トリニダード・ガバメント鉄道
トリニダード・ガバメント鉄道 | |
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概要 | |
現地表記 | Trinidad Government Railway |
現況 | 廃止 |
所在地 |
トリニダード・トバゴ トリニダード島 |
起終点 |
ポート・オブ・スペイン シパリア |
駅数 | 10駅 |
路線 | 1路線(支線含む) |
運営 | |
開業 | 1876年(ポート・オブ・スペイン - アリマ間) |
延伸 |
1880年(クーバ) 1882年(サン・フェルナンド) 1897年(サングレ・グランデ) 1898年(タバキテ) 1913年(シパリア) |
最終延伸 | 1914年(リオ・クラロ) |
廃止 | 1968年12月28日 |
路線諸元 | |
路線総延長 |
173 km (107 mi)(当初) 約640 km (400 mi)(最大) |
軌間 | 1,435 mm (4 ft 8 1⁄2 in) |
トリニダード政府鉄道(トリニダードせいふてつどう、英: Trinidad Government Railway)は、かつて1876年から1968年12月28日にかけてトリニダード・トバゴのトリニダード島に存在した鉄道会社である。
建設の背景
[編集]トリニダード・トバゴにおける鉄道の歴史は1846年に民営のトリニダード鉄道会社の設立にさかのぼる[1]。
もともとはアリマ とポート・オブ・スペイン を結ぶために建設されたが、1880年にクーバ 、1882年にサン・フェルナンド、1897年にクナポ (現・サングレ・グランデ )、1898年にタバキテ、1913年にシパリア、1914年にリオ・クラロ へと順次延伸され、路線網は最大で173キロメートル (107 mi)に及んだ[2]が、第一次世界大戦後の自動車の出現によりシェアを奪われ、1953年4月から部分廃止が始まり、1968年12月28日をもってトリニダード政府鉄道は完全に廃止された。
駅一覧
[編集]- ポート・オブ・スペイン (Port of Spain) - 終点、中心地および港
- チュナプア - 東の分岐点
- チャグアナス - 南東の分岐点
- ガスパリロ - 分岐点
- サン・フェルナンド (San Fernando) - 南の町
- ペナル (Penal) - 町
- シパリア (Siparia) - 南の終点
車両
[編集]- 蒸気機関車
- ディーゼル機関車
- 気動車
109形2編成4両 - イギリス国鉄から1960年代に譲渡され、全廃まで活躍した。 [3]
廃止後
[編集]廃止後は沿線の大半で線路が撤去されたが、旧ポートオブスペインの駅舎をはじめ、多数の施設が残存する。車両についてはサン・フェルナンド駅跡の近くに最終列車を牽引したキットソン製の11号機が、ハンスレット製のD号機がポートオブスペイン市立博物館で静態保存されている。
2008年4月11日に、2つの新しいトリニダード・ラピッド鉄道 (Trinidad Rapid Railway) の旅客路線の建設が計画され、トリニトレイン (Trinitrain) 協会が選ばれたものの、2010年に計画は中止となった[4]。
脚注
[編集]- ^ “History”. Public Transport Service Corporation on. 2013年10月20日閲覧。
- ^ Anthony, Michael (2001). Historical Dictionary of Trinidad and Tobago. Scarecrow Press, Inc. Lanham, Md., and London. ISBN 0-8108-3173-2
- ^ “トリニダード・トバゴの鉄道”. International Steam. 2021年4月19日閲覧。
- ^ “Trinidad rapid rail consortium confirmed”. Railway Gazette International. (2008年4月11日)