ドラゴンスレイヤーシリーズ
ドラゴンスレイヤーシリーズ | |
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ジャンル | コンピュータゲーム |
シリーズ構成 | |
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「ドラゴンスレイヤーシリーズ」(Dragon Slayer series)は、日本ファルコムによるコンピュータゲームシリーズ。略称は「ドラスレ」[1]。
概要
[編集]1984年に発売された『ドラゴンスレイヤー』(以下『I』)を第1作とし、木屋善夫がプログラマとして指揮を執ったゲームシリーズ[2]。2作目以降のシリーズ作品はそれぞれ独自のタイトルを持ち、副題やエンドロールなどで『Dragon Slayer II』のようにローマ数字によるシリーズナンバーと共にシリーズ作品であることが示された。
『I』以降、木屋が指揮を執ったファルコム作品はそのジャンル・内容にかかわらず「ドラゴンスレイヤー」の名を冠しており、このシリーズ名は木屋作品であることを示す冠名のようなものとなっていた。このため、木屋の退社後にファルコムは『風の伝説ザナドゥII』を「The Last of Dragon Slayer」として発売することによってシリーズを終了させたうえで解体し、『ザナドゥ』、『ロマンシア』、『ソーサリアン』、『英雄伝説』、『ロードモナーク』、『風の伝説ザナドゥ』のそれぞれを独自シリーズとしている。
共通性
[編集]『I』の「王冠を4つ手に入れるためにドラゴンを倒す」という最終目的は、2-4作目では「最終の敵ドラゴンを倒せる唯一の武器であるドラゴンスレイヤーを手にするために王冠を4つ手に入れる」と逆転した形で引き継がれ、これ以降もシリーズタイトル通りに「ドラゴンを倒す」ことが最終目的となっている。ただし、7作目の『ロードモナーク』においてドラゴンは登場すらしない。
シリーズ作品
[編集]下記の8シリーズが「ドラゴンスレイヤー」の名を持つ。ドラゴンスレイヤーシリーズからの派生作品であっても木屋の退社後の作品は「ドラゴンスレイヤー」の名を持たず、シリーズには含まれない(例:『英雄伝説』シリーズの『III』以降)。例外は「The Last of Dragon Slayer」と銘打たれた『風の伝説ザナドゥII』のみ。
ただし『風の伝説ザナドゥII』が木屋の退社後の作品であることから、同作は「The Last of Dragon Slayer」を名乗りながらもドラゴンスレイヤーシリーズには含まれないとされることも多い。また逆に「VIII」ではなく「The Last of」と銘打たれていることから「ドラゴンスレイヤー IX」であるとみなされることもある。
各作品の詳細についてはそれぞれ記事を参照。
- ドラゴンスレイヤー(1984年)
- ザナドゥ
- ロマンシア(1986年) - パッケージでは「ドラゴンスレイヤーJr.」。後に「III」として昇格された。
- ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー(1987年)
- ソーサリアン
- ソーサリアン (1987年)
- ソーサリアンユーティリティ VOL.1(1988年)
- ソーサリアン追加シナリオVOL.1 (1988年)
- ソーサリアン追加シナリオVOL.2 戦国ソーサリアン(1988年)
- ソーサリアン追加シナリオVOL.3 ピラミッドソーサリアン(1988年)
- ドラゴンスレイヤー英雄伝説 - 当初「VI」の文字は外されていた。
- ロードモナーク
- 風の伝説ザナドゥ
派生作品
[編集]その時代におけるファルコムの代表作となっているものが多く、シリーズ解体後も「Dragon Slayer」を冠さない多くの派生作品が発売されている。以下、独立記事のあるものを掲載。派生作品および詳細については各作品記事を参照。
- ザナドゥ
- ソーサリアン
- ドラゴンスレイヤー英雄伝説
- ドラゴンスレイヤー外伝 眠りの王冠
脚注
[編集]- ^ “あの頃のゲーム、僕らのGOTY――ロシアが史上最高のパズルゲームを世に送りだした1984年の個人ベストゲームは?”. IGN Japan (2018年1月15日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ “いよいよ発売される「ファルコム・アーリー・コレクション For X68000」とは一体何なのか”. GAME Watch (インプレス): p. 2. (2022年2月25日) 2022年8月20日閲覧。