ナスリ (プロゲーマー)
ナスリ | |
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青木太一 | |
基本情報 | |
生誕 |
1999年12月10日(25歳) 神奈川県 |
国籍 | 日本 |
選手情報 | |
現況 | 現役 |
現所属 | 鹿島アントラーズ |
ゲーム | FIFAシリーズ |
公式サイト | Antlers E-SPORTS TEAM |
チーム | |
FIFA19シーズン | 横浜F・マリノス |
FIFA20シーズン- | 鹿島アントラーズ |
ナスリ(1999年〈平成11年〉12月10日 - )は、神奈川県横浜市出身のプロゲーマー。eスポーツプレーヤー。鹿島アントラーズeスポーツチーム所属。JFAサッカーe日本代表。
本名は青木太一(あおきたいち)。
経歴
[編集]家電量販店で見つけたFIFAシリーズを遊び、夢中になったことをきっかけに本格的にサッカーゲームを始める。
2018年
[編集]5月、『明治安田生命eJ.LEAGUE』に初出場。初めての公式大会ながらベスト4[1]進出。
6月にはオンライン成績によりアムステルダムで開催された世界大会『FIFA 18 Global Series Playoffs』へ出場[2]。ベスト4進出。世界一のFIFAプレイヤーを決める『FIFAe World Cup』に唯一のアジア選手として出場を決めた。
8月、株式会社スポーツITソリューションとマネジメント契約を締結[3]。
10月、『SONYコンチネンタルカップ』日本予選で優勝。パリで行われた本戦ではベスト8進出。
12月、功績が認められJリーグアウォーズに招待された。[4]
2019年
[編集]1月、『Licensed Qualifier Event』(世界大会)に出場。アジア選手代表として大会に継続的に出場し続けた。
6月にはベルリンで開催された『FIFA 19 Global Series Playoffs』へ出場し、ベスト16成績を残した。
19シーズン終了時の世界ランクはアジア最上位の24位を記録。
2020年
[編集]1月、鹿島アントラーズ eスポーツチームに加入。[6]チームにとって初加入選手となった。
アトランタで行われた『FUT Champions Cup #3』 でベスト16入りを果たし、4月にサッカーe日本代表に選出[7]。日本サッカー協会公認のeサッカーが、正式な代表カテゴリーになることが決定してから初めて選出された選手にあたる。
2021年
[編集]FIFA21シーズンも鹿島アントラーズ eスポーツチームに所属してプレー。サッカーe日本代表にも選出された。
しかし、各世界大会に出場を果たすも、なかなか勝ちきれない結果が続く。「FIFA20から21へのアップデート後に少し苦労はしていて、自分にはまっているシリーズではないと思う部分もあります」[8]とコメントを残している。
2022年
[編集]引き続きFIFA22シーズンも鹿島アントラーズ eスポーツチームでプレー。サッカーe日本代表。
1月に行われた『eJリーグ FUTチャンピオンカップ』で優勝すると[9]、その後出場した『FGS Qualifier』 (アジアオンライン大会) で3大会連続優勝を果たした。
7月に開催された『FIFA 22 Global Series Playoffs』では、予選ラウンドを4勝1敗で突破。決勝ラウンドはルーザーズトーナメントに回るも、決定戦でスウェーデン王者を破り、コペンハーゲンで開催される『FIFAe World Cup』への出場が決定[10]。アジア選手唯一の出場となった。
表彰式ではジャージに記された鹿島アントラーズ のエンブレムをアピールしながら登場。司会の質問に対しては、英語で「ごめん、英語はうまく喋れないんだ。でもいい気分だよ」[11]と笑顔で返答し、その場を沸かせることとなった。
eワールドカップはコロナ禍で過去2大会が中止となっており、3年ぶりの開催。自身としては2018年以来、2度目の出場となる。
プレーオフ終了時点での世界ランクは北アジア1位。[12]
eワールドカップはベスト32でシーズンを終えた。
人物・エピソード
[編集]趣味はサッカー観戦。特にプレミアリーグ 。好きなチームはマンチェスター・シティFC [13]。好きな選手はサミル・ナスリとフェルナンジーニョ(フェルナンド・ルイス・ローザ)。
尊敬しているのは父親。自身の活動についてよく理解してくれているという。
好きな芸能人は有吉弘行 。
- プレーヤーネームは大ファンである元マンチェスター・シティのサミル・ナスリに由来。[14][15]
- 日本国外でのプレーヤーネームはWeb Nasri(ウェブ・ナスリ)だが、これは2018年6月に自身初の世界大会となった『Global Series Playoffs』出場の際に、英語のエントリーフォームが読めず、プレーヤーネームの箇所に誤って『Web』と記載してしまったことが背景にある。その大会でベスト4まで勝ち進んでしまったことで海外では『Web』の名で知られることとなり、プレーヤーネームは合わせたものを使用するようになった。
- 2020年、e国際親善試合『StayAndPlay eFriendlies』では日本代表FW岡崎慎司とタッグを組んで出場した。その後もTwitterで度々応援のメッセージをもらっている。[16][17]
プレースタイル
[編集]- 自分のプレースタイルを「攻撃的なボゼッションスタイルが特徴だと思います。前線に多く人数をかけて相手の隙を狙うのが自分の得意なプレースタイルです」と語る。[18]
- 相手ペナルティエリア内の狭いスペースで仕掛けるスキルムーブ「エラシコ」が必殺技。世界大会でも多くの相手を葬り去っている。
FIFA18シーズン
[編集]- 明治安田生命eJ.LEAGUE ベスト4
- Global Series playoffs(アムステルダム) ベスト4
- FIFA eWorld Cup 2018(ロンドン) 出場
FIFA19シーズン
[編集]- SONYコンチネンタルカップ日本予選 優勝、本大会(パリ) ベスト8
- Licensed Qualifier Event(ロンドン) 準優勝
- UEFA eChampions League(マンチェスター) グループステージ敗退
- Global Series Playoffs(ベルリン) 16位
- Global Series 世界ランキング24位(PlayStation 4)
FIFA20シーズン
[編集]- FUT Champions Cup #3(アトランタ) ベスト16
- eJ.LEAGUE オンラインチャレンジカップ ベスト8
- 鹿マッチ2020 4位
- Summer Cup Series Asia(オンライン開催) 準優勝
FIFA21シーズン
[編集]- 鹿マッチ2021 3位
- eJ.LEAGUE クラブチャンピオンカップ 準優勝
- eJ.LEAGUE FUTチャンピオンカップ ベスト4
- FIFAe Club World Cup Zone2(アジア) Final 3位
- FIFAe Nations Online Qualifiers 2021 アジアオセアニア予選 優勝(サッカーe日本代表)
- FIFAe Nations Cup 2021 出場 (大会中止)(サッカーe日本代表)
FIFA22シーズン
[編集]- FGS Qualifier Season1 北アジア大会(オンライン開催) 3位
- eJリーグ クラブチャンピオンカップ ベスト4
- eJリーグ FUTチャンピオンカップ 優勝
