トム・アスピナル
トム・アスピナル[1] | |
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本名 |
トーマス・ポール・アスピナル (Thomas Paul Aspinall)[2] |
生年月日 | 1993年4月11日(31歳) |
出身地 |
イングランド グレーター・マンチェスター・サルフォード |
通称 |
ビッグ・トム[3] (Big Tom) |
国籍 | イングランド |
身長 | 196 cm (6 ft 5 in) |
体重 | 114 kg (251 lb) |
階級 | ヘビー級 |
リーチ | 198 cm (78 in) |
スタイル |
ボクシング ブラジリアン柔術 |
拠点 |
イングランド グレーター・マンチェスター・アサートン |
チーム |
チーム・カオボン アスピナルBJJ |
ランク | ブラジリアン柔術 (黒帯) |
現役期間 | 2014年 - |
総合格闘技記録 | |
試合数 | 18 |
勝利 | 15 |
ノックアウト | 12 |
タップアウト | 3 |
敗戦 | 3 |
ノックアウト | 1 |
タップアウト | 1 |
失格 | 1 |
プロボクシング記録 | |
試合数 | 1 |
勝利 | 1 |
ノックアウト | 1 |
敗戦 | 0 |
アマチュア総合格闘技記録 | |
試合数 | 9 |
勝利 | 9 |
ノックアウト | 4 |
タップアウト | 4 |
敗戦 | 0 |
その他 | |
配偶者 | ユスティナグロ・アスピナル |
子供 | 3人 |
ウェブサイト | https://www.tomaspinall.co.uk/ |
総合格闘技記録 - SHERDOG | |
ボクシング記録 - BoxRec |
トム・アスピナル | ||||||||
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YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2022年2月4日 - | |||||||
登録者数 | 20,8万人 | |||||||
総再生回数 | 30,476,638回 | |||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年11月時点。 |
トム・アスピナル(Tom Aspinall、1993年4月11日 - )は、イギリスの男性総合格闘家。グレーター・マンチェスター・サルフォード出身。チーム・カオボン/アスピナルBJJ所属。現UFC世界ヘビー級暫定王者。UFCパウンド・フォー・パウンド・ランキング8位[4]。
来歴
[編集]ポーランド系イギリス人の家庭に生まれる。父親の影響で7歳から格闘技のトレーニングを始め、レスリングとボクシングを経験。ブラジリアン柔術に転向後は、全英選手権で黒帯以外の全ての帯のクラスで優勝を果たした。その後、父親がチーム・カオボンの柔術インストラクターに就任したことで、本格的に総合格闘技のトレーニングを始めた[5][6]。
総合格闘技
[編集]アマチュア総合格闘技で9戦全勝を飾り、2014年にプロ総合格闘技デビュー。イギリスの団体を主戦場に9戦7勝(6KO・1一本)の戦績を残す。
UFC
[編集]2020年7月26日、UFC初出場となったUFC on ESPN: Whittaker vs. Tillでジェイク・コリアーと対戦し、ボディへの右膝蹴りからワンツーで開始45秒のTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[7]。
2021年2月20日、UFC Fight Night: Blaydes vs. Lewisで元UFC世界ヘビー級王者のアンドレイ・アルロフスキーと対戦し、リアネイキドチョークで2R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]。
2021年9月4日、UFC Fight Night: Brunson vs. Tillでヘビー級ランキング14位のセルゲイ・スピバックと対戦し、右肘打ちでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち。2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[9]。
2022年3月19日、UFC Fight Night: Volkov vs. Aspinallでヘビー級ランキング6位のアレキサンダー・ヴォルコフと対戦し、ストレートアームバーで1R一本勝ち。3試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[10]。
2022年7月23日、UFC Fight Night: Volkov vs. Aspinallでヘビー級ランキング4位のカーティス・ブレイズと対戦し、右ローキックを放った際に右膝を負傷し開始15秒のTKO負けとなった。 試合後の検査で右膝内側側副靭帯と半月板の断裂に加えて前十字靭帯が損傷していることが判明した[11][12]。
2023年7月22日、1年ぶりの復帰戦となったUFC Fight Night: Aspinall vs. Tyburaでヘビー級ランキング10位のマルチン・ティブラと対戦し、右肘打ちから右ストレートでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[13]。
