トルネオ・デ・ラ・URBA

トルネオ・デ・ラ・URBA
	今シーズン・大会:; [[2024シーズン]]
競技	ラグビーユニオン
開始年	1899年 (125年前)
参加チーム	12 (トップ12)
国	アルゼンチン
連盟	アルゼンチンラグビー協会 (UAR) (1899 - 1995); ブエノスアイレスラグビー協会 (URBA) (1996 - )
前回優勝	アルムニ (2024)
最多優勝	CASI (33回)
公式サイト	URBA - TOP 12

トルネオ・デ・ラ・URBA（西: Torneo de la URBA、発音: トルネオ・デ・ラ・ウルバ）は、アルゼンチンにおけるラグビーユニオンの地域リーグの1つで、ブエノスアイレスラグビー協会（URBA）が主催している。最上位リーグはトップ12（トップ・ドセ）またはURBAトップ12（ウルバ・トップ・ドセ）と呼ばれている。

概要

1899年に創設された南アメリカで最も歴史のあるラグビー選手権^{[注 2]}。

アルゼンチンにはラグビーのクラブチームのための全国リーグが存在しておらず、地方ごとに地域協会が主催する地域リーグが開催されている。その中でブエノスアイレスを中心とする首都圏のチームが参加するのがトルネオ・デ・ラ・URBAである。競技レベルごとに7カテゴリーで構成されており、最上位リーグはトップ12と呼ばれている^{[注 1]}。

同国にはトルネオ・デ・ラ・URBAの他にも、コルドバを中心とするトルネオ・デ・コルドバ、ロサリオを中心とするトルネオ・レヒオナル・デル・リトラル、トゥクマンを中心とするトルネオ・レヒオナル・デル・ノロエステなどの地域リーグが存在するが、首都圏リーグであるトルネオ・デ・ラ・URBAは登録チーム数が突出しており、トップクラスの競技レベルを維持している。

トルネオ・デ・ラ・URBA（トップ12）の優勝チームは、首都圏以外のクラブ王者を決定するトルネオ・デル・インテリオール^{[注 3]}の優勝チームと、クラブ国内王者を懸けてナシオナル・デ・クルベス^{[注 4]}で対戦する。

主な地域リーグ

地域リーグ名	創設年	主要都市	備考
トルネオ・デ・ラ・URBA （Torneo de la URBA）	1899	ブエノスアイレス	^{[注 5]}
トルネオ・デ・コルドバ（Torneo de Córdoba）	1931	コルドバ	^{[注 6]}
トルネオ・レヒオナル・デル・リトラル（Torneo Regional del Litoral）	1929	ロサリオ
トルネオ・レヒオナル・デル・ノロエステ（Torneo Regional del Noroeste）	1944	トゥクマン
トルネオ・レヒオナル・デル・ノルデステ（Torneo Regional del Nordeste）	1999	レシステンシア
トルネオ・レヒオナル・パンペアーノ（Torneo Regional Pampeano）	2008	マル・デル・プラタ
トルネオ・レヒオナル・デル・オエステ（Torneo Regional del Oeste）	2000	メンドーサ
トルネオ・レヒオナル・パタゴニコ（Torneo Regional Patagónico）	2008	ネウケン

CAロサリオはブエノスアイレス首都圏ではないサンタフェ州ロサリオのチームであるが、ブエノスアイレスラグビー協会（URBA）およびロサリオラグビー協会（英語版）（URR）の両協会の設立に携わった経緯から、特例的に両協会に所属している。

歴史

^[1]^[2]^[3]

1899年4月10日、ブエノス・アイレスFC、ローマスAC、ベルグラーノAC、CAロサリオの4クラブによりアルゼンチンラグビー協会（UAR）の前身となるリバープレートラグビー協会（River Plate Rugby Union）が設立。同年5月から7月にかけてリバープレートラグビー協会選手権（のちのトルネオ・デ・ラ・URBA）の第1回大会が開催された^{[注 2]}。

1931年5月18日、リバープレートラグビー協会がリオ・デ・ラプラタ・ラグビー協会（Unión de Rugby del Río de la Plata）に改称。その後、1951年11月29日にアルゼンチンラグビー協会（UAR）に改称。

1993年、クラブ国内王者を決定するナシオナル・デ・クルベスが創設される。例年、ナシオナル・デ・クルベスの出場枠の約半数はトルネオ・デ・ラ・URBAに割り振られている^{[注 4]}。

1995年12月26日、ブエノスアイレス首都圏を管轄する地域協会として、アルゼンチンラグビー協会（UAR）から分離する形でブエノスアイレスラグビー協会（URBA）が設立され、1996シーズンからURBA主催によるトルネオ・デ・ラ・URBAとして開催されている。

