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デヴィルズ・プレイグラウンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『デヴィルズ・プレイグラウンド』
ビリー・アイドルスタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州グレンデール ジャングルルーム、カリフォルニア州ハリウッド サンセット・サウンド[1]
ジャンル ロックハードロック
時間
レーベル サンクチュアリ・レコード
プロデュース キース・フォーシー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 15位(ドイツ[2]
  • 32位(スイス[3]
  • 34位(オーストリア[4]
  • 40位(スウェーデン[5]
  • 46位(アメリカ[6]
  • 51位(イタリア[7]
  • 78位(イギリス[8]
  • 105位(フランス[9]
  • ビリー・アイドル アルバム 年表
    VH1 Storytellers
    (2002年)
    デヴィルズ・プレイグラウンド
    (2005年)
    Happy Holidays
    (2006年)
    テンプレートを表示

    デヴィルズ・プレイグラウンド』(Devil's Playground)は、イングランド出身のロック・ボーカリスト、ビリー・アイドル2005年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。純粋な新作アルバムとしては『サイバーパンク』(1993年)以来12年ぶりの作品で、新たに契約を得たサンクチュアリ・レコードから発売された[10]

    背景

    [編集]

    アイドルは2002年発売のライヴ・アルバム『VH1 Storytellers』において、かつての盟友スティーヴ・スティーヴンスと再び共演した[11]。そして、本作ではスティーヴンスに加えて、かつての共同作業者であるプロデューサー、キース・フォーシーも迎えられた[12]

    オジー・オズボーン・バンドのブライアン・ティッシーが、ドラムスの演奏に加えて8曲のソングライティングにも貢献した[13]。ティッシーによれば、以前アイドルのバンドのドラマーだったマーク・シュルマンが、スティーヴィー・ニックスからのオファーを受けたため離脱し、ティッシーに声をかけて自分の後任に推薦したという[13]

    反響・評価

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    アメリカでは5週にわたってBillboard 200入りし、最高46位を記録した[6]。アイドルの母国イギリスでは大きな最高に至らず、2005年4月2日付の全英アルバムチャートで78位を記録するが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[8]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「信頼できる相棒のギタリスト、スティーヴ・スティーヴンスを従えて、アイドルは一部のバラードでさえも、決して滑らかになることなく大声をあげている」と評している[14]。また、ロブ・シェフィールドは2005年3月24日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中3点を付け「アイドルはここで、成熟、不安定な世界情勢、人生の意味に対して想いを馳せることもある。しかし幸いにも、彼の一番の関心事は若年のヘッドバンガー達と共に淫らなセックスについて歌うことであり、その意味で彼は今なおビリー・アイドルなのだ」と評している[12]

    収録曲

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    特記なき楽曲はビリー・アイドルとブライアン・ティッシーの共作。

    1. スーパー・オーヴァードライヴ - "Super Overdrive" - 4:18
    2. ワールド・カミン・ダウン - "World Comin' Down" - 3:33
    3. ラット・レース - "Rat Race" (Billy Idol, Steve Stevens) - 4:17
    4. シェリー - "Sherri" (B. Idol) - 3:17
    5. プラスティック・ジーザス - "Plastic Jesus" (Ed Rush, George Cromarty) - 4:53
    6. スクリーム - "Scream" - 4:42
    7. イェリン・アット・ザ・クリスマス・トゥリー - "Yellin' at the Xmas Tree" - 4:14
    8. ロミオズ・ウェイティング - "Romeo's Waiting" (B. Idol, S. Stevens) - 3:42
    9. ボディ・スナッチャー - "Body Snatcher" - 3:57
    10. イーヴル・アイ - "Evil Eye" - 4:32
    11. レイディ・ドゥ・オア・ダイ - "Lady Do or Die" - 4:37
    12. チェリー - "Cherie" - 3:47
    13. サマー・ラニング - "Summer Running" (B. Idol, S. Stevens) - 4:33

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. ブリーディング・ミー・インセイン - "Bleeding Me Insane" - 4:31

    参加ミュージシャン

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    脚注・出典

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    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ Offizielle Deutsche Charts
    3. ^ Billy Idol - Devil's Playground - hitparade.ch
    4. ^ Billy Idol - Devil's Playground - austriancharts.at
    5. ^ swedishcharts.com - Billy Idol - Devil's Playground
    6. ^ a b Billy Idol Devil's Playground Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年5月7日閲覧。
    7. ^ italiancharts.com italiancharts.com - Billy Idol - Devil's Playground
    8. ^ a b BILLY IDOL | full Offiiclal Chart History | Official Chart Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    9. ^ lescharts.com - Billy Idol - Devil's Playground
    10. ^ Prato, Greg. “Billy Idol - Biography & History”. AllMusic. 2019年5月7日閲覧。
    11. ^ Vincent, Alyssa (2012年9月20日). “STEVE STEVENS Talks About Teaching Billy Idol Hits On Jamplay - "You Have To Have A Natural Love Of The Instrument"”. Bravewords. 2019年5月7日閲覧。
    12. ^ a b Sheffield, Rob (2005年3月24日). “Devil's Playground”. Rolling Stone. 2019年5月7日閲覧。
    13. ^ a b Amendola, Billy (2005年9月). “Brian Tichy”. Modern Drummer. 2019年5月7日閲覧。
    14. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Devil's Playground - Billy Idol”. AllMusic. 2019年5月7日閲覧。