UFC世界王座獲得
[編集]2023年11月11日、UFC 295のUFC世界ヘビー級暫定王座決定戦でヘビー級ランキング2位のセルゲイ・パブロビッチと対戦。右ストレートをテンプルにヒットさせ、効かせたところに再びテンプルへの右ストレートでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。暫定王座獲得に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。当初は同大会で正規王者ジョン・ジョーンズとスティーペ・ミオシッチのUFC世界ヘビー級タイトルマッチが予定されていたが、ジョーンズがスパーリング中に左大胸筋を断裂し欠場したため、タイトルマッチのバックアップファイターであったパブロビッチと大会2週間前のオファーを受けたアスピナルの暫定王座決定戦が組まれた[14]。
2024年7月27日、UFC 304のUFC世界ヘビー級暫定タイトルマッチでヘビー級ランキング4位の挑戦者カーティス・ブレイズと2年ぶりに再戦し、左ジャブでダウンを奪いパウンドで1RKO勝ち。暫定王座の初防衛に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。なお、通常であれば正規王者と暫定王者で王座統一戦が行われるが、正規王者ジョン・ジョーンズがスティーペ・ミオシッチとの対戦を希望しアスピナルとの王座統一戦を拒否したため、UFC 165のヘナン・バラオン対エディ・ワインランド以来、約10年10カ月ぶりとなる暫定王座の防衛戦が行われた[15][16]。
人物・エピソード
[編集]- UFCでの8勝のうち7勝が1R決着であり、UFCにおける最短平均試合時間記録「2分2秒」を保持している[17]。
- 元UFC世界ヘビー級王者のフランク・ミアと容姿が似ており、アスピナルがUFCデビュー戦で勝利した後に、ミアはTwitterで「我が息子よ、家族の一員へようこそ」とツイートした[18]。
- ボクシングの元世界ヘビー級王者タイソン・フューリーのスパーリングパートナーを務めていた時期があり、フューリーの父親のジョン・フューリーはアスピナルについて、総合格闘技とボクシングの両方で世界王座を獲得する最初の人物になるだろうと評価している[19][20]。
- 16歳から1年で、身長が5フィート8インチ(約173センチ)から現在の6フィート5インチ(約196センチ)まで急激に伸びたと語っている[21]。
- 英語とポーランド語の2カ国語を話すことができ、マルチン・ティブラとのフェイスオフではティブラとポーランド語で会話している[22][23]。
- ポーランド出身の妻ユスティナグロとの間に3人の息子をもうけており、息子の1人は自閉症を患っている[24]。
戦績
[編集]プロ総合格闘技
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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18 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
15 勝 | 12 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 敗 | 1 | 1 | 0 | 1 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | カーティス・ブレイズ | 1R 1:00 KO(左ジャブ→パウンド) | UFC 304: Edwards vs. Muhammad 2 【UFC世界ヘビー級暫定タイトルマッチ】 |
2024年7月27日 |
○ | セルゲイ・パブロビッチ | 1R 1:09 KO(右ストレート→パウンド) | UFC 295: Procházka vs. Pereira 【UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦】 |
2023年11月11日 |
○ | マルチン・ティブラ | 1R 1:13 TKO(右ストレート→パウンド) | UFC Fight Night: Aspinall vs. Tybura | 2023年7月22日 |
× | カーティス・ブレイズ | 1R 0:15 TKO(右膝の負傷) | UFC Fight Night: Blaydes vs. Aspinall | 2022年7月23日 |
○ | アレキサンダー・ヴォルコフ | 1R 3:45 ストレートアームバー | UFC Fight Night: Volkov vs. Aspinall | 2022年3月19日 |
○ | セルゲイ・スピバック | 1R 2:30 TKO(右肘打ち→パウンド) | UFC Fight Night: Brunson vs. Till | 2021年9月4日 |
○ | アンドレイ・アルロフスキー | 2R 1:09 リアネイキドチョーク | UFC Fight Night: Blaydes vs. Lewis | 2021年2月20日 |
○ | アラン・ボドウ | 1R 1:35 TKO(パウンド) | UFC Fight Night: Moraes vs. Sandhagen | 2020年10月10日 |
