ナルバダゾウ
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ナルバダゾウ(Palaeoloxodon namadicus )は、パレオロクソドン属の1種である[要出典]。更新世中期から後期にインドに分布していた。
概要
[編集]かつて本種は、P.anticusと頭蓋骨が類似していることから同一種とみなしていた。しかしながら、頭蓋骨上部の大きな隆起、四肢の骨の長大さ、眼窩後方の眼窩下領域に独自の陥没があることから、本種を別種とみなした見解が現在では有力視される[要出典]。牙は長さ3.6m、重さ120kgと現生のアフリカゾウを上回る大きさだったようだ[要出典]。
2015年のアジアー・ララメンディらの研究により、牙や鼻の先までを含む全長は7m、体高5.5m、体重22トンと推測された[要出典][1]。大腿骨の大きさは165cm近くにもなる[1]。このことから、ナルバダゾウはパラケラテリウム、コロンビアマンモス、トロゴンテリーゾウと並ぶ史上最大級の陸生哺乳類の1つとして肩を並べる[1]。
分布はインドのガンジス川流域の平原や湿地帯であり、同時期に生息した現代のアジアゾウの祖先と共存していたとされている[2]。
脚注
[編集]- ^ a b c “Palaeoloxodon namadicus image buy Uchytel”. uchytel.com. 2024年10月19日閲覧。
- ^ Patnaik, Rajeev; Singh, Ningthoujam Premjit; Paul, Debajyoti; Sukumar, Raman (2019-11-15). “Dietary and habitat shifts in relation to climate of Neogene-Quaternary proboscideans and associated mammals of the Indian subcontinent”. Quaternary Science Reviews 224: 105968. doi:10.1016/j.quascirev.2019.105968. ISSN 0277-3791 .