デビュー (ビョークのアルバム)
『デビュー』 | ||||
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ビョーク の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | アート・ポップ、エレクトロ・ポップ、オルタナティヴ・ダンス | |||
レーベル | ワン・リトル・インディアン | |||
プロデュース | ネリー・フーパー、ビョーク | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ビョーク アルバム 年表 | ||||
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『デビュー』(Debut)は、アイスランド出身のミュージシャン、ビョークが1993年に発表した、個人名義では2作目のスタジオ・アルバム。シュガーキューブスの解散後、ソロ名義での再出発となった作品で、ビョークのソロ・アルバムとしては初めて国際的に発売された。
元ソウル・II・ソウルのネリー・フーパーが収録曲の大半をプロデュースしており、「ライク・サムワン・イン・ラヴ」はビョークとフーパーの共同プロデュースで、「アンカー・ソング」と日本盤ボーナス・トラック「アトランティック」はビョークが単独でプロデュースした[13]。
日本盤やインターナショナル盤には、後にシングル曲「プレイ・デッド」も追加収録された。同曲のプロデュースはDavid Arnold、Danny Cannon、Tim Simenonによる[14]。
評価
[編集]イギリスでは1993年7月17日付の全英アルバムチャートに3位で初登場して、1994年にも2週連続で3位に達し、61週連続でトップ100圏内にとどまる大ヒットを記録した[15]。また、1994年2月14日に開催されたブリット・アワードでは、ビョークが「Best International Female」賞と「Best International Newcomer」賞を受賞した[16]。
アメリカでは、1993年8月22日付の『ニューヨーク・タイムズ』紙で「ジャズへの愛とレイヴへの情熱を融合させた」と評され[17]、総合チャートのBillboard 200では61位、『ビルボード』誌のヒートシーカーズ・チャートでは1位に達した[11]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はビョーク作。
- ヒューマン・ビヘイヴィアー - "Human Behaviour" (Björk, Nellee Hooper) - 4:12
- 泣きぬれて - "Crying" (Björk, N. Hooper) - 4:51
- 少年ヴィーナス - "Venus as a Boy" - 4:42
- ライフ・ザン・ディス - "There's More to Life Than This" (Björk, N. Hooper) - 3:17
- ライク・サムワン・イン・ラヴ - "Like Someone in Love" (Johnny Burke, James Van Heusen) - 4:37
- ビッグ・タイム・センシュアリティ - "Big Time Sensuality" (Björk, N. Hooper) - 3:56
- ある日 - "One Day" - 5:15
- 飛行機 - "Aeroplane" - 4:02
- 来て… - "Come to Me" - 4:55
- ヴァイオレントリー・ハッピー - "Violently Happy" (Björk, N. Hooper) - 4:59
- アンカー・ソング - "The Anchor Song" - 3:36
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- アトランティック - "Atlantic" - 2:04
- プレイ・デッド - "Play Dead" (Björk, David Arnold, Jah Wobble) - 3:58
シングル
[編集]本作からのシングルのチャート最高順位を示す。
タイトル | チャート | 最高順位 |
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ヒューマン・ビヘイヴィアー | イギリス[2] | 36 |
オランダ[18] | 35 | |
スウェーデン[19] | 29 | |
少年ヴィーナス | イギリス[2] | 29 |
スウェーデン[19] | 39 | |
プレイ・デッド | オランダ[18] | 11 |
スウェーデン[19] | 7 | |
ノルウェー[20] | 10 | |
ビッグ・タイム・センシュアリティ | アメリカ[11] | 88 |
イギリス[2] | 17 | |
オランダ[18] | 24 | |
ヴァイオレントリー・ハッピー | イギリス[2] | 13 |
フランス[21] | 31 |
参加ミュージシャン
[編集]- ビョーク - ボーカル、キーボード、ブラス・アレンジ
- マリウス・デ・ヴライス - キーボード、プログラミング
- ポール・ウォーラー - キーボード、プログラミング
- マーティン・ヴァーゴ - キーボード、プログラミング
- ゲイリー・ヒューズ - ハモンドオルガン、キーボード、プログラミング
- ジョン・マリソン - ギター
- ルイ・ジャーディム - ベース、ドラムス、パーカッション
- ブルース・スミス - ドラムス、パーカッション
- ネリー・フーパー - ドラムス、パーカッション
- コーキー・ヘイル - ハープ
- タルヴィン・シン - タブラ
- Sureh Sathe - ストリングス・アレンジ
- オリヴァー・レイク - ブラス・アレンジ
- Jhelisa Anderson - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ swedishcharts.com - Björk - Debut
- ^ a b c d e ChartArchive - Björk
- ^ dutchcharts.nl - Björk - Debut
- ^ charts.org.nz - Björk - Debut
- ^ norwegiancharts.com - Björk - Debut
- ^ australian-charts.com - Björk - Debut
- ^ Björk - Debut - hitparade.ch
- ^ musicline.de
- ^ lescharts.com - Björk - Debut
- ^ Björk - Debut - austriancharts.at
- ^ a b c Debut - Björk | AllMusic - Awards
- ^ ORICON STYLE
- ^ 日本盤CD(POCP-1400)ブックレットp.10
- ^ Björk And David Arnold - Play Dead (CD) at Discogs
- ^ ChartArchive - Bjork - Debut
- ^ Bjork | The BRIT Awards Archived 2013年10月12日, at the Wayback Machine.
- ^ RECORDING VIEW: Jazzy Love Songs Tinged With an Oceanic Feeling - New York Times
- ^ a b c dutchcharts.nl - Discography Björk
- ^ a b c swedishcharts.com - Discography Björk
- ^ norwegiancharts.com - Discography Björk
- ^ lescharts.com - Discographie Björk