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トブルク (コルベット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トブルク
基本情報
建造所 ヴォスパーポーツマス
(イギリスの旗 イギリス)
運用者  リビア海軍
艦種 コルベット
級名 ヴォスパーMk.1コルベット
次級 ワディ・ムラク級
(フィンカンティエリ550型)
艦歴
起工 1965年2月22日
進水 1965年7月29日
竣工 1966年3月30日
除籍 1989年
要目
基準排水量 440トン
満載排水量 500トン
全長 54.0 m
8.7 m
吃水 4.0 m
主機 パクスマン・ベンチュラ16 YJCM
ディーゼルエンジン×2基
推進 スクリュープロペラ×2軸
出力 3,800馬力
速力 18ノット
航続距離 2,900海里 (14kt巡航時)
乗員 63名
兵装40口径102mm単装砲×1基
56口径40mm単装機銃×4基
ブローニングM2重機関銃×2挺
・50.8mm照明弾発射機×2基
レーダー 対水上捜索用
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トブルクTobruk, C411)は、リビア海軍コルベットイギリスヴォスパー (Vosper & CompanyMk.1コルベットの設計を採用している[1][2][3]

来歴

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イギリスヴォスパー (Vosper & Companyは、旧イギリス植民地を含む開発途上国への艦船輸出事業に期待して、1960年8月には政府から後援を受けるための交渉に着手していた[3]。まずガーナ海軍 (Ghana NavyがMk.1コルベット2隻を発注し、これはクロマンツェ級コルベットとして1964年より就役を開始した[4]

続いてリビア海軍が砲艦仕様1隻を発注した[3]。これが本艦である[1][2]

設計

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本艦はヴォスパーMk.1コルベットの設計を採用している。これはヴォスパー社とヴィッカース社が共同で開発したものであり[1]モジュール化設計により、汎用型と魚雷艇型、練習艦型と哨戒艦型がファミリー化されて提示されていた[3]

本艦では空調が施されているほか、居住区には迎賓艇任務を想定した艤装がなされている。またフィンスタビライザーも搭載された。基本的な船体設計は先行するクロマンツェ級と同様だが、機関はより低出力のパクスマン・ベンチュラ16 YJCMディーゼルエンジンが搭載された [1][2]

出典

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  1. ^ a b c d Moore 1975, p. 225.
  2. ^ a b c Gardiner 1996, p. 256.
  3. ^ a b c d Friedman 2012, pp. 196–217.
  4. ^ Gardiner 1996, p. 157.

参考文献

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  • Friedman, Norman (2012). British Destroyers & Frigates - The Second World War & After. Naval Institute Press. ISBN 978-1591149545 
  • Gardiner, Robert (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. ISBN 978-1557501325 
  • Moore, John E. (1975). Jane's Fighting Ships 1974-1975. Watts. ASIN B000NHY68W 
  • Sharpe, Richard (1989). Jane's Fighting Ships 1989-90. Janes Information Group. ISBN 978-0710608864 

関連項目

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