ニイナとオジイの戦世〜めぐりめぐる命の惨禍〜
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『ニイナとオジィの戦世〜めぐりめぐるいのちの讃歌〜』(ニイナとオジイのいくさゆ〜めぐりめぐるいのちのさんか〜)とは、第二次世界大戦及び沖縄地上戦65年の慰霊の日に那覇にあるパレット市民劇場で公開されたオーディオ舞台である。
後に、ラジオドラマとして2010年7月3日に『やまだひさしのラジアンリミテッドF』で音源が放送された。 以降、6月23日の慰霊の日に合わせて、再演を重ねる。
2011年に演出をTheater TEN Company(仮称)の田原雅之を迎え、再演。 2012年も再度、演出にTheater TEN Company(仮称)の田原雅之にて上演。6月には沖縄本土復帰40周年イベントとして、TOKYO FMで放送された[1]。
あらすじ
[編集]生きることが嫌になり自殺を図った主人公ニイナ。 彼女はいつしかあの世の入り口・三途の川にいた。 川を渡ろうとすると見知らぬ男が現れ、見せたいものがあるという。 男が連れて行ったのはニイナのふるさと沖縄。 1945年、太平洋戦争の真っただ中、アメリカ軍が上陸し、 戦場と化した沖縄だった。 そこで彼女が見たもの…それは16歳で徴兵され、 学徒兵として必死で戦うオジィの姿だった。 戦争を目の当たりにしたニイナは、自分のいのちが奇跡の中から生まれた 「祝福」であり、24万の無駄死にした人々の血の上に咲く「花」であることを知る。 そして、ラストシーン。 彼女はオジィの生死を分かつ意外な真実を知ることで、 平和な現代に生まれてきたことの意味を知るのだった…
登場人物
[編集]- 玉那覇 ニイナ
- 玉那覇 亀吉(オジィ)
- 繁
- 比嘉
- 忠昭
- ルシファー
出演者
[編集]初演(2010年)
- やまだひさし(ナレーション)
- 池田卓(玉那覇 亀吉(オジィ)役)
- 高良結香
- mas36
- 砂川政秀
- 照屋理子
- 長嶺辰紀
- 宮城美喜
- 村吉綾奈
- 島袋真奈美
- 糸数優花
- 嘉数大介
- 國場健志
- 内間安朗
- 垣花大河
- 城間一輝
- 神里知弥
- 嶺井理輝
- 玉那覇愛
- 金城秀平
- 叶信之
- 玉那覇仁
- 亀濱裕樹
- 與儀恵美
- 糸数新奈
テーマソング
[編集]- 南の海風
- 歌:Niina
スタッフ
[編集]- 脚本 - 鍵山直子
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ 沖縄本土復帰40周年特別プログラム TOKYO FM 2012年6月14日付報道提供