トリニティ湾 (クイーンズランド)
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トリニティ湾 Trinity Bay | |
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位置 | ファー・ノース・クイーンズランド |
座標 | 南緯16度54分 東経145度47分 / 南緯16.900度 東経145.783度 |
種類 | 湾 |
語源 | Trinity Sunday (三位一体主日) |
上位水域 | 珊瑚海 (Coral Sea) |
主な流入 | モスマン川 (Mossman River) |
国 | オーストラリア |
トリニティ湾(トリニティわん、英: Trinity Bay)は、オーストラリアのファー・ノース・クイーンズランド (Far North Queensland) 東岸から珊瑚海 (Coral Sea) にかけての大きな湾である。モスマン川 (Mossman River) が湾に注ぐ。かつて、モルグレイブ川(マルグレーブ川、Mulgrave River)も地質的変化により、さらに南のコンスタンティン港 (Port Constantine) に河口が形成されるまで、トリニティ湾に流入していた[1]。
湾の名は、ジェームズ・クックにより、1770年6月10日、キリスト教の聖日トリニティ・サンデー(Trinity Sunday、三位一体の主日)にちなんで命名された[2]。
湾の南端の都市としてケアンズがある。ケアンズのトリニティ湾沿いには、およそ4キロメートルにわたってエスプラネード (Esplanade) が通り[3]、緑地として整備されている[4]。トリニティ湾およびトリニティ入江 (Trinity Inlet) がケアンズ港 (Cairns seaport) を形成する。湾岸は遠浅で泥質の干潟であり[5]、ケアンズ港もかつてはマングローブ林であった[4]。グラフトン岬(ケープ・グラフトン、Cape Grafton)には、広範囲なマングローブ林が保護されている[6]。
トリニティ湾州立高等学校 (Trinity Bay State High School) がケアンズにある。
脚注
[編集]- ^ Etheridge, Robert; R.L. Jack. The Geology and Paleontology of Queensland and New Guinea. Рипол Классик. p. 122. ISBN 5875780282 2015年9月12日閲覧。
- ^ “Trinity Bay”. Queensland Place Names. The State of Queensland. 2015年9月12日閲覧。
- ^ 松井淳『オーストラリア ケアンズ生き物図鑑』文一総合出版、2008年、92頁。ISBN 978-4-8299-0186-1。
- ^ a b 伊藤生武「オーストラリアの鳥 1. ケアンズ市街地とその周辺」『Birder』第13巻第3号、文一総合出版、1999年3月、58-65頁。
- ^ 日比彰「シギ・チとともに南へ 南へ」『BIRDER』第11巻第10号、文一総合出版、1997年10月、40-42頁。
- ^ Johnson, David (2009). The Geology of Australia. Cambridge University Press. p. 229. ISBN 1107393728