○ | ジェイク・コリアー | 1R 0:45 TKO(右ストレート) | UFC on ESPN 14: Whittaker vs. Till | 2020年7月26日 |
○ | ミカエル・ベン・ハモウダ | 1R 0:56 TKO(右ストレート→パウンド) | Cage Warriors 107 | 2019年9月28日 |
○ | ソフィアン・ブキチョウ | 1R 1:21 TKO(脚の負傷) | Cage Warriors 101 | 2019年2月16日 |
○ | カミル・バゼラック | 1R 1:16 KO(右ストレート) | Full Contact Contender 16 | 2016年6月18日 |
× | ルーク・パロビエック | 2R 3:33 失格(アスピナルの垂直方向の肘打ち) | BAMMA 25 | 2016年5月14日 |
○ | エイドリアン・ラスカック | 1R 1:05 TKO(パウンド) | Full Contact Contender 15 | 2016年3月5日 |
× | ステュアート・オースティン | 2R 3:59 ヒールフック | BAMMA 21 | 2015年6月13日 |
○ | サティシュ・ジャマイ | 1R 0:09 TKO(パンチ連打) | BAMMA 19 | 2015年3月28日 |
○ | リッキー・キング | 1R 0:49 ヒールフック | BAMMA 18 | 2015年2月21日 |
○ | ミハル・ピシュチェク | 1R 0:15 TKO(グラウンドの肘打ち連打) | MMA Versus UK | 2014年12月13日 |
プロボクシング
[編集]プロボクシング 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
1 勝 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
0 敗 | 0 | 0 | 0 |
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2017年7月24日 | ☆ | 1R 1:24 | KO | タマス・バジャス | ハンガリー | ウィゼンショウ・フォーラム |
テンプレート |
アマチュア総合格闘技
[編集]勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | リアム・コーリー | 1R 0:43 肩固め | Shinobi MMA Fight Championships 2 | 2014年5月31日 |
○ | トム・バンケヴィッチ | 1R 0:14 KO(パンチ) | Full Contact Contender 9 【FCCアマチュアヘビー級王座決定戦】 |
2014年3月22日 |
○ | ライアン・ヘネシー | 1R 0:06 KO | Olympian MMA Championships 20 | 2014年3月1日 |
○ | アーロン・コーラン | 1R 1:02 TKO(レフェリーストップ) | Olympian MMA Championships 19 【OMMACアマチュアヘビー級タイトルマッチ】 |
2013年11月30日 |
○ | ショーン・ケニー | 3分3R終了 判定3-0 | Olympian MMA Championships 18 - Retribution 【OMMACアマチュアヘビー級王座決定戦】 |
2013年9月8日 |
○ | クリスチャン・バーチャー | 1R 0:31 肩固め | Olympian MMA Championships 16 - Redemption | 2013年3月2日 |
○ | ダレン・ムーア | 5R 3:00 TKO(レフェリーストップ) | Amateur Fighting Championships 10 【AFCヘビー級王座決定戦】 |
2012年11月3日 |
○ | トーマス・ヴァルクス | 3R 3:00 肩固め | Amateur Fighting Championships 9 | 2012年9月8日 |
○ | アラン・ハーナー | 1R 1:38 ブラボーチョーク | Fight-Stars 3 | 2010年5月23日 |
獲得タイトル
[編集]プロ総合格闘技
[編集]アマチュア総合格闘技
[編集]- FCCアマチュアヘビー級王座(2014年)
- OMMACアマチュアヘビー級王座(2013年)
- AFCヘビー級王座(2012年)
表彰
[編集]- UFCパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(7回)
出典
[編集]- ^ トム・アスピナル UFC 公式サイト
- ^ MIXED MARTIAL ARTS SHOW RESULTS DATE: September 4th, 2021 LOCATION: UFC APEX, Las Vegas boxing.nv.gov 2021年9月4日
- ^ Big Tom has arrived! 😤 #UFC295 UFC on TNT Sports X 2023年11月12日
- ^ [1] UFC公式サイト
