トマス・A・スタイツ
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トーマス・A・スタイツ Thomas A. Steitz | |
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生誕 |
1940年8月23日 アメリカ合衆国 ウィスコンシン州ミルウォーキー |
死没 |
2018年10月9日 (78歳没) アメリカ合衆国 コネチカット州 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究分野 | 細胞生物学 |
研究機関 |
ハワード・ヒューズ医学研究所 イェール大学 |
出身校 |
ウォーワトサ高等学校 ローレンス大学 ハーバード大学 |
主な業績 | 生物結晶学 |
主な受賞歴 |
慶應医学賞(2006年) ガードナー国際賞(2007年) ノーベル化学賞(2009年) |
配偶者 | ジョーン・A・スタイツ |
プロジェクト:人物伝 |
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トマス・アーサー・スタイツ(Thomas Arthur Steitz, 1940年8月23日 - 2018年10月9日)は、アメリカ合衆国の生化学者。イェール大学およびハワード・ヒューズ医学研究所にてスターリング分子生物物理学・生化学教授。2009年、リボソームの構造と機能に関する研究の功績によりノーベル化学賞をヴェンカトラマン・ラマクリシュナン、アダ・ヨナスと共同受賞した[1]。
経歴
[編集]ウィスコンシン州のミルウォーキーに生まれる[1]。学部時代にローレンス大学で化学を学んだ後、ハーバード大学に進学し、1966年には生化学・分子生物学で博士号を取得した。ケンブリッジ大学のMRC分子生物学研究所でジェーン・コフィン・チャイルズ博士研究員職に就任し、1967年から1970年までポスドク研究員として勤務した。また、メイシー・フェローとしてゲッティンゲン大学で1976年から1977年まで研究活動を行った他、1984年から1985年までカリフォルニア工科大学でフェアチャイルド・スカラーとして勤務した[2]。
妻ジョーン・A・スタイツ(en:Joan A. Steitz)もまた、イェール大学のスターリング分子生物物理学・生化学教授を務めている。コネチカット州ブランフォードで死去。
主な受賞歴
[編集]- 1980年 ファイザー酵素化学賞
- 2000年 ローゼンスティール賞
- 2001年 ニューカム・クリーブランド賞
- 2006年 慶應医学賞
- 2007年 ガードナー国際賞 「ペプチジルトランスフェラーゼによる反応がRNA触媒反応であることを突き止めたリボソームの構造機能研究」及び「抗生物質による機能阻害機構の解明」[2]。
- 2009年 ノーベル化学賞
出典
[編集]- ^ a b 2009 Nobel Prize in Chemistry, Nobel Foundation.
- ^ a b Tom Steitz, Thomas Steitz Lab.
論文
[編集]- Steitz, T. A., et. al. "Determination of the Atomic-Resolution Crystal Structure of the Large Subunit from the Ribosome of Haloarcula marismortui;", nsls newsletter, (November 2000).
- Steitz, T. A., et. al. "The Atomic Resolution Crystal Structure of the Large Ribosomal Subunit from Haloarcula marismortui", NSLS Activity Report (2000).
外部リンク
[編集]- Biography and Bibliographic Resources, from the Office of Scientific and Technical Information, United States Department of Energy
- "Inquisitiveness of Milwaukee native leads to a Nobel Prize", The Milwaukee Journal Sentinel.