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デューン (香水)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デューン(Dune)
クリスチャン・ディオールによる香水
種類女性用香水
発売1991
ラベルParfums Christian Dior
フランカーデューンプールオム, 1997

デューン: Dune)は、パルファン・クリスチャン・ディオールen:Parfums Christian Dior)から1991年に発売された女性用の香水である[1]

調香師のジャン・ルイ・シュザック(Jean-Louis Sieuzac)とモーリス・ロジェ(Maurice Roger)によって作られた[2]。別の調香師が香水の知的財産権を主張したため論争が起こり、フランスの破毀院で裁判にかけられた[2]

デューンは砂丘を意味し[3]クリスチャン・ディオールの生誕の地である「海と陸が出会う場所」グランヴィルをオマージュしているという[4]

オークモス、アンバー、ホワイトリリーひなげしなどが用いられた香調は新しく、オセアニックフローラルというノート名(en:Note_(perfumery))が付けられ、その後にブームとなるオゾンノート、マリンノートといった自然派フレグランスのルーツともいえるという[3]

日本ではデューンは1992年に発売され、国内では初とされるセントストリップ(香りつき広告)を展開した[3]

1997年にはディオールから男性向けのフランカー(en:Flanker (perfume))としてデューンプールオム(Dune Pour Homme)が発売された[5]。調香はジャン・ピエール・ベチュアール(Jean-Pierre Bethouart)による[6][注釈 1]

脚注

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注釈

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  1. ^ 調香師をオリヴィエ・クレスプ(en:Olivier Cresp)としている資料もある[7]

出典

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  1. ^ “Fighting to Get on the Perfume Shelf” (英語). The New York Times. (1991年11月9日). https://www.nytimes.com/1991/11/09/business/fighting-to-get-on-the-perfume-shelf.html 2013年10月18日閲覧。 
  2. ^ a b “Is a Scent Like a Song? Oui and Non” (英語). The New York Times. (2006年7月13日). https://www.nytimes.com/2006/07/13/fashion/thursdaystyles/13skin.html?pagewanted=2&_r=0 2013年10月18日閲覧。 
  3. ^ a b c éf編集部 編『「似合う香り」と出会う本』、主婦の友社、1995年、ISBN 4072165859、116-117頁
  4. ^ Discover Dune” (英語). dior.com. Christian Dior S.A.. 2013年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月19日閲覧。
  5. ^ Dune pour Homme” (英語). dior.com. Dior. 2013年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月19日閲覧。
  6. ^ “Glücksduft, unisex” (ドイツ語). Salzburger Nachrichten. (2007年3月3日). http://www.salzburg.com/sn/wochenschau/artikel/3092124.html 2013年10月19日閲覧。 
  7. ^ Dune Pour Homme by Christian Dior, 1997 - Basenotes - ウェイバックマシン(2013年10月19日アーカイブ分)

関連項目

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外部リンク

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