第1回大会を除き、大会はラウンドロビン方式で開催されてきたが、複数チームによる同点優勝となるシーズンが少なくなかった^{[注 7]}。これを改善するため1998年以降はレギュラーシーズンの上位チームによるプレーオフトーナメント方式が採用されている^{[注 8]}。

2008年、トルネオ・デ・ラ・URBAの最上位リーグの名称がトップ14（トップ・カトルセ）となる。以降、最上位リーグの名称は、所属チーム数に応じてトップxx（xxは数字）と名付けられている。

2017年から最上位リーグがトップ12（トップ・ドセ）となる。

2020年はCOVID-19パンデミックの影響により大会中止となった。2021年には再開されたが、特例措置として降格なしのレギュレーションとしたため、2022年はトップ13（トップ・トレセ）として開催された。2023年以降はトップ12に戻っている。

参加チーム

2023シーズンの所属チーム^[4]

歴代優勝チーム

^[2]^[3]

シーズン	優勝チーム	回	準優勝チーム^{[注 9]}	備考
1899	ローマス	①	ロサリオ	^{[注 10]}^{[注 11]}
1900	ブエノス・アイレスFC	①	-	^{[注 12]}
1901	ブエノス・アイレスFC	②	-
1902	ブエノス・アイレスFC	③	-
1903	ブエノス・アイレスFC	④	-
1904	ブエノス・アイレスFC	⑤	-
1905	ロサリオ	①	-
1906	ロサリオ	②	-
1907	ベルグラーノ	①	-
1908	ブエノス・アイレスFC	⑥	-
1909	ブエノス・アイレスFC	⑦	-
1910	ベルグラーノ	②	-
1911	GEBA	①	-
1912	GEBA	②	-
1913	ローマス	②	-
1914	ベルグラーノ	③	-
1915	ブエノス・アイレスFC	⑧	-
1916	-	-	-	開催されず
1917	CASI	①	-
1918	CASI	②	-
1919	-	-	-	開催されず
1920	CASI	③	-
1921	ベルグラーノ	④	-	2チーム優勝
1921	CASI	④	-	2チーム優勝
1922	CASI	⑤	-
1923	CASI	⑥	-
1924	CASI	⑦	-
1925	CASI	⑧	-
1926	CASI	⑨	-
1927	CASI	⑩	-
1928	CASI	⑪	-
1929	CASI	⑫	-
1930	CASI	⑬	-
1931	CUBA	①	-	^{[注 13]}
1932	GEBA	③	-	タイブレーク
1933	CASI	⑭	-
1934	CASI	⑮	-
1935	ロサリオ	③	-
1936	ベルグラーノ	⑤	-
1937	オールド・ジョルジアン	①	-
1938	オールド・ジョルジアン	②	-
1939	GEBA	④	-	3チーム優勝
1939	オールド・ジョルジアン	③	-	3チーム優勝
1939	SIC	①	-	3チーム優勝
1940	ベルグラーノ	⑥	-	2チーム優勝
1940	オリーボス	①	-	2チーム優勝
1941	SIC	②	-
1942	CUBA	②	-
1943	CASI	⑯	-
1944	CUBA	③	-
1945	CUBA	④	-
1946	プカラ	①	-
1947	CUBA	⑤	-
1948	SIC	③	-
1949	CASI	⑰	-	2チーム優勝
1949	CUBA	⑥	-	2チーム優勝
1950	CUBA	⑦	-	2チーム優勝
1950	プカラ	②	-	2チーム優勝
1951	CUBA	⑧	-	^{[注 14]}
1952	CUBA	⑨	-
1953	オブラス・サニタリアス	①	-
1954	CASI	⑱	-
1955	CASI	⑲	-
1956	CASI	⑳	-
1957	CASI	㉑	-
1958	ブエノス・アイレスCRC	⑨	-	^{[注 15]}
1959	ブエノス・アイレスCRC	⑩	-
1960	CASI	㉒	-
1961	CASI	㉓	-
1962	CASI	㉔	-
1963	ベルグラーノ	⑦	-
1964	CASI	㉕	-
1965	CUBA	⑩	-
1966	ベルグラーノ	⑧	-
1967	CASI	㉖	-	2チーム優勝
1967	ベルグラーノ	⑨	-	2チーム優勝
1968	CUBA	⑪	-	2チーム優勝
1968	ベルグラーノ	⑩	-	2チーム優勝
1969	CUBA	⑫	-
1970	CUBA	⑬	-	2チーム優勝
1970	SIC	④	-	2チーム優勝
1971	SIC	⑤	-
1972	SIC	⑥	-
1973	SIC	⑦	-
1974	CASI	㉗	-
1975	CASI	㉘	-
1976	CASI	㉙	-
1977	SIC	⑧	-
1978	SIC	⑨	-
1979	SIC	⑩	-
1980	SIC	⑪	-
1981	CASI	㉚	-
1982	CASI	㉛	-
1983	SIC	⑫	-
1984	SIC	⑬	-
1985	CASI	㉜	-
1986	SIC	⑭	-	2チーム優勝
1986	バンコ・ナシオン	①	-	2チーム優勝
1987	SIC	⑮	-
1988	SIC	⑯	-
1989	バンコ・ナシオン	②	-	2チーム優勝
1989	アルムニ	①	-	2チーム優勝
1990	アルムニ	②	-
1991	アルムニ	③	-
1992	アルムニ	④	-
1993	SIC	⑰	-	^{[注 16]}
1994	SIC	⑱	-
1995	ラ・プラタ	①	-	^{[注 17]}
1996	ロサリオ	④	-	^{[注 18]}2チーム優勝
1996	インドゥ	①	-	^{[注 19]}2チーム優勝
1997	SIC	⑲	-
1998	インドゥ	②	SIC	^{[注 20]}
1999	SIC	⑳	ロサリオ
2000	ロサリオ	⑤	CASI
2001	アルムニ	⑤	-	^{[注 21]}
2002	SIC	㉑	レガータス
2003	SIC	㉒	CASI
2004	SIC	㉓	アルムニ
2005	CASI	㉝	SIC
2006	インドゥ	③	アルムニ
2007	インドゥ	④	アルムニ
2008	インドゥ	⑤	ニューマン	^{[注 22]}
2009	インドゥ	⑥	CASI
2010	SIC	㉔	ラ・プラタ
2011	SIC	㉕	アルムニ
2012	インドゥ	⑦	ラ・プラタ
2013	CUBA	⑭	インドゥ
2014	インドゥ	⑧	CUBA
2015	インドゥ	⑨	CUBA
2016	ベルグラーノ	⑪	インドゥ
2017	インドゥ	⑩	アルムニ	^{[注 23]}
2018	アルムニ	⑥	インドゥ
2019	SIC	㉖	ベルグラーノ
2020	-	-	-	^{[注 24]}
2021	CUBA	⑮	SIC
2022	インドゥ	⑪	SIC	^{[注 25]}
2023	SIC	㉗	アルムニ
2024	アルムニ	⑦	ベルグラーノ