- FGS Qualifier Season2 北アジア大会(オンライン開催) 優勝
- FGS Qualifier Season3 北アジア大会(オンライン開催) 優勝
- FGS Qualifier Season4 北アジア大会(オンライン開催) 優勝
- Jクラブ対抗2on2大会 テレキューブカップ 優勝
- Global Series playoffs(ロンドン) ベスト32(突破)
- FIFA eWorld Cup 2022 ベスト32
出演
[編集]- サッカーeスポーツ チャレンジマッチproduced by LEGENDS STADIUM (JFATV、2020年5月11日)[20]
- やべっちFC「祝・Jリーグ再開! やべっちeスポFC」(テレビ朝日・ABEMA、2020年5月11日)[21]
- おぎやはぎのスポーツバラエティBULL’S SHOW (スポーツブル、2022年5月21日)
脚注
[編集]- ^ “明治安田生命eJ.LEAGUE(eJリーグ) - FIFA 18に搭載されているJ1クラブ(2018シーズンにJ1に所属している15クラブ)を用いておこなうトーナメント形式の大会 -:Jリーグ.jp”. Jリーグ.jp. 2022年7月22日閲覧。
- ^ Arts, Electronic (2018年5月4日). “FIFA 18 グローバルシリーズプレイオフ出場者”. Electronic Arts Inc.. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “【世界と戦うeスポーツ(FIFA)プレーヤー】WEB(ナスリ)選手とマネジメント契約を締結”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “eJ.LEAGUE初代王者かーる選手、ベスト4あつや選手&ナスリ選手のJリーグアウォーズ公式インタビュー”. VAMOLA eFootball News. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “eスポーツチーム ナスリ選手加入のお知らせ | ニュース”. 横浜F・マリノス 公式サイト. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “eスポーツチーム設立およびナスリ選手加入のお知らせ | 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト”. 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト | KASHIMA ANTLERS. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “サッカーe日本代表 Web Nasri選手/ fantom選手 決定のお知らせ”. JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “Web Nasri |サッカーe日本代表 | 日本代表 | JFA.jp”. www.jfa.jp. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “FIFA 22 グローバルシリーズ グローバルプレーオフ出場権はナスリ選手、アグ選手が獲得!【FIFA 22 グローバルシリーズ eJリーグ Powered by plala】:Jリーグ.jp”. Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ). 2022年7月22日閲覧。
- ^ Arts, Electronic (2022年6月24日). “FGS 1v1 Playoffs - FIFA 22 Global Series” (英語). Electronic Arts Inc.. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “e日本代表ナスリがeワールドカップ出場決定!! 表彰式で鹿島のエンブレムを猛アピール(ゲキサカ)”. Yahoo!ニュース. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “FIFAe | Your legacy awaits” (英語). www.fifa.gg. 2022年7月22日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “「週刊プロゲーマーファイル」File.011:ナスリ選手【FIFA】”. 4Gamer.net. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “コロナ禍で大会がなくなったプロゲーマーたちはなにをしているのか 家でゲームしているだけではない!”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2020年6月4日). 2022年7月22日閲覧。
- ^ “ナスリが鹿島で描くW杯への道。「eスポーツ世界一を目指したい」|eスポーツ|集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva”. 集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/nasri121017/status/1252177362780778496”. Twitter. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/okazakiofficial/status/1542152040041877507”. Twitter. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “Web Nasri |サッカーe日本代表 | 日本代表 | JFA.jp”. www.jfa.jp. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “Web Nasri |サッカーe日本代表 | 日本代表 | JFA.jp”. www.jfa.jp. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “サッカーeスポーツ チャレンジマッチ”. JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “「祝・Jリーグ再開! やべっちeスポFC」中田C.R.O、ナスリ選手 | 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト”. 鹿島アントラーズ オフィシャルサイト | KASHIMA ANTLERS. 2022年7月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- WEB/NASRI e-Sports Player オフィシャルサイト
- Web Nasri / ナスリ (@Nasri121017) - X(旧Twitter)
- Web Nasri - YouTubeチャンネル
- Antlers E-SPORTS TEAM
- 鹿島アントラーズ 公式チャンネル Kashima Antlers Official - YouTube
- 株式会社スポーツITソリューション (マネジメント契約)