コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

トキハシゲリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トキハシゲリ科から転送)
トキハシゲリ
トキハシゲリ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: トキハシゲリ科 Ibidorhynchidae
: トキハシゲリ属 Ibidorhyncha
: トキハシゲリ I.struthersii
学名
Ibidorhyncha struthersii
(Vigors, 1832)
和名
トキハシゲリ
英名
Ibisbill

トキハシゲリ(朱鷺嘴鳧、学名:Ibidorhyncha struthersii)は、チドリ目トキハシゲリ科に分類される鳥類の一種である。本種のみでトキハシゲリ科、トキハシケリ属を形成する。

分布

[編集]

トルキスタン西部から中国西部までのユーラシア大陸の中央部に分布する。 標高1,700 ‐ 4,400 m (5,600 ‐ 14,400 フィート) の川沿いに生息するが、500 m (1,600 フィート)の低地で繁殖した例もある[1]

生態

[編集]

山地の小河川沿いの土手や、山の尾根の砂利場の地上の窪みに産卵する。通常そのまま産卵するが、窪みの中に小石を敷くこともある。1腹4個の卵を産む。

川底の石の下にくちばしを入れて、昆虫や小魚を探し出して食べる[2]

分類

[編集]

近縁種は不明。そのため、1種で独立科とされることが多い。

ミヤコドリソリハシセイタカシギに近いとする説もある。

脚注

[編集]
  1. ^ Knystautas, A. J. (1996). “Family Ibidorhynchidae (Ibisbill)”. In Josep, del Hoyo; Elliot, Alan; Sargatal, Jordi. Handbook of the Birds of the World. Volume 3, Hoatzin to Auks. Barcelona: Lynx Edicions. pp. 326–331. ISBN 84-87334-20-2 
  2. ^ Hayman, Peter; Marchant, John; Prater, Tony (1986). Shorebirds: an identification guide to the waders of the world. Boston: Houghton Mifflin. pp. 231. ISBN 0-395-60237-8 

参考文献

[編集]
  • マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修、『世界「鳥の卵」図鑑』、新樹社、2006年、102頁

外部リンク

[編集]