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ ^a ^b 下位リーグにプリメーラA・B・C、セグンダ、テルセーラ、デサロージョと続く。
^ ^a ^b 南半球では、1874年創設のシュートシールド（オーストラリア・シドニー）、1891年創設のカリーカップ（南アフリカ）、1904年創設のランファーリー・シールド（ニュージーランド）などと共に、最も歴史のあるラグビー選手権の1つ。
^ 首都圏以外の7つの地域リーグの上位16チームによって争われる。
^ ^a ^b かつてはトルネオ・デ・ラ・URBAとトルネオ・デル・インテリオールの上位チームが複数出場していたが、2022シーズン以降は両大会の優勝チームによる1試合のみが行われている。
^ トルネオ・デ・ラ・URBAの優勝チームはナシオナル・デ・クルベスに出場して、クラブ国内王者を懸けてトルネオ・デル・インテリオールの優勝チームと対戦。
^ 各地域リーグの上位チームはトルネオ・デル・インテリオールに出場。トルネオ・デル・インテリオールの優勝チームはナシオナル・デ・クルベスに出場して、クラブ国内王者を懸けてトルネオ・デ・ラ・URBAの優勝チームと対戦。
^ 1932年はレギュラーシーズン1位の3チームによるタイブレークが実施された記録がある。
^ 2001シーズンはラウンドロビン方式で実施された。
^ プレーオフトーナメント実施シーズンのみ。
^ 1899年4月10日にリバープレートラグビー協会が設立。
^ プレーオフトーナメント方式を採用。
^ 1900年から1997年までラウンドロビン方式を採用。
^ 1931年5月にリバープレートラグビー協会がリオ・デ・ラプラタ・ラグビー協会に改称。
^ 1951年11月にリオ・デ・ラプラタ・ラグビー協会がアルゼンチンラグビー協会（UAR）に改称。
^ ブエノス・アイレスCRCはブエノス・アイレスFCの優勝回数（8回）を継承する。
^ ナシオナル・デ・クルベスが創設。トルネオ・デ・ラ・URBAの上位チームが出場。
^ 1995年12月にブエノスアイレスラグビー協会（URBA）が設立。大会をUARからURBAに移管。
^ 大会名称がトルネオ・デ・ラ・URBAとなる。
^ 大会名称がトルネオ・デ・ラ・URBAとなる。
^ 1998年以降、レギュラーシーズンの上位チームによるプレーオフトーナメント方式を採用。
^ ラウンドロビン方式を採用。
^ 最上位リーグがトップ14となる。
^ 最上位リーグがトップ12となる。
^ COVID-19パンデミックの影響により大会中止。
^ COVID-19パンデミック後の特例措置によりトップ13として開催。

