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ニセカンランハギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニセカンランハギ
ニセカンランハギ Acanthurus dussumieri
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
: ニザダイ科 Acanthuridae
: クロハギ属 Acanthurus
: ニセカンランハギ A. dussumieri
学名
Acanthurus dussumieri
Valenciennes, 1835
英名
Penciled surgeonfish

ニセカンランハギ (偽橄欖剥[2]学名:Acanthurus dussumieri、英名:Penciled surgeonfish)は、ニザダイ科に属する

分布

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西部太平洋インド洋に分布する。日本では南日本の太平洋沿岸、琉球列島小笠原諸島などに生息する。日本海側でも見られる[2]

生態

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台湾基隆沖で群れを作って遊泳している稚魚

体長は40センチメートル程度。クロハギオスジクロハギと似ているが、尾柄棘に白いおおいがあり、背鰭は黄色で縦じまが無く、尾鰭に暗色斑が多数あることで判別できる。浅いサンゴ礁の斜面や岩礁などで群れを作って泳ぐが、水深130mの深い場所でも発見されている。糸状藻類デトリタスを食べる。

利用

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沖縄県ではポピュラーな魚として、刺し網漁などで漁獲される[2]マース煮刺身などの調理法で食べられる[2]観賞魚として水族館などで展示されることもある。

脚注

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  1. ^ Choat, J.H., McIlwain, J., Abesamis, R., Clements, K.D., Myers, R., Nanola, C., Rocha, L.A., Russell, B. & Stockwell, B. (2012). “Acanthurus dussumieri”. IUCN Red List of Threatened Species 2012: e.T177981A1510126. doi:10.2305/IUCN.UK.2012.RLTS.T177981A1510126.en. https://www.iucnredlist.org/species/177981/1510126 2023年9月26日閲覧。. 
  2. ^ a b c d ニセカンランハギ(Pencil surgeonfish)市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク

参考文献

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  • 岡村収・尼岡邦夫 編・監修 『山溪カラー名鑑 日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年8月20日 初版第1刷発行 644頁 ISBN 9784635090278