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トゲモモヘビクビガメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トゲモモヘビクビガメ
トゲモモヘビクビガメ
トゲモモヘビクビガメ Acanthochelys pallidipectoris
保全状況評価[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 曲頸亜目 Pleurodira
: ヘビクビガメ科 Chelidae
: トゲヘビクビガメ属 Acanthochelys
: トゲモモヘビクビガメ
A. pallidipectoris
学名
Acanthochelys pallidipectoris
(Freiberg, 1945)
シノニム

Platemys pallidipectoris
Freiberg, 1945

和名
トゲモモヘビクビガメ
英名
Chaco side-necked turtle

トゲモモヘビクビガメ(棘腿蛇首亀、学名Acanthochelys pallidipectoris)は、ヘビクビガメ科トゲヘビクビガメ属に分類されるカメ

分布

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アルゼンチン北部、パラグアイ南西部

形態

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最大甲長17.5cm。背甲の色彩は黄褐色や灰褐色、暗褐色一色。腹甲の色彩は黄色で、甲板の継ぎ目(シーム)に沿って不規則な暗色の斑紋が入る。

頭部背面の色彩は緑褐色や灰褐色。後肢と尾の間に棘状の鱗が並ぶのがトゲヘビクビガメ属の構成種共通の形態だが、そのうち特に左右1つずつ棘状鱗が発達することが和名の由来。

生態

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グランチャコにある底質が泥で水深の浅い流れの緩やかな河川湿地などに生息する。水棲傾向が強いが、夜間に上陸することもある。

食性は動物食で、昆虫類魚類、カエルの幼生などを食べる。

繁殖形態は卵生。飼育下では1回に2-5個の卵を年に1-2回に分けて産んだ例がある。

人間との関係

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生息地における個体密度は低いとされ、生息地でも見られることはまれとされる。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通はまれだが、飼育下繁殖個体が流通した例もある。

出典

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、126、274頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、166頁。
  • aLiVe 「CLOSE UP CREEPERS -注目の爬虫両生類-」『クリーパー』第17号、クリーパー社、2003年、60、92頁。
  • 海老沼剛 『水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、76頁。
  • 安川雄一郎 「曲頸類総覧 (後編)」『クリーパー』第25号、クリーパー社、2005年、22-23頁。

関連項目

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外部リンク

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