ニシヲカムイ
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概要
[編集]江戸時代に『渡島筆記』という書物に記録がある北海道石狩市浜益区に伝わる妖怪で、ある日夏の夕暮に海から黒いニシヲカムイが上陸し、山の方へ飛んでいくと風のような不明な姿に変わったという。また、その正体は誰にもわからず、見た人も周囲の人も害はなかったという。
また、深瀬春一の『松前怪談十種』という論文にも記述されており、海から黒い影が陸の方へかけぬけたと伝えられている[1]。
姿
[編集]ニシヲカムイの姿は伝わっておらず、魚のような姿で描かれたり一つ目の姿で描かれたりする。
脚注
[編集]- ^ 深瀬春一「松前怪談十種」『旅と伝説』第3巻第10号、三元社、1930年10月1日、76頁、NCID AN00139777、2022年3月4日閲覧。