出典

^ El camino del Rugby Argentino Unión Argentina de Rugby
^ ^a ^b HISTORIA DE LA URBA Unión de Rugby de Buenos Aires
^ ^a ^b Argentina - URBA - Top 12 The Rugby Archive
^ Argentina - URBA - Top 12 The Rugby Archive

外部リンク

公式ウェブサイト（スペイン語）

この項目は、ラグビーユニオンに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:ラグビー）。

[:1-1] 下位リーグにプリメーラA・B・C、セグンダ、テルセーラ、デサロージョと続く。

[:0-2] 南半球では、1874年創設のシュートシールド（オーストラリア・シドニー）、1891年創設のカリーカップ（南アフリカ）、1904年創設のランファーリー・シールド（ニュージーランド）などと共に、最も歴史のあるラグビー選手権の1つ。

[3] 首都圏以外の7つの地域リーグの上位16チームによって争われる。

[:2-4] かつてはトルネオ・デ・ラ・URBAとトルネオ・デル・インテリオールの上位チームが複数出場していたが、2022シーズン以降は両大会の優勝チームによる1試合のみが行われている。

[5] トルネオ・デ・ラ・URBAの優勝チームはナシオナル・デ・クルベスに出場して、クラブ国内王者を懸けてトルネオ・デル・インテリオールの優勝チームと対戦。

[6] 各地域リーグの上位チームはトルネオ・デル・インテリオールに出場。トルネオ・デル・インテリオールの優勝チームはナシオナル・デ・クルベスに出場して、クラブ国内王者を懸けてトルネオ・デ・ラ・URBAの優勝チームと対戦。

[10] 1932年はレギュラーシーズン1位の3チームによるタイブレークが実施された記録がある。

[11] 2001シーズンはラウンドロビン方式で実施された。

[13] プレーオフトーナメント実施シーズンのみ。

[14] 1899年4月10日にリバープレートラグビー協会が設立。

[15] プレーオフトーナメント方式を採用。

[16] 1900年から1997年までラウンドロビン方式を採用。

[17] 1931年5月にリバープレートラグビー協会がリオ・デ・ラプラタ・ラグビー協会に改称。

[18] 1951年11月にリオ・デ・ラプラタ・ラグビー協会がアルゼンチンラグビー協会（UAR）に改称。

[19] ブエノス・アイレスCRCはブエノス・アイレスFCの優勝回数（8回）を継承する。

[20] ナシオナル・デ・クルベスが創設。トルネオ・デ・ラ・URBAの上位チームが出場。

[21] 1995年12月にブエノスアイレスラグビー協会（URBA）が設立。大会をUARからURBAに移管。

[22] 大会名称がトルネオ・デ・ラ・URBAとなる。

[23] 大会名称がトルネオ・デ・ラ・URBAとなる。

[24] 1998年以降、レギュラーシーズンの上位チームによるプレーオフトーナメント方式を採用。

[25] ラウンドロビン方式を採用。

[26] 最上位リーグがトップ14となる。

[27] 最上位リーグがトップ12となる。

[28] COVID-19パンデミックの影響により大会中止。

[29] COVID-19パンデミック後の特例措置によりトップ13として開催。

[7] El camino del Rugby Argentino Unión Argentina de Rugby

[:1-8] HISTORIA DE LA URBA Unión de Rugby de Buenos Aires

[:0-9] Argentina - URBA - Top 12 The Rugby Archive

[12] Argentina - URBA - Top 12 The Rugby Archive

[注 1]

[注 2]

[注 3]

[注 4]

[注 5]

[注 6]

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[注 7]

[注 8]

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[注 10]

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[注 12]

[注 13]

[注 14]

[注 15]

[注 16]

[注 17]

[注 18]

[注 19]

[注 20]

[注 21]

[注 22]

[注 23]

[注 24]

[注 25]

概要

主な地域リーグ

歴史

参加チーム

歴代優勝チーム

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク