ドミトリー・パトルシェフ
ドミトリー・パトルシェフ Дмитрий Патрушев | |
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2019年7月23日 | |
生年月日 | 1977年10月13日(47歳) |
出生地 |
ソビエト連邦 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国、 レニングラード |
出身校 |
国立経営大学 外交アカデミー FSBアカデミー |
子女 | 6人 |
親族 |
ニコライ・パトルシェフ(父) アレクセイ・パトルシェフ |
内閣 | ミハイル・ミシュスティン内閣 |
在任期間 | 2024年5月14日 - 現職 |
大統領 | ウラジーミル・プーチン |
内閣 |
第2次ドミートリー・メドヴェージェフ内閣 ミハイル・ミシュスティン内閣 |
在任期間 | 2018年5月18日 - 2024年5月7日 |
大統領 | ウラジーミル・プーチン |
ドミトリー・ニコラエヴィチ・パトルシェフ(ロシア語: Дмитрий Николаевич Патрушев, ラテン文字転写: Dmitry Nikolayevich Patrushev,1977年10月13日 - )は、ロシア連邦の政治家、銀行家である。農業大臣を務めた。2024年より副首相を務めている。
連邦保安庁長官、安全保障会議書記を歴任し、2024年より大統領補佐官を務めているニコライ・パトルシェフは父。
経歴
[編集]1977年10月13日にレニングラードで生まれた。1999年に国立経営大学を卒業し、経営学の学位を取得。同年、運輸省に入省。2002年から2004年まで、外交アカデミーで専門分野である「世界経済」を学び、同年、VTB銀行に入行した。また、2006年にFSBアカデミーを卒業した。2007年以降、VTB銀行の上級副社長を務める。2010年から2018年までロシア農業銀行の頭取と監査役員を務め、この際、パトルシェフは個人や企業に提供する商品やサービスを拡充した。新保険および投資事業部門が設立され、銀行は農産業複合体への支援を強化した。さらに、2010年から2017年にかけて、ロシア農業銀行の融資ポートフォリオは4倍に増加した。2017年のその額は2兆9700億ルーブルと推定されている。加えて、2016年から2021年まで、ガスプロム取締役を務めた。
農相
[編集]2018年5月18日、ウラジーミル・プーチン政権下の第2次ドミートリー・メドヴェージェフ内閣で農業大臣に任命され、続くミハイル・ミシュスティン内閣でも再任された。パトルシェフの指揮のもと、国家事業として「農村地域の総合開発」が実施された。この事業は2020年末までに、ロシアの82地域をカバーし、600万人に影響を及ぼした。
副首相
[編集]2024年5月12日、第2次ミハイル・ミシュスティン内閣で連邦政府副議長(副首相)に任命された。
制裁
[編集]ナワリヌイ事件とロシアのウクライナ侵攻を受けて、イギリス、カナダ、オーストラリア、ウクライナ、ニュージーランドがパトルシェフに対して制裁を課した。