ナビコ
業種 | マリンエレクトロニクス |
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設立 | 2006年 |
本社 | ノルウェー エーゲシュン |
主要人物 | CEO兼社長:クヌート・フロスタ(Knut Frostad) |
売上高 | 3億7千万USドル(2018年) |
所有者 | ブランズウィック コーポレーション |
従業員数 | 1,800名(2019年) |
ウェブサイト |
navico |
ナビコ(英語:Navico)は、ノルウェーに本拠を置くマリンエレクトロニクス企業。プレジャー部門と商業部門双方に向けた商品開発と製造を行う。日本の古野電気に次ぐ海洋電子機器の主要サプライヤーとなり[1]、音響測深装置を開発したノルウェー人であるウィリー・サイモンセン(Willy Simonsen)が1946年に設立したサイモンセン・レディオ(Simonsen Radio)が起源となる[2]。
本社はノルウェーのエーゲシュン(エーゲルスン)に置き、グループ企業としてアメリカ、イギリス、メキシコ、ニュージーランドに製造拠点を構える。
歴史
[編集]1946年 - ノルウェー人であるウィリー・サイモンセン(Willy Simonsen)によってサイモンセン・レディオ(Simonsen Radio)が設立される。また、シムラッド・ヨッティング(Simrad Yachting)はサイモンセン・レディオ以外で構成された海洋機器の組合から誕生する[2]。
1955年 - ブルックス&ゲートハウス(Brookes&Gatehouse, B&G)社は、イギリス人のR.N ゲートハウス(R.N.Gatehouse)と、ロナルド・ブルックス(Ronald Brookes)の2名よって設立された[2]。
1957年 - アメリカ人であるダレル・ローレンス(Darrell Lowrance)によってローレンス・エレクトロニクス(Lowrance Electronics)が設立され、一般の釣り人に向けた初となるレクレーション用ソナーであるフィッシュロケーター(Fish-Lo-K-Tor、別名:リトルグリーンボックス)の発売を開始する[2]。
2005年 - スウェーデンのプライベート・エクイティ・ファームであるAltor 2003 Fund社がコングスベルグ・グループからシムラッドを買収[2]。
2006年 - Altor 2003 Fundがアメリカのローレンス社を買収。同年Altor 2003 Fundによって合併が行われ、ナビコ社が設立された。ナビコはアメリカのブランズウィック コーポレーションのマリンエレクトロニクス部門を買収。買収によりレクレーショナル業界向けとしては最大手企業となる[2]。
2016年 - ゴールドマンサックスとAltorFundIVによってAltor 2003 Fundからナビコグループを買収する契約に署名。同年C-MAP社を買収[2]。
2021年 - ブランズウィック コーポレーションがAltor FundIVからナビコグループを買収する[2]。
保有ブランド
[編集]- ブルックス&ゲートハウス(B&G, Brookes&Gatehouse)
- 主にクルーザーやヨット向けの商品開発を行っており、チャートプロッター、ナビゲーション機器など電子航海計器、自動操縦装置、レーダーなどの製品提供を行う。また、セーリングやヨットレースなど競技用ソフトウェア開発なども手掛ける。
- ローレンス・エレクトロニクス(Lowrance Electronics)
- 一般釣り人向けの魚群探知機やソナー、エレクトリック・トローリング・モーターなどを提供する。日本ではローランスとも表記される。
- シムラッド・ヨッティング(Simrad Yachting)
- 小型船舶から大型船、軍艦などに向けた統合ナビゲーション装置(ECDIS)や通信機器、レーダーシステム、自動操縦装置、航海用安全機器など船舶用電子機器全般の提供を行う。また、同様製品の商船向けを専門とするコマーシャル部門を抱える。