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ナイジェル・マーヴェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナイジェル・マーヴェン
2008年4月18日撮影
生誕 1960年11月27日
イングランドの旗 イングランドバーネット
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 野生動物プレゼンター、テレビプロデューサー、作家、鳥類学者
身長 188センチメートル[1]
配偶者 Jenny Hull(1996年 - 2000年
Gillian Impey(2004年 - 2018年
子供 2
公式サイト http://www.nigelmarven.com/
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ナイジェル・マーヴェンNigel Marven1960年11月27日 - )は、イギリス野生動物プレゼンターテレビプロデューサー作家及び鳥類学者である。彼は2008年ロンドンマラソンを4時間4分で完走するチャレンジを行い、イギリスのクジラとイルカの保護協会英語版への募金2万ポンドを調達したことでも有名である[2]

経歴

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生い立ち

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1960年11月27日イギリスのバーネットで生まれ、セント・オールバンズで育った。幼いころから動物を好み、8歳でハムスターを、9歳でナナフシを飼育。10代前半ではさらに大型の動物に手を出し、カササギボアコンストリクターカイマンまでもを飼育し、浴槽ではウナギを泳がせていた。幼少のナイジェルは旅行先でもヘビトカゲといった動物をキャッチアンドリリースして勉強していたため、家族の休日は動物探検に費やされた[3]

高等教育以前の学業を修了すると、ナイジェルは1年間アメリカを旅し、ヘルベンダーアンフューマに遭遇した[3]。イギリスに戻ってからは、自然界の学術研究ができること、およびブリストルが野生動物の映像制作で著名であったことから、ブリストル大学へ進学[3]。大学では植物学を学んだ[4]。修士課程で珪藻カサガイ捕食-被食関係の研究中、Galactic Garden というBBCの番組でワームを扱える人材が求められ、ナイジェルが初めてテレビに出演することになった[3]

その後はブリストルの BBC Natural History Unit に就職[4]。カメラマンのアラン・ヘイワードから映像制作技術を学び[3]、様々な野生動物ドキュメンタリーの制作に携わった[4]。全編に亘ってナイジェルが登場した初めての映像作品はデイビッド・アッテンボローの『First Eden』シリーズであった[3]

1998年からはITVへ移籍、ITVからナイジェル自身が製作したドキュメンタリーをカメラの前でプレゼンするスタイルを提案されたことがきっかけとなり、現在のプレゼンスタイルへと繋がる[4]

2004年には、広告からドキュメンタリー番組まで映像作品の制作を手掛ける、ナイジェル自身の独立系企業 Image Impact を設立した[5][6][3]

プレゼンスタイル

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ナイジェルは野生動物を紹介するとき、実際に近づいて捕まえたり、一緒に泳いだりといった大胆なプレゼンスタイルで有名である。檻なしでホホジロザメと一緒に泳ぎながら紹介する、ルブロンオオツチグモを自身の顔に乗せて大きさを紹介する、4.5メートルのアフリカニシキヘビに絡まれながら紹介するなど、体を張ったプレゼンを笑顔で行う。この大胆なプレゼンスタイルはしばしばスティーブ・アーウィンと比較されることがある[4]

受賞歴

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私生活

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彼はベジタリアンであり[10]、『プレヒストリック・パーク』でもその旨が述べられている。

自宅には『続 タイムスリップ! 恐竜時代 古代の海へ』で使われたメガロドンの顎が飾られている[11]

日本との関係

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日本でもナイジェルの人気は高く、一部の出演作品はNHK教育テレビジョンの『地球ドラマチック[12]日本テレビの『世界まる見え!テレビ特捜部[13]において取り上げられている。また、ナイジェル自身日本へ何度か訪問しており、2007年には日本テレビの『世界一受けたい授業』に講師として出演もしている[14]。ナイジェルは日本について「日本で人気があることは誇りだ」「漫画に登場することはこの上ない私の名誉の1つ」と自身の公式サイトにて公表していた[15]

出演作品

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脚注

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  1. ^ Nigel Facts”. ナイジェル・マーヴェン. 2018年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月5日閲覧。
  2. ^ Marven, Nigel. “Nigel Marven's Fundraising Page”. 2020年2月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g Biography”. 2018年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月5日閲覧。
  4. ^ a b c d e Nigel Marven's profile on UKTV Eden website”. Eden. 2020年2月5日閲覧。
  5. ^ Nigel Marven”. LinkedIn. 2020年2月5日閲覧。
  6. ^ Image Impact”. ナイジェル・マーヴェン. 2012年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月5日閲覧。
  7. ^ Nigel Marven's awards”. インターネット・ムービー・データベース. Amazon.com. 2020年2月5日閲覧。
  8. ^ 2015 Maritime Media Awards Winners and Nominees”. The Maritime Foundation. 2017年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
  9. ^ ナイジェル・マーヴェン [@Nigelmarven] (2016年3月24日). "Putting my new @samstaylor suit to good use, receiving award from @ukAndyharmer @ukcruising and @BBCBenthompson". X(旧Twitter)より2020年2月5日閲覧
  10. ^ FAQs”. ナイジェル・マーヴェン. 2016年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月5日閲覧。
  11. ^ ナイジェル・マーヴェン [@Nigelmarven] (2018年10月26日). "It took all day to suspend the life size Megalodon jaws, but it was well worth it, I now have a memento of Sea Monsters on the house". X(旧Twitter)より2020年2月5日閲覧
  12. ^ 地球ドラマチック - 『プレヒストリック パーク~絶滅動物を救え!~』(6回シリーズ)”. NHK. 2013年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
  13. ^ ティラノサウルス捕獲大作戦”. 世界まる見え!テレビ特捜部. 日本テレビ. 2020年2月5日閲覧。
  14. ^ 今回のホニャララ授業復習”. 世界一受けたい授業. 日本テレビ. 2020年2月5日閲覧。
  15. ^ Nigel in comic form”. ナイジェル・マーヴェン. 2011年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月5日閲覧。

外部リンク

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