- ^ ONE TO WATCH Tom Aspinall is a lightning fast, 6ft 6in heavyweight who made UFC debut on Fight Island, spars with Tyson Fury and trains with Darren Till talkSPORT 2021年2月20日
- ^ Fisticuffs #51 Tom Aspinall Podcasts 2020年5月27日
- ^ UFC Fight Island 3 Results: Tom Aspinall Makes Short Work of Heavyweight Jake Collier Cageside Press 2020年7月25日
- ^ WATCH TOM ASPINALL TAP OUT ANDREI ARLOVSKI | UFC LONDON FREE FIGHT MMA Weekly 2021年3月16日
- ^ Tom Aspinall Downs Sergey Spivak With Elbow, Maintains 100% Finishing Rate – UFC Vegas 36 Results (Highlights) Middle Eazy 2021年9月4日
- ^ UFC Fight Night 204 results: Tom Aspinall submits Alexander Volkov with ease MMA Junkie 2022年3月19日
- ^ Tom Aspinall Suffers Serious Knee Injury vs. Curtis Blaydes at UFC Fight Night Bleacher Report 2022年7月23日
- ^ Tom Aspinall reveals he had successful surgery after tearing his MCL & meniscus and suffering ACL damage BJ.PENN.COM 2022年8月3日
- ^ UFC LONDON: TOM ASPINALL RETURNS IN STYLE WITH STOPPAGE OF MARCIN TYBURA, SETS SIGHTS ON HEAVYWEIGHT CHAMPION JON JONES Eurosport 2023年7月23日
- ^ WATCH: Tom Aspinall Sends Sergey Pavlovich to the Shadow Realm in 69 Seconds on 2 Weeks Notice at UFC 295 EssentiallySports 2023年11月11日
- ^ UFC 304 Results: Edwards vs. Muhammad 2 MMA Fighting 2024年7月27日
- ^ UFC 304 in Manchester to Receive Tom Aspinall vs. Curtis Blaydes 2 as Co-Main Event SHERDOG 2024年5月16日
- ^ Record Book UFC
- ^ Frank Mir Has a Hilarious Tweet For Tom Aspinall After His 45 Sec Knock Out Essentially Sports
- ^ PRAISE UFC London headliner Tom Aspinall trained with Tyson Fury and John Fury once said he will be UFC and heavyweight boxing champion talkSPORT 2022年3月19日
- ^ Tyson Fury Is Rooting For Tom Aspinall At UFC London MMA Planet 2022年3月15日
- ^ Tom Aspinall surprised UFC win over Alexander Volkov was that easy ニューヨーク・ポスト 2022年3月21日
- ^ 🇵🇱 czemu Tom Aspinall 公式Instagram 2021年2月3日
- ^ “Kobe in the Olympics energy” - Tom Aspinall’s Polish trash-talk to Marcin Tybura surprises fans ahead of UFC London showdown sportskeeda 2023年7月18日
- ^ UFC heavyweight world champion Tom Aspinall wants to raise awareness of autism after son's diagnosis ITVX 2023年11月22日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- トム・アスピナル (@tomaspinallofficial) - Instagram
- トム・アスピナル (@AspinallMMA) - X(旧Twitter)
- UFC 選手データ
- ESPN 選手データ
- TAPOLOGY 選手データ
- MMA Junkie 選手データ
- トム・アスピナルの戦績 - SHERDOG
暫定王座決定戦 対戦者 セルゲイ・パブロビッチ |
UFC世界ヘビー級暫定王者 2023年11月11日 - 現在 |
次暫定王者 N/A |