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ニオイヤグルマギク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニオイヤグルマギク
ニオイヤグルマギク
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : アザミ亜科 Carduoideae
: ニオイヤグルマ属 Amberboa
: ニオイヤグルマギク A. moschata
学名
Amberboa moschata (L.) DC.
シノニム

Centaurea moschata

和名
ニオイヤグルマギク、ニオイヤグルマ

ニオイヤグルマギク[1](ニオイヤグルマ[2]、スイート・サルタン、学名Amberboa moschata)は、キク科の、地中海沿岸地方に原産する半耐寒性の一年草である。花の形がよく似ていることから、かつてはヤグルマギク属 Centaurea に分類されていたが、現在は他の6種と共に、ニオイヤグルマ属 Amberboaにされた。草丈50〜80cmで、茎と葉は無毛で、明るい黄緑色をしている。葉は細長く切れ込みがある。花は初夏に咲き、下からよく分枝し、1つの花柄に5cmくらいの頭花が1輪頂生する。花色はクリーム色・樺色・赤紫・ピンクなどのパステルカラーであるが、鮮やかな黄色の花をつけるイエロー・サルタンという特別な品種も売られている。花に甘い香りがある。

9月にまき、冬は霜よけをして育てる。切り花向きの草花だが、性質はやや弱く、作りにくい。

脚注

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