高校野球道2EX
- 高校野球道3
- 高校野球道Girls
- アパッチ野球道
- 高校野球道DS
- 3×3EYESシリーズ
- その他のゲーム(PC88/DOS)
- その他のゲーム(WIN)
- その他のゲーム(廉価版)
- 高校野球道CV
- 高校野球道CV2
- 高校野球道CV3
- アパッチ野球道SV
- 探検道CV
関連項目
[編集]- 板倉由次 - 代表取締役社長。
- 久門淳二
- 道慶一夫 - 代表作は『実況パワフルプロ野球8』『実況パワフルプロ野球9』『実況パワフルプロ野球10』『実況パワフルプロ野球11』『実況パワフルメジャーリーグ』『実況パワフルメジャーリーグ2』『実況パワフルメジャーリーグ3』『実況パワフルメジャーリーグ2009』『パワフル野球部』『パワプロスタジアム』『実況パワフルプロ野球』(Android・iOS対応)。
- 山本利彦
- 米倉俊之 - 代表作は『サルゲッチュ』『サルゲッチュ2』『サルゲッチュ3』『大乱闘スマッシュブラザーズX』『ソーマブリンガー』。
- 前田武史 - 代表作は『ティンクルスター スプライツ 〜La Petite Princesse〜』。
- 寺前文敏
脚注
[編集]- ^ a b c d 倒産・動向速報記事 日本クリエイト株式会社帝国データバンク 2